2012　GW　寝台特急の旅　１泊２日　「トワイライトEXP号（ツイン個室、食堂車）」

2012/04/29 - 2012/04/30

登別温泉の滞在後、東京の自宅までどうやって帰るか悩みました。

いつもなら新千歳空港から飛行機で戻るのですが、たまには趣向を変えて寝台特急に乗ることにしました。

北斗星号は以前乗ったし、カシオペア号は運転しない日だし、、など考えていると東京は経由しないのですが、日本海側を縦断する大阪行きのトワイライトＥＸＰ号という寝台特急を見つけました。今回はこれに乗って京都まで行き、京都から東海道新幹線で帰宅することに。

札幌駅１４時０５分に出発し、京都駅は翌日１２時１５分に到着です。

エリア 札幌(北海道)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

寝台特急というと夕方から深夜帯に出発するイメージがありますが、この列車は運行距離がながいため１４時過ぎに出発します。

発車時刻直前になってホームに来ました。

本日泊る寝台車両です。

予約したツイン個室です。
２段式ベットを備えた部屋です。

列車内ということもあり、狭いですね。

寝台の上段部分に２人分の寝台用具があります。

上段寝台には、ハシゴで昇り降りします。

共用部分にソファなどもあります。

新千歳空港の沿線を通り抜けます。

札幌から１時間ぐらいで苫小牧に到着。

この列車には、サロンカーがあるので行って見ることに。

窓が大きく配置され、眺望がいいですね。

しばらくは車窓を楽しみました。

１７：３０分から食堂車で夕食を予約していました。

時間になったので早速行くことに。

夕食は、１７：３０〜１９：００までの９０分でサーブされます。

今日は予約が少ないためか、４人用のデーブルを案内されました。

飲み物は、スパークリングのオペラブリュットをいただきます。

シャンパンなどもあればいいのですが。

サザエとモリーユ茸のラグー　にんにくとパセリのソース

ラグーは煮込みのことで、サザエをモリーユ茸といっしょに仔牛の出し汁で煮込んでいます。ソースは、にんにくのクリームソースとイタリアンパセリを裏漉ししたピューレソースの2種類です。薄く焼いたチーズのチップ（テュイル）を添えています。

内浦湾の海岸線沿いを走行します。

景色がよく、感激しました。

フランスパンは、随時持ってきてくれます。

ウスイエンドウの冷製スープ サンジェルマン風

グリーンピースを使ったスープでフランス料理ではポタージュ・サンジェルマンといいます。サンジェルマンは人の名前で、ルイ16世治下の大臣サン＝ジェルマン伯爵が考案したことが名前の由来です。今回はウスイエンドウを使い、アクセントにワサビを加えました。

小鯛の南フランス風 パースニップのヴィネグレット

パースニップはせり科の二年草植物で白い根の部分を食べます。その形が人参に似ていることから白人参と呼ばれています。ヴィネグレットとは、お酢を使ったドレッシングのようなタイプのソースのことをいいます。今回は、小鯛に合わせ、オリーブ油、バルサミコ酢、自家製セミドライトマトをベースにし、ここに白人参を加えました。

和牛フィレ肉のステーキ デュクセルとソース・オランデーズ

黒毛和牛のフィレ肉を使ったステーキです。付け合せは、ポワロー・ジューヌのトリュフ風味、赤万願寺唐辛子のオーブン焼き、ちりめんキャベツのチップです。ソースはマデラ酒のソースとマッシュルームを煮込んだデュクセル、バターと卵を泡立てたオランデーズの3種類です。

風光明美な大沼公園の景色を楽しめます。

苺のミルフィーユとフロマージュブランのシャーベット

ケーキ屋さんの定番「苺のミルフィーユ」ですが、クリームは少し手を加え、とても口当たりの軽いカスタードで仕上げています。シャーベットに使っている「フロマージュブラン」はクリーム状の白いチーズでフレッシュチーズに分類されます。今回使用するのは「フロマージュブラン・ ドゥ・ノルマンディー」というチーズです。フランス・ノルマンディー地方で搾乳される原料を使っており、爽やかな発酵風味が特徴です。

コーヒー

締めくくりのコーヒーはインドネシアのマンデリン・ダナウインダ（“美しい湖”＝ダナウインダ）です。地域のシンボルでもある巨大湖トバ周辺地域において伝統農法によって作り出されるアラビカコーヒーです。

夕食もあっという間に終わり、サロンカーでのんびりしました。

２１：００からは、予約なしで食堂車の利用ができます。

早速行きました。

あっという間に満席に。

まずは、サッポロクラシックとスモークサーモンを。

おつまみが足りなくなってきたのでポテトフライを追加しました。

またまたサロンカーに来ました。

誰もいなく貸切状態に。

さて、夜も更けてきたので寝ることに。

私は、上段寝台に。

朝になりました。

少し慌ただしいのですが、７：４５から３０分間の予約で朝食をいただきに食堂車に。

朝食は、和食・洋食が選べます。

和食を選びました。

座席は、他の方と相席になってしまいましたが、楽しみました。

予約したツイン個室、空調の調子が悪いのか、暖房が強くサウナのようでした。さすがに耐えられなくなり、隣の車両の空いている寝台車に避難させてもらいました。

琵琶湖のそばを通過し、無事京都に到着。

京都で買い物をして東海道新幹線で東京に。

本当に長い旅で疲れましたが、いい思い出になりました。

個室の空調をもう少し調整できるようにするとか、空気清浄機を配置するとか検討してほしいです。一方食堂車での景色を見ながらの夕食は最高でした。料理も割と洗練されており、味も良かったです。