GWに行くケアンズ　６日間の旅(キュランダと動物編)

2012/04/30 - 2012/05/02

ゴールデンウィークにケアンズ旅行に行ってまいりました。
直前の４月に勤務地の異動があり、当初５月１・２日は勤務日だったので、さすがに異動後１ヶ月では休めないな、と思って国内で過ごそうかと考えていましたが、異動先の方針でこの２日間は年休奨励日として、休める人は休もうとなったので、３週間前になって急遽９連休ががら空きになってしまいました(苦笑)。
そのため、ＧＷ直前でまだ空いていて、かつ安く行ける場所として急遽ケアンズ旅行を決定しました。本当に直前のため安く、サーチャージ込みで約１０万円。もちろん食事も何も入っていませんが、最初聞いたとき、あまりの安さにえっ？という感じでしたが、大急ぎで荷物をまとめ、出発しました。

オーストラリアは１０年近く前にシドニーに行ったことはありましたが、ケアンズは初めてです。
ここには２つの世界遺産があるため、いつもとは趣を変えて、山の世界遺産キュランダと動物編と、海の世界遺産グレートバリアリーフ編の２編に分けてお送りします。
それではまずはキュランダと動物編からです。

エリア マリーバ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船 飛行機
• 航空会社: ジェットスター航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

ケアンズへはジェットスター航空で成田から７時間。
成田を夜の１０時発ですが、ケアンズへの到着は翌朝の朝５時。今までの経験上、とても活動できる状況ではありませんので、到着日は予定を入れず、ホテルのアーリーチェックインをお願いしておきました。
到着日は大雨。ケアンズは熱帯に属して雨が多いということですが、先が思いやられました。そのため当初の予定通り、初日は町に出てオプショナルの予約だけをとり、後はホテルに帰って休むことにしました。

翌朝起きると、見事な快晴です。

ケアンズでの宿泊はノボテル・オアシス・リゾートに４泊です。町の中心部からも近く好立地のホテルで、中庭にはプールがあり、リゾート感がいっぱいです。

２日目はまずキュランダ村へ、キュランダ鉄道に乗って向かうことにしました。

まず、ケアンズから出発地となるフレッシュ・ウォーター駅へバスで移動しました。
ＧＷということもあり、キュランダ鉄道は日本人でいっぱいで、前後３両は日本人のツアー客で貸切状態でした。

このキュランダ鉄道は長く世界の車窓からのオープニングを務めていたということで、日本人でも知っている人が多いでしょう。
当初は林材や鉱石の運搬用に作られたようですが、周囲の景色の良さから今では世界遺産の中を走る観光鉄道として使われています。

鉄道は最初はのどかなサトウキビ畑の中を走り、徐々に熱帯雨林の中にさしかかってきます。

途中、一箇所だけバロンフォールズという駅に停まりますが、ここはバロン川の滝を見るための観光駅で、乗客が乗降するための駅ではありません。乗客の観光用に10分ほど停車し、全員乗ったらまた出発します。

そうこうしているうちに、無事キュランダ村につきました。
所要時間は約１時間半ほどですが、観光列車のため途中ゆっくりと走りますので、到着が１５分ほど遅れてしまいました。次のオプショナルのアーミーダックの乗車まで３０分の余裕を見ていたのですが、そのせいで乗り遅れました。
とは言っても、現地の人はのんきなもので、皆遅れているから大丈夫だよ。とのんびりしています。もちろん簡単に次の便に振り替えてくれました。
こういうところはやはり欧米流です。

そのアーミーダックとはレインフォレスト・ステーションという場所から発着する水陸両用車で、熱帯雨林の中を探検するという触れ込みでした。
車の中では運転手さんが周囲のは植物の案内をしてくれますが、英語なので全く分からず、回りの欧米人が笑ってますので、ジョークを言っているのだなというのが残念ながら分かった程度でした。

ご覧のように水上も船となって進むことができますが、沼部に来たときに突然の大雨が。だからレインフォレストなんだという説明でした。さすが熱帯雨林。
しかし、このアトラクションは決められた道をゆっくり進むだけで、正直期待はずれでした。

その後は動物探検ツアーに合流して、まずは草原地帯の巨大蟻塚を見に行きました。
ナショナルジオグラフィックＴＶで昔見たことがありますが、隣の人と比べてわかるようにとても大きいです。
蟻塚の隣の緑色の服を着ている人が、ガイドさんなのですが、蟻塚をほじっているところです。

で、その拡大写真がこれですが、原住民のアボリジニはこの蟻(シロアリの一種)を薬として食用したとのことで、ガイドさんが試しに食べてみてくださいとのことです。
話の種だからと、噛まれる心配をしながら食べてみると、凄く青臭い。。（ガイドさん曰く、パセリの味だそうです)。
とても小さいですが後まで口の中に味が残って、勘弁してくれ〜。という感じです。
確かに話の種にはなりますが、もういいです。

次いで、マリーバにてワラビーに餌付けをしました。
当初カンガルーとワラビーの違いが分かりませんでしたが、ガイドさんの話では、大きさのほか、カンガルーは尻尾をばねにして飛び跳ねるが、ワラビーは足の力だけで跳ねると言っていました。後で見比べましたが、確かにそのとおりです。
なお、このワラビーはマリーバ・ロック・ワラビーと言って、ここにしか住んでいない希少種だそうですが、保護活動でなんとか100頭を越えるまで増加したとのことでした。とてもかわいかったです。

その後、動物を探しながら、カーテンフィグツリーを見に行きました。カーテンフィグツリーは日本語に訳すと、絞め殺しのイチジクとのことで、なんとも物騒な名前ですが、写真のように親木に蔦を絡ませ絞め殺してしまうところから名づけられています。
ご覧のように地面までカーテンのように根をはわせ、いかにも熱帯雨林の大木といった風格を漂わせていました。

夕方となり、カモノハシ探しに行きました。
カモノハシはオーストラリアにしか住んでいない希少動物で、こうしたツアーでも見れる確率は５割程度ということでした。
とても臆病な性質ということで、このようなのどかな川をツアー客全員で探して静かに歩きます。

と、ガイドさんがあちらにいると指差しました。ちょうど対岸のため、非常に小さく、最大望遠(６倍)でもこの程度です。
でも、何度も潜ったり浮かび上がったりを繰り返していたので、ツアー客全員が見ることができました。
しかし、写真で見てもほとんど分からず、まるでＵＭＡ写真のようです(笑)。

夕食はＢＢＱディナーです。
ＢＢＱの途中で、カンガルーとワニの肉の試食がありました。
写真の白いほうがワニの肉で、茶色いほうがカンガルーの肉です。ある程度予想はしていましたが、普通の味でした。

ＢＢＱの場所にはオポッサムやワラビーが餌付けされていて、頻繁に食べに来ていました。ちなみに食べているのは上の肉ではありません(笑)。

最後に夜の森を探検しましたが、ＧＷ中のツアーということで、人が多すぎて探検どころではありませんでした。全部で５０人近い大人数であったため最後尾の人を待つだけで大変です。こうしたツアーは少人数でなければさすがに無理でしょう。
写真は見事に擬態しているトカゲですが、見つけられても動くとばれると思って微動だにしません。これを見つけるガイドもある意味凄いです。

続いて少しとんで４日目になりますが、ケアンズ・トロピカル・ズーに行きました。

オーストラリアと言えばコアラ抱っこだろうと言うことで、ケアンズ近郊には幾つか動物園がありますが、一番施設の整ってそうなここにしました。

ここもＧＷということで、日本人観光客が多く、しかも皆コアラ抱っこツアーなので、待ち時間だけでも30分近くかかり、流れ作業状態でした。
写真を撮って渡すまで30秒程度、あまりコアラの感触を感じる時間もありません。

抱っこはあっという間でしたが、その後の餌付けは面白かったです。ユーカリの葉を目の前に出すと、お腹がすいているのか、くれくれとひったくるように奪って行きました(笑)。

暑さのせいか大半のコアラは寝ています。
ガイドの話では、ユーカリにはカロリーがないため、食べるとき以外はほとんど寝て体力の消耗を減らしているとのことでした。
とは言え、この動物園には多くのコアラがいるため、寝ている姿もかわいいし、見ていて飽きませんでした。

この動物園では、他にも日替わりで動物抱っこ体験があります。
この日は写真のとおり子ワニで、口も閉じられているので怖くはありませんが、微妙な体験です。
ワニの感触はもちろんワニ皮でした(笑)。

カンガルーにも餌付けしました。
ここで先ほどのワラビーとの違いもよく分かりました。

この動物園は午後半日ツアーにしましたが、コアラ舎での待ち時間も長く、４時には閉園となってしまうので、全部を見る時間はありませんでした。
ワラビーやカンガルーのほか、ウォンバットや珍しい動物も多く、ワニや野鳥のショーもあり、もっと時間をとっても良かったです。

その後、時間が余ったからだと思いますが、ツアーはケアンズ植物園に行きました。
熱帯雨林特有の貴重な草花が見れますが、キュランダでいろいろ見てきましたので特に目新しさはありませんでした。

以上、いかにもオーストラリアな動物たちでしたが、コアラはともかくカンガルーやワラビーは当たり前に道の脇にいたりします。
そしてやはりオーストラリアでは、コアラは外せませんね。
野生動物探検ツアーより動物園のほうが見やすくて楽ですが、探検ツアーはもっと空いている時期ならもっと楽しいかもしれません。

山の世界遺産編は以上で、次は海の世界遺産編です。

この旅行記へのコメント （4）

• ucchilさん 2012/12/08 17:54:32

  はじめまして。

  旅行記にご訪問＆投票ありがとうございました。
  
  私は15年前(?)にケアンズ、そしてシドニーに行った事があり、
  なつかしいな〜と旅行記拝見させて頂きました。
  夏休みに行ったので、寒かったのを覚えています。
  
  これからも旅行記楽しみにしています。
  私も昔の旅行も随時UPしていきますので、お時間のある時に
  是非見てください。
  
  

  massiさん からの返信 2012/12/09 10:39:07

  RE: はじめまして。

  こんにちは〜。
  
  先々週まで中欧のクリスマスマーケットに行ってきたのですが、ドイツもいきたかったので、いろいろ拝見させていただいておりました。
  実は私も新婚旅行が2008年で、その時の候補が?イタリア、?フランス(パリ・モンサンミッシェル)、?ロマンチック街道、?中欧で、結局イタリアにしましたが、その後順調に攻めて残るはドイツのみになりました。
  １１月はドイツのクリスマスマーケットが開かれていないということと、ノイシュバンシュタイン城は春のほうがよさそうかな〜、ということで中欧にしましたが、雪の風景も良いですね〜。いつか行ってみたいものです。
  
  オーストラリアも私もシドニーに行って以来20年ぶりくらいでしたが、ケアンズはジェットスター効果か、働いている人も含めて日本人が凄く多かったのが印象的でした。
  でも10万円くらいの値段で世界遺産の海と山を堪能できるというのは凄くお得ですね。
  
  ともあれ、こちらこそ今後も参考にさせていただきたく、よろしくお願いします。

• piggy☆さん 2012/07/15 23:18:29

  はじめまして。

  こんばんは！massiさん。
  piggy☆と申します。
  
  私の旅行記にもご訪問と投票していただいてありがとうございます♪
  ケアンズの旅の旅行記、前半と後半と何回も見させて頂いてます（＾ｖ＾）
  お天気もよくて、とてもきれいな写真ですね！
  青が鮮やかで素敵です♪
  実は秋にケアンズ６日間の旅行に行く予定なので、非常に参考にさせて頂いております！
  私が旅行するときも、あんな空だといいのですが…。
  
  グレートバリアーリーフの遊覧飛行は、お値段もするので諦めようと思っていたのですが、massiさんの旅行記を拝見したら、これはもう絶対はずせない！と心に決め、一緒に行く友人もなんとか説得する予定です。笑
  たくさんクチコミも書いていらっしゃるので、悩んだらまずmassiさんのクチコミを見ています（＾ｕ＾）
  旅行中は日程も限られているし、コアラは近場の動物園でいいかな〜と思っていましたが、やっぱりトロピカルズーの方がよさそうですね！
  また何度も訪問させて頂くと思いますので、よろしくお願いします♪

  piggy☆さん からの返信 2012/07/15 23:35:47

  RE: 失礼しました

  piggy☆です。
  はじめましてではなく、すでにmassiさんからメッセージを頂いておりました…。
  大変失礼しました＞＜