2012/05/20 - 2012/05/20
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旅人のくまさんさん
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名古屋市東区の東桜2丁目にある日蓮宗のお寺、『本光山・妙泉寺』の紹介です。1587年に玉泉院日相上人により清州に創建され、清州越しによりこの地に遷りました。(ウィキペディア)
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『妙泉寺』の三文字が刻まれた石標の光景です。山号は本光山です。1783年に近隣寺院からの出火により、本堂を焼失し、1945年の太平洋戦争中の名古屋大空襲によって本堂や建物、宝物、古い資料等は全て焼失しました。焼失を免れたのは、日蓮聖人像と過去帳だけだったようです。その後、再建され、現在の住職は、第25世の石黒泰良師です。総本山は山梨県の身延山久遠寺と紹介されていました。
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山門の屋根のズームアップ光景です。軒丸瓦には三つ巴紋がありました。軒丸瓦には巴文が描かれることが多いため、『巴瓦(ともえがわら)』とも通称されます。
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境内側から眺めた、『妙泉寺』の文字が刻まれた石標の裏側の光景です。平成4年(1992年)の建立の文字がありました。
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山門を潜った後の境内光景です。石畳の参道が伸びた方面に漆喰で壁が塗りこめられた三角屋根の建物がありました。本堂は、参道を左に曲がった方面にあるようでした。
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宝珠が乗せられたような、庫裏か経殿らしい建物の屋根飾りのズームアップ光景です。その下の部分に通気口のような造作が見えました。煙突の役割かも知れません。
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イチオシ
本堂の破風のズームアップ光景です。漆喰で塗り込められたような外観でした。再建時に木造から、鉄筋コンクリート造りに変更されたのかも知れません。
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妙泉寺の境内の一角の光景です。小さい頃からお馴染みの花が咲いていました。この後粗油買いする、シラン(紫蘭)です。
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イチオシ
ヤマボウシ(山法師、山帽子)の白い花です。ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木です。9月頃に赤く熟し、直径1~3センチで球形の食用になる実が成ります。近縁種にハナミズキ(アメリカヤマボウシ)があります。
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シラン(紫蘭)のピンク色の花です。花の名前は、この色を『紫』としています。ラン科シラン属の宿根草です。家で栽培し、小さい頃から大好きだった花です。家で栽培といっても、ほとんど肥料も与えませんでした。
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一番手前に見えるのは、白い花を咲かせたドクダミと、竹の様な茎を伸ばしたトクサです。ドクダミ(蕺草)はドクダミ科ドクダミ属の多年草、トクサ(木賊)は、トクサ科トクサ属の植物で、つくし(土筆)が採れるスギナも木賊化の植物です。このことは、トクサの花が咲く時期に納得できます。
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ドクダミとトクサのズームアップ光景です。どちらも薬草です。ドクダミには利尿作用、高血圧、動脈硬化の予防作用などがあり、トクサは、茎を乾燥したものは木賊(もくぞく)と呼ばれる生薬で、その煎液を飲用すると目の充血や涙目に効果があるとされます。
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五輪塔の光景です。五輪塔は、下から四角(六面体)、丸(球)、三角(四角錐または三角錐)、半丸(半球)、上の尖った丸(宝珠型)または尖っていない団子型(団形)を積み上げた形に作られます。刻まれる文字は、下から地、水、火、風、空の五文字が刻まれますが、梵字が使われることが多々あります。この五輪塔は、それ以外の文字が刻まれていました。
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木々の間に見えていた唐風の造りの屋根の光景です。本堂の玄関口になるようでした。後ろに見えているのは本堂の大屋根です。
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『井筒に橘紋』が記されていた白い垂幕の光景です。井の字を『井筒』、隅を立てたものを『井桁』と呼んでいます。井上、酒井、花井、駒井、石井などの諸家が用いてきました。 日蓮宗の寺紋は『井桁に橘』ですが、宗祖の日蓮上人が井伊氏の支流という伝説から取り入れられたようです。徳川家康の四天王の一人であった井伊直政が日蓮宗に帰依した影響があるようです。
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唐風の屋根の天井部分のズームアップ光景です。鳳凰のような彫刻の飾りがありました。
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同じく、唐風の屋根の天井部分のズームアップ光景です。欄間には、龍の透かし彫りがありました。欄間とは、部屋と部屋との境目や、部屋と廊下や縁側との境目に設けられ、採光、換気、装飾等を目的として、障子、格子、透かし彫り等の彫刻を施した板が嵌め込まれた部分です。
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本堂の大屋根の光景です。同寺のHPには、ご本尊は仏様と私達の世界を書き表した『大曼陀羅』と紹介されていました。仏像はその大曼陀羅に書かれている仏様や神様をお祀りしていますとも紹介されていました。
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境内の庭木と、その背後に見えていた本堂の大屋根光景です。『経の巻』の鬼瓦が乗せられ、その周りには雲文様の飾り瓦がありました。『教の巻』は、用語解説に、『棟飾りの獅子口の上に三つあるいは五つ並べて置かれる、巻物に似た形の瓦』と説明されていました。これは三つでした。
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優雅で、荘厳な曲線を持った唐破風の光景です。建築用語辞典では、『破風の一種で、中央部を凸形に、両端部を凹形の曲線状にした破風』と紹介されていました。屋根全体を指す呼び方ではないようです。『玄関や門、社寺建築や城郭建築などに用いられる』とも紹介されていました。
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木造の破風と鬼瓦が乗った屋根のズームアップ光景です。破風には、木製の懸魚(げぎょ)が懸かっていました。その中央には、六葉(ろくよう)の彫刻がありました。暗く見える部分には、年月を経た木製の部材が見えていました。
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大屋根の下にあった、本瓦を葺いた小さな屋根の光景です。建物の飾のような造りでした。
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イチオシ
境内側から眺めた山門の光景です。これで、清州越しのお寺の一つ、日蓮宗の『本光山・妙泉寺』の紹介はおしまいです。
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