連理の椿～萩市笠山の椿群生林～

2012/03/17 - 2012/03/17

今年の春はいろいろな花の開花が遅く、萩の藪椿群生林の１ヶ月に渡る椿まつりももうすぐ終わろうかというこの時期、まだまだ見ごろということを耳にしましたので、お空を気にしながらも萩へ＾＾

エリア 萩(山口)

2年ぶりの笠山にある藪椿群生林。

笠山は北長門海岸国定公園の中心に位置し、小さな噴火口を持つ活火山です。

その笠山の北端10haの広さに約25,000本のヤブツバキが自生しています。

毛利藩政時代、萩城の北東(鬼門)に位置する笠山の樹木伐採や鳥獣捕獲が一切禁止されていたことから、全山原生林の様相を呈したことから始まり、その後雑木などを伐採することによって椿の群生林となりました。

高い木なので、仰ぎ見る椿の花より、落ち椿に目がいきます§^。^§

展望台から見た椿群生林の樹冠です。

蕾もまだまだたくさん＾＾

この25,000本の中に3つの連理の椿があります。

雑木が生い茂っていた時に癒合したもので、2本の木が枝でつながり、共に生き、共に花を咲かせています。

玄宗皇帝が楊貴妃に贈ったとされることば
　　　「天にあっては比翼の鳥となり、
　　　　　　　　　地にあっては連理の枝とならん」

そういえば、ここからそう遠くない油谷という所には、楊貴妃伝説があります。玄宗皇帝の家臣が密かに楊貴妃を逃がし、油谷に流れ着いたというもので、楊貴妃のお墓もあります、、、

２年前の冬西安へ行った時、二人が保養地とした清華池も訪ねたのですが、突き刺さるような寒さだったせいか、どことなく悲恋にふさわしい雰囲気だったのを覚えています。(西安旅行そのものはとても楽しく、４トラメンバー入りのきっかけとなったものですが(*^^)v）

ふふ、どちらに？

この先は、日本海。

波の音が聞こえ、潮の香りがしてきます。

ここの海岸は無数の溶岩流が固まった後、波に浸食されて出来た複雑な岩場になっています。

この後、車で笠山の頂上にも行ってみたのですが、そこには桜が＾＾

現在の笠山は約1万年前に形成されたと考えられ、山体が冷えて固まった溶岩で形成されています。

火口に降りてみました。直径３０ｍ、深さ３０ｍの噴火口です。

それにしても、自然というものは何と力強いのでしょうか。かつて地球の割れ目からマグマが噴出したところに、これだけの椿を咲かせるのですから。

帰りがけ、シーマートで少しお買い物＾＾

ここでは河津桜が満開で、とても綺麗でした(^O^)／

この旅行記へのコメント （2）

• ぽちこさん 2012/03/18 16:10:21

  連理の椿♪

  こんにちは、つーさま(^o^)
  
  椿の群生林…初めて見た。
  
  ここはある程度お手入れされてるのかな…だよね。
  
  連理の椿。
  しみじみとコメント読みました。
  そんな風に交わってお互いに寄り添ってずっと生きてく。
  
  ちょっと感慨深いです(^_^.)
  
  　ぽち

  つばささん からの返信 2012/03/18 19:31:32

  うふふ(*^^)v

  ぽちさま　こんばんは＾＾
  
  藪椿が群生している中を歩いていてこの連理の椿を見つけた時に、旅行記のタイトルはこれにしようと決めてました(^。^)
  
  出逢ってくれて、出逢わせてくれて、本当にありがとうと心から思える相手と共に命を分かちあいながら生きて行く・・・・
  
  ぽち＆ガリに乾杯§^。^§
  
  つ〜