鎌倉・旧華頂宮邸内部公開－2012年春

2012/04/07 - 2012/04/07

　旧華頂宮邸は鎌倉市浄明寺2にある。2012年春の内部公開が4月7日（土）、8日（日）に行われた。7日（土）に寄ってみたが、大変な人出であった。というのも、NHK連続テレビ小説「ひまわり」で、安曇野の旧家・地主という設定で撮影に使われたことも大いに影響しているようだ。しかし、戦前に旧家・地主の邸宅が洋館であることなど有り得ない設定である。洋館を建てても、周りには和舘や土蔵が並ぶものだ。たとえば、佐賀県柳川市には立花家の洋館があるが、これは迎賓館として建てられたもので、周りに和舘が建っている。鎌倉や都内に残る洋館もその地に新たに新築された本宅、別宅、別荘である。昔から住んでいる地にぽつんと洋館のみが建てられることなどあろうはずもない。NHKの時代考証が疑われる。また、直前に再（々‥）放送された相棒の2シリーズ目の第1話（2時間ドラマ）にも登場していた。他の2時間ドラマにはしばしば登場している。
　日本人の生活の場としてはやはり畳も必要なことは旧華頂宮邸を見ても伺い知れる。この洋館にも2部屋に畳が敷かれていた。後に宮邸を受け継いだ時に変更されたようだ。フランス庭園の向こうに和舘を建て、さらに増築するほどの和風好きだったのであろうか。
　あいにく、北向きなために、庭端の枝垂れ桜はまだであったが、やぐらが多く見られ、宅間ヶ谷と呼ばれるこの谷戸にも慈願寺、慈昌寺、宝泉庵などの寺があったとされ、その跡地に旧華頂宮が建てられたのであろう。
（表紙写真は旧華頂宮邸側面）

エリア 鎌倉(神奈川)

旧華頂宮邸側面。

旧華頂宮邸側面。

旧華頂宮邸横の道路脇のやぐら。

旧華頂宮邸横の道路脇のやぐら。

旧華頂宮邸横の道路脇のやぐら。埋めてある。

旧華頂宮邸横の道路脇のやぐら。

旧華頂宮邸横の道路脇のやぐら。

旧華頂宮邸入口の塀越に枝垂れ桜。

旧華頂宮邸表面。

旧華頂宮邸表面。

旧華頂宮邸表面右の使用人部屋。

旧華頂宮邸表面。

旧華頂宮邸表面左。

階段の手摺。内部の柱はラワン材のようだ。日本建築とは違って、木目は出さないか、木目が目立たない南洋用材を用いている。

左からダイニング、物置、トイレ。

マントルピース。大理石だ。

大理石のマントルピースと窓。

マントルピースの上には華頂宮夫妻の写真。

シャンデリア。

シャンデリアと窓。窓の上は三角になっている。

窓。

窓。

配電盤。

急な階段は使用人部屋からの階段だ。

窓。

洋室に8枚の畳が敷かれている。

洋室が和室に変更されている。

洋室の畳部屋。

マントルピースに畳は合わない。旧華頂宮邸ならではか？

窓。

窓。

マントルピース。

窓。

ドア。

ドア。

マントルピース。

窓。

窓。

窓。

窓。

窓とシャンデリア。

洗面台。

洗面台。

洗面台のある部屋。

窓。

シャンデリアのある部屋。

窓。

浴室の窓。

風呂場。

階段上。

小窓。

部屋には窓が。

階段。

マントルピースの上の絵画。

フランス庭園望む窓。

スチーム。

床板。一部はこのように寄木細工のようだ。

床板。

マントルピース前の床板。ここも寄木細工のようだ。

マントルピース前の寄木細工のような床板。

バルコニー側のドア。

バルコニー。

バルコニー。

バルコニーと洋館。

旧華頂宮邸。

旧華頂宮邸。

旧華頂宮邸。

旧華頂宮邸。

庭端の枝垂れ桜。1本は咲き始めだ。

庭端の枝垂れ桜。

庭端の枝垂れ桜。

庭端の枝垂れ桜。

旧華頂宮邸。

旧華頂宮邸。

旧華頂宮邸側面。

旧華頂宮邸側面。

旧華頂宮邸側面玄関。

旧華頂宮邸側面。

やぐらだろうか、防空壕か？

やぐら。

やぐら。

塀脇の枝垂れ桜。

旧華頂宮邸前庭。

旧華頂宮邸前庭。

旧華頂宮邸表面。

旧華頂宮邸。

「旧華頂宮邸」説明看板。