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サンクトペテルブルクを往復するようになって5年になるが、メロディを重視するロシア音楽のメッカで、その対局にあると思われる重厚ないわゆるドイツ物、ことに私にとって最も重要な作曲家であるブルックナーとワーグナーが演奏される機会が明らかに増加している。ロシアで聴いた最近の、この2人の大作曲家の演奏会の印象をまとめてメモしておこうと思う。<br /><br />直近では、2月22日にゲルギエフが手兵マリインスキー歌劇場管弦楽団を率いて、ワーグナーの4部作「リング」のうち、序夜「ラインの黄金」をコンサート形式で演奏した。私はマリインスキー劇場で彼のオペラ公演を2008年に見ているが、細部に不満があるとは言え、総じて素晴らしい、と言ってもいいと思う。ロシアにおいてのワーグナー公演は彼が一人でリードしている。<br />http://4travel.jp/traveler/hank4881/album/10713149/<br /><br />今回の演奏会形式による公演は、オーケストラを好んで聴く者にはむしろより面白い。オケの奏者がどんなことをしているのか、オペラ会場のオケピットでは見ることのできない風景をつぶさに観察することができる。ワーグナー指定の編成を縮小してはいるが、想像以上に凄まじい大音量だ。この小振りのコンサートホールでは、激しい打楽器の打撃音はホールの最後部の席で聴いてもかなりうるさい。近くに座っていた子供は耳を塞いでいた。<br /><br />贅沢な不満ではあるが、チケットは最後部の席で800ルーブル(約2000円)と格安で、子供連れも気軽に聴きに来ることができる。そのために、子供達の声や聴衆の携帯電話の雑音はかなりひどい。しかしゲルギエフは雑音などおかまい無しに、3時間弱の全曲を全く休憩なしで振り続けた。連日の公演日程が続いているなかで、超人的な活動という他ない。<br /><br />蛇足であるが、昨年10月には現在最高峰のワーグナーと言われているバレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場のヴァルキューレを観た。オケ、歌手陣いずれも申し分のない上演だ。さすがにこの両者を比較した場合、ベルリンに軍配が上がる。しかし、いずれも横綱相撲の僅差の判定での軍配、と言うべきであろう。<br /><br />次にブルックナーであるが、私はブルックナーの演奏には注文をつける。過去に実演を聴いたブルックナー指揮者と呼ばれる指揮者たち、例えばヴァント、ヨッフム、ブロムシュテット、サヴァリッシュ、朝比奈、そしてCDで聴くカラヤンやベームもそうだが、共通した演奏スタイルがある。それは、決して急激にテンポを揺らしたり、過度なクレッシェンドなどはせず、常に冷静で、オルガン的な響きを崩さない。そしてクライマックスでも金管は突出せず、常に弦楽器が消されることなく、打楽器は随所に強烈なパワーを放出しなくてはならない。その意味で、例えばヴァントとカラヤンの解釈は意外なほど共通点が多い。ついでに言えば、視覚的にもでっぷりとした鈍重な指揮姿は見たくない。<br /><br />6月4日にサンクトペテルブルクフィルの定期演奏会にシナイスキーが登場、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」とブルックナーの交響曲第9番というプログラムの、本番前日のリハーサルと本番を聴いた。シナイスキーは日本でも度々客演しており、ロシア物の評価は高い。ブルックナーについてはあまり期待はしていなかったが、なかなか正当的な解釈で、少なくとも違和感はなかった。もちろんムラヴィンスキー時代から繰り返しブルックナーを演奏しているこのオケだけに、ハズレの指揮者が客演するはずがない。また、メタモルフォーゼンのリハーサルはかなり熱く、破壊されたミュンヘンを悼むシュトラウスの叫びが聞こえてきた。<br /><br />10月3日にはモスクワ放送交響楽団がパヴェル・コーガンの指揮で客演し、ブルックナーの8番を演奏した。この曲はホルンが8人必要であり、ワーグナーチューバと持ち替える。この日はベルリンフィルの4人のホルン奏者をゲストに迎え、最初にシューマンの4つのホルンをソリストを含む珍しい曲を据え、この4人を加えてメインにブルックナーを演奏した。ベルリンフィルのホルン奏者には、ベルリンフィルのデジタルコンサートなどでしばしばインタヴュワーとして登場するベルリンフィル初の売れっ子女性奏者、サラ・ウィリスも含まれていた。しかし、この演奏は急激なテンポや音量の変化など違和感が多く、ブルックナー演奏に合格点は与えられない。ベルリンフィルの奏者たちがこの演奏に同行した経緯はわからないが、彼らにとって満足のいくブルックナー演奏であったかどうか、ぜひ聞いてみたいものだ。<br /><br />年が明けて1月25日、今度はマリインスキー歌劇場管弦楽団がソルジェニーツィンという指揮者の棒で、ブルックナーの交響曲第5番を演奏した。彼は当然ゲルギエフの影響下にあり、またこのオケはゲルギエフの薫陶で、ワーグナーを演奏する実力を十分備えている。しかしカトリック教会の荘厳なオルガン的響きや、繊細なオケのバランスを期待することは酷であり、近い将来にブルックナーの理想像に到達することを期待したい。<br /><br />残念ながら聴くことはできなかったが、1月28日にはゲルギエフも手兵とともに7番を取り上げており、数日後にミュンヘンフィルで同じ曲を指揮している。どのような演奏を披露したのか、ゲルギエフが本格的にブルックナーに取り組み始めたことに興味津々である。

楽都サンクトペテルブルク冬の旅:ロシアで聴くワーグナー、ブルックナーなど

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2013/02/13 - 2013/02/22

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ハンク

ハンクさん

サンクトペテルブルクを往復するようになって5年になるが、メロディを重視するロシア音楽のメッカで、その対局にあると思われる重厚ないわゆるドイツ物、ことに私にとって最も重要な作曲家であるブルックナーとワーグナーが演奏される機会が明らかに増加している。ロシアで聴いた最近の、この2人の大作曲家の演奏会の印象をまとめてメモしておこうと思う。

直近では、2月22日にゲルギエフが手兵マリインスキー歌劇場管弦楽団を率いて、ワーグナーの4部作「リング」のうち、序夜「ラインの黄金」をコンサート形式で演奏した。私はマリインスキー劇場で彼のオペラ公演を2008年に見ているが、細部に不満があるとは言え、総じて素晴らしい、と言ってもいいと思う。ロシアにおいてのワーグナー公演は彼が一人でリードしている。
http://4travel.jp/traveler/hank4881/album/10713149/

今回の演奏会形式による公演は、オーケストラを好んで聴く者にはむしろより面白い。オケの奏者がどんなことをしているのか、オペラ会場のオケピットでは見ることのできない風景をつぶさに観察することができる。ワーグナー指定の編成を縮小してはいるが、想像以上に凄まじい大音量だ。この小振りのコンサートホールでは、激しい打楽器の打撃音はホールの最後部の席で聴いてもかなりうるさい。近くに座っていた子供は耳を塞いでいた。

贅沢な不満ではあるが、チケットは最後部の席で800ルーブル(約2000円)と格安で、子供連れも気軽に聴きに来ることができる。そのために、子供達の声や聴衆の携帯電話の雑音はかなりひどい。しかしゲルギエフは雑音などおかまい無しに、3時間弱の全曲を全く休憩なしで振り続けた。連日の公演日程が続いているなかで、超人的な活動という他ない。

蛇足であるが、昨年10月には現在最高峰のワーグナーと言われているバレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場のヴァルキューレを観た。オケ、歌手陣いずれも申し分のない上演だ。さすがにこの両者を比較した場合、ベルリンに軍配が上がる。しかし、いずれも横綱相撲の僅差の判定での軍配、と言うべきであろう。

次にブルックナーであるが、私はブルックナーの演奏には注文をつける。過去に実演を聴いたブルックナー指揮者と呼ばれる指揮者たち、例えばヴァント、ヨッフム、ブロムシュテット、サヴァリッシュ、朝比奈、そしてCDで聴くカラヤンやベームもそうだが、共通した演奏スタイルがある。それは、決して急激にテンポを揺らしたり、過度なクレッシェンドなどはせず、常に冷静で、オルガン的な響きを崩さない。そしてクライマックスでも金管は突出せず、常に弦楽器が消されることなく、打楽器は随所に強烈なパワーを放出しなくてはならない。その意味で、例えばヴァントとカラヤンの解釈は意外なほど共通点が多い。ついでに言えば、視覚的にもでっぷりとした鈍重な指揮姿は見たくない。

6月4日にサンクトペテルブルクフィルの定期演奏会にシナイスキーが登場、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」とブルックナーの交響曲第9番というプログラムの、本番前日のリハーサルと本番を聴いた。シナイスキーは日本でも度々客演しており、ロシア物の評価は高い。ブルックナーについてはあまり期待はしていなかったが、なかなか正当的な解釈で、少なくとも違和感はなかった。もちろんムラヴィンスキー時代から繰り返しブルックナーを演奏しているこのオケだけに、ハズレの指揮者が客演するはずがない。また、メタモルフォーゼンのリハーサルはかなり熱く、破壊されたミュンヘンを悼むシュトラウスの叫びが聞こえてきた。

10月3日にはモスクワ放送交響楽団がパヴェル・コーガンの指揮で客演し、ブルックナーの8番を演奏した。この曲はホルンが8人必要であり、ワーグナーチューバと持ち替える。この日はベルリンフィルの4人のホルン奏者をゲストに迎え、最初にシューマンの4つのホルンをソリストを含む珍しい曲を据え、この4人を加えてメインにブルックナーを演奏した。ベルリンフィルのホルン奏者には、ベルリンフィルのデジタルコンサートなどでしばしばインタヴュワーとして登場するベルリンフィル初の売れっ子女性奏者、サラ・ウィリスも含まれていた。しかし、この演奏は急激なテンポや音量の変化など違和感が多く、ブルックナー演奏に合格点は与えられない。ベルリンフィルの奏者たちがこの演奏に同行した経緯はわからないが、彼らにとって満足のいくブルックナー演奏であったかどうか、ぜひ聞いてみたいものだ。

年が明けて1月25日、今度はマリインスキー歌劇場管弦楽団がソルジェニーツィンという指揮者の棒で、ブルックナーの交響曲第5番を演奏した。彼は当然ゲルギエフの影響下にあり、またこのオケはゲルギエフの薫陶で、ワーグナーを演奏する実力を十分備えている。しかしカトリック教会の荘厳なオルガン的響きや、繊細なオケのバランスを期待することは酷であり、近い将来にブルックナーの理想像に到達することを期待したい。

残念ながら聴くことはできなかったが、1月28日にはゲルギエフも手兵とともに7番を取り上げており、数日後にミュンヘンフィルで同じ曲を指揮している。どのような演奏を披露したのか、ゲルギエフが本格的にブルックナーに取り組み始めたことに興味津々である。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • 2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」の大看板

    2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」の大看板

  • 2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」コンサートホールのファサード

    2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」コンサートホールのファサード

  • 2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーション

    2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーション

  • 2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーションを浴びるゲルギエフ

    2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーションを浴びるゲルギエフ

  • 2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーション

    2013年2月22日のゲルギエフ指揮ワーグナー「ラインの黄金」終演後のスタンディングオベーション

  • 2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのR.シュトラウス、メタモルフォーゼンのリハーサル

    2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのR.シュトラウス、メタモルフォーゼンのリハーサル

  • 2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのR.シュトラウス、メタモルフォーゼンのリハーサル

    2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのR.シュトラウス、メタモルフォーゼンのリハーサル

  • 2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのブルックナー交響曲第9番のリハーサル

    2012年6月3日のヴァシリー・シナイスキー、サンクトペテルブルクフィルハーモニーのブルックナー交響曲第9番のリハーサル

  • 2012年10月3日のモスクワ放送交響楽団のシューマン4つのホルンのための協奏曲のソリスト、ベルリンフィルのホルンメンバー

    2012年10月3日のモスクワ放送交響楽団のシューマン4つのホルンのための協奏曲のソリスト、ベルリンフィルのホルンメンバー

  • 2012年10月3日のパヴェル・コーガン指揮モスクワ放送交響楽団のブルックナー交響曲第8番

    2012年10月3日のパヴェル・コーガン指揮モスクワ放送交響楽団のブルックナー交響曲第8番

  • サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジにあるバッハの像

    サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジにあるバッハの像

  • サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジにある絵画

    サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジにある絵画

  • サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジ

    サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジ

  • サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジ

    サンクトペテルブルクフィルハーモニーホールのラウンジ

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  • tadさん 2013/04/06 22:12:14
    ゲルギエフの挑戦!
    これはゲルギエフのすごい挑戦ですね!ドイツのオケでなくマリインスキにやらせるところが彼らしい!いい意味で愛国心がありますね。そういえば、私は昨年2月はじめてロシアにいきましたが、あの冬の厳しさがすばらしいですね。ネバ川が凍結したところ、最高でした。また、行きたいです。特にサンクト・ペテルブルクは好きな街となりました。

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2013/04/07 17:57:58
    RE: ゲルギエフの挑戦!
    メッセージをいただきありがとうございました。今回の出張は約1ヶ月、この間にもヤンソンス、ゲルギエフ、ロジェストヴェンスキーなどの巨匠がつぎつぎと登場します。順次旅行記にアップしていくつもりです。
    ゲルギエフは他のオケでも大活躍で引っ張りだこですが、やはり拠点はサンクトにおいているようで、5月初めの新マリインスキー劇場のこけら落しもアナウンスされており、ますます目が離せません。6月の白夜祭の時期には小職も出張滞在予定ですので、いらっしゃいませんか?
    実は今から井上道義さんがフィルハーモニアに登場します。先日もお会いしましたが、今日も楽屋でご挨拶してきます。それではまた、、、ハンク
    PS Facebookには速報を英語で掲載していますが、参加されていませんか?Hank Watanabeで登録しています。

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2013/06/20 05:03:02
    RE: ゲルギエフの挑戦!
    ご無沙汰しております。今年4回目のサンクトペテルブルク出張滞在中です。今月は白夜祭の真っ盛り、業務の合間をぬってマリインスキーに出かけています。ついに新マリインスキー劇場がオープンし、なんとゲルギエフは「指環」を持ってきました。幸いにも、火、木、土、日の4晩、ゲルギエフ流ワーグナーに浸り切りました。ドイツ語がいつも課題ですが、今回は「オペラ対訳プロジェクト」なるサイトのお陰でこれまでとは全く違った鑑賞ができました。よろしければ最新の投稿をご覧ください。

    それでは失礼いたします。ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2013/06/20 09:26:48
    RE: RE: ゲルギエフの挑戦!
    今、旅行記のほうにコメントを書きました。ゲルギエフは本当に超人です!!!

    > ご無沙汰しております。今年4回目のサンクトペテルブルク出張滞在中です。今月は白夜祭の真っ盛り、業務の合間をぬってマリインスキーに出かけています。ついに新マリインスキー劇場がオープンし、なんとゲルギエフは「指環」を持ってきました。幸いにも、火、木、土、日の4晩、ゲルギエフ流ワーグナーに浸り切りました。ドイツ語がいつも課題ですが、今回は「オペラ対訳プロジェクト」なるサイトのお陰でこれまでとは全く違った鑑賞ができました。よろしければ最新の投稿をご覧ください。
    >
    > それでは失礼いたします。ハンク

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