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 <br />1).旅の始めに<br /><br />                   目にうれし  鈴懸の径  夏めきぬ                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         <br /> <br />    中国の旅を、「犬も歩けば棒に当たる」式に、ぶらぶらと歩きながら(歩行漫游)の旅をしようと、歌謡曲「無錫旅情」の地へ、出掛けた。<br /><br />2).無錫へ<br /> <br />  「無錫」へは、上海から「動車列車」で、向かった。開放改革で、外国企業を積極的に誘致した「無錫」は、今では、「中国10大経済発展都市」である。「無錫旅情」の歌の影響もあるのか、日本からの観光客も増えているようだ。駅前から、バスで30分程で、「太湖」に突き出たスッポンの頭のような「鼈頭渚風景区」に到着した。入場料は、無錫の観光地6箇所の通し券170元を支払い、中に入った。「鹿頂山」の麓の道を通り、船着き場へ向かった。「太湖仙島」(通称三山)への船着場は、既に長い列が出来ていた。船は10分ほどで、「三山」に到着し、「霊霄宮」、「玉皇大帝塑像」の二か所を見学した。<br />  島から戻り,太湖沿いの「鼇頭渚石碑」の前を歩いていたら、日本人観光客誘致に貢献した、「無錫旅情」の歌詞の石碑があった。「鼇頭渚公園」には、先の戦争の贖罪と、「日中友好」のために、中国の桜の木に、日本の染井吉野を接ぎ木した1万本の桜と、2万本の中国桜が植えられた、中国最大の花見の名所、「中日友誼桜花林」があった。<br />  <br />3) .「鹿頂山」へ<br /><br />                  葉桜に 戯える風の リズムかな<br /><br />   「中日友誼桜花林」の葉桜の間を横切りながら、僕は「鹿頂山」への登り口へ向かい、やがて聊か危なげな石段を踏みながら、登り始めた。頂上では、壁に「鹿頂迎暉」と彫られた石版の前を通り、「舒天閣」の階段を上り、露台に出た。対岸には、影絵の様に霞むビル群が見え、暫し、仄かに揺らぐビル群を眺めていた。<br /><br />4).「蠡園」へ、<br /><br />  下山後、「西蠡湖」沿いの道を通り、「太湖鼇頭渚風景区」の入り口に戻り、そこから、「双虹橋」を渡り、「東蠡湖」沿い、の「蠡園」に向かった。「蠡園」は、越の功臣「範蠡」が、呉が滅んだ時、自分が「呉王」に贈った「西施」と一緒に、蘇州「石湖」から「太湖」に出て、この地に逃げ、隠遁したという伝説を基に造られている。話は面白いが、「太湖石」を、積み上げた築山には、聊か食傷気味となり、早々に退散した。<br /><br />5).無錫の市街地へ<br />  <br />  「無錫」の地名の謂われは、嘗て、錫を産出する鉱山があったが、その錫が採れなくなったため、地名も「無錫」となったと聞いている。錫の鉱山跡の「錫恵公園」には、「梅園」からタクシーで向かった。此処には、明時代の名園があり、清代に、康熙帝、乾隆帝も行幸され、北京の「頤和園」は、この庭を参考に造られた。そこから、「恵山寺」へ向かい、乾隆帝の直筆による「御碑亭」の前には、「茶経」の著者「陸羽」に、「天下第二泉」と言わしめた泉があった。<br />  麓の「錫恵名勝区」には、造り酒屋や、染物屋、工芸品等の、伝統を売り物にしている店や、新感覚の土産物屋や、レストランなどもあった。夜、歩数計を見ると、33,000歩超えていた。(完)<br />                <br /><br />表題写真:無錫市の「鹿頂山」の頂上<br /> <br />* Coordinator: H.Gu                                       <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

【江蘇省】 無錫 * 「無錫旅情」の地を 旅する 

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2012/05/02 - 2012/05/07

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彷徨人MU

彷徨人MUさん

 
1).旅の始めに

                目にうれし  鈴懸の径  夏めきぬ
 
   中国の旅を、「犬も歩けば棒に当たる」式に、ぶらぶらと歩きながら(歩行漫游)の旅をしようと、歌謡曲「無錫旅情」の地へ、出掛けた。

2).無錫へ
 
  「無錫」へは、上海から「動車列車」で、向かった。開放改革で、外国企業を積極的に誘致した「無錫」は、今では、「中国10大経済発展都市」である。「無錫旅情」の歌の影響もあるのか、日本からの観光客も増えているようだ。駅前から、バスで30分程で、「太湖」に突き出たスッポンの頭のような「鼈頭渚風景区」に到着した。入場料は、無錫の観光地6箇所の通し券170元を支払い、中に入った。「鹿頂山」の麓の道を通り、船着き場へ向かった。「太湖仙島」(通称三山)への船着場は、既に長い列が出来ていた。船は10分ほどで、「三山」に到着し、「霊霄宮」、「玉皇大帝塑像」の二か所を見学した。
  島から戻り,太湖沿いの「鼇頭渚石碑」の前を歩いていたら、日本人観光客誘致に貢献した、「無錫旅情」の歌詞の石碑があった。「鼇頭渚公園」には、先の戦争の贖罪と、「日中友好」のために、中国の桜の木に、日本の染井吉野を接ぎ木した1万本の桜と、2万本の中国桜が植えられた、中国最大の花見の名所、「中日友誼桜花林」があった。
  
3) .「鹿頂山」へ

              葉桜に 戯える風の リズムかな

   「中日友誼桜花林」の葉桜の間を横切りながら、僕は「鹿頂山」への登り口へ向かい、やがて聊か危なげな石段を踏みながら、登り始めた。頂上では、壁に「鹿頂迎暉」と彫られた石版の前を通り、「舒天閣」の階段を上り、露台に出た。対岸には、影絵の様に霞むビル群が見え、暫し、仄かに揺らぐビル群を眺めていた。

4).「蠡園」へ、

  下山後、「西蠡湖」沿いの道を通り、「太湖鼇頭渚風景区」の入り口に戻り、そこから、「双虹橋」を渡り、「東蠡湖」沿い、の「蠡園」に向かった。「蠡園」は、越の功臣「範蠡」が、呉が滅んだ時、自分が「呉王」に贈った「西施」と一緒に、蘇州「石湖」から「太湖」に出て、この地に逃げ、隠遁したという伝説を基に造られている。話は面白いが、「太湖石」を、積み上げた築山には、聊か食傷気味となり、早々に退散した。

5).無錫の市街地へ
  
  「無錫」の地名の謂われは、嘗て、錫を産出する鉱山があったが、その錫が採れなくなったため、地名も「無錫」となったと聞いている。錫の鉱山跡の「錫恵公園」には、「梅園」からタクシーで向かった。此処には、明時代の名園があり、清代に、康熙帝、乾隆帝も行幸され、北京の「頤和園」は、この庭を参考に造られた。そこから、「恵山寺」へ向かい、乾隆帝の直筆による「御碑亭」の前には、「茶経」の著者「陸羽」に、「天下第二泉」と言わしめた泉があった。
  麓の「錫恵名勝区」には、造り酒屋や、染物屋、工芸品等の、伝統を売り物にしている店や、新感覚の土産物屋や、レストランなどもあった。夜、歩数計を見ると、33,000歩超えていた。(完)
             

表題写真:無錫市の「鹿頂山」の頂上
 
* Coordinator: H.Gu










同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配

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  • 無錫の太湖

    無錫の太湖

  • 無錫の太湖

    無錫の太湖

  • 無錫の太湖

    無錫の太湖

  • 無錫の太湖

    無錫の太湖

  • 無錫の太湖湖畔

    無錫の太湖湖畔

  • 無錫の太湖湖畔

    無錫の太湖湖畔

  • 無錫の太湖湖畔

    無錫の太湖湖畔

  • 無錫の太湖湖畔

    無錫の太湖湖畔

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br /><br />演歌「無錫旅情」の経緯について書かれた看板

    無錫の太湖湖畔


    演歌「無錫旅情」の経緯について書かれた看板

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />演歌「無錫旅情」の歌詞の碑

    無錫の太湖湖畔

    演歌「無錫旅情」の歌詞の碑

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />「無錫南湖飯店」での昼食<br />   塩水白蝦<br />

    無錫の太湖湖畔

    「無錫南湖飯店」での昼食
       塩水白蝦

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />「無錫南湖飯店」での昼食<br />   無錫小龍包<br />

    無錫の太湖湖畔

    「無錫南湖飯店」での昼食
       無錫小龍包

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />「無錫南湖飯店」での昼食<br />   什錦油面筋<br />

    無錫の太湖湖畔

    「無錫南湖飯店」での昼食
       什錦油面筋

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />中日友誼桜花園

    無錫の太湖湖畔

    中日友誼桜花園

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br />中日友誼桜花園<br /> 中央遠くに見える小山が、「無錫旅情」の歌にも詠まれている「鹿頂山」。

    無錫の太湖湖畔

    中日友誼桜花園
     中央遠くに見える小山が、「無錫旅情」の歌にも詠まれている「鹿頂山」。

  • 無錫の太湖湖畔<br /><br /> 中日友誼桜花園のソメイヨシノ

    無錫の太湖湖畔

     中日友誼桜花園のソメイヨシノ

  • 無錫 <br />「鹿頂山」頂上<br /><br />『鹿頂迎暉』とは、「鹿頂山で、ご来光を仰ぐ」とでもいうのだろうか・・・。<br /><br />

    無錫 
    「鹿頂山」頂上

    『鹿頂迎暉』とは、「鹿頂山で、ご来光を仰ぐ」とでもいうのだろうか・・・。

  • 無錫<br />「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

    無錫
    「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

  • 無錫<br />「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

    無錫
    「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

  • 無錫<br />「鹿頂山」頂上からの眺め

    無錫
    「鹿頂山」頂上からの眺め

  • 無錫<br />「鹿頂山」頂上からの、眺め

    無錫
    「鹿頂山」頂上からの、眺め

  • 無錫 <br />「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

    無錫 
    「鹿頂山」頂上から、無錫市街地を眺める

  • 無錫 <br /><br />「蠡園 」にある『範蠡堂』<br /><br />

    無錫 

    「蠡園 」にある『範蠡堂』

  • 無錫<br /><br />「蠡園」

    無錫

    「蠡園」

  • 無錫<br /><br /><br />「蠡園」<br />

    無錫


    「蠡園」

  • 無錫<br /><br />「梅園」

    無錫

    「梅園」

  • 中日友誼桜花園<br /><br />  蝋梅の実

    中日友誼桜花園

      蝋梅の実

  • 無錫<br /><br /> 「梅園」

    無錫

     「梅園」

  • 無錫<br /><br /> 「梅園」内の、「洗心泉」

    無錫

     「梅園」内の、「洗心泉」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『寄暢園』<br />

    無錫

    「錫恵公園」内の『寄暢園』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」

    無錫

    「錫恵公園」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『寄暢園』

    無錫

    「錫恵公園」内の『寄暢園』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『寄暢園』

    無錫

    「錫恵公園」内の『寄暢園』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『寄暢園』<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」内の『寄暢園』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『寄暢園』<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」内の『寄暢園』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『恵山寺』<br /><br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」内の『恵山寺』


  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の『御碑亭』

    無錫

    「錫恵公園」内の『御碑亭』

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」<br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」

  • 無錫<br /><br />「錫恵公園」内の「恵山古鎮」<br /><br /><br />

    無錫

    「錫恵公園」内の「恵山古鎮」


  • 無錫<br /><br />無錫駅のプラットホーム

    無錫

    無錫駅のプラットホーム

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