温海(あつみ)温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
象潟での旅を終えた芭蕉達は、酒田への帰路は塩越から北前船での船旅であった。<br /><br />酒田には7泊し、その間に2度の歌仙を催している。<br /><br /> 温海山や 吹浦かけて夕涼み  芭蕉<br /><br /> 初真桑(まくわ)四に断(わら)ン輪に切らん 芭蕉<br /><br />芭蕉たちは酒田からは浜中、大山に宿を経て、3日目に温海に辿りつく。<br /><br />「大山を立。中略 小波渡、大波渡、潟苔沢辺りに鬼がけ橋,立岩、色々の岩組景地有。末の剋、温海に着。鈴木所左エ門宅に宿。」<br />(曾良旅日記)<br /><br />我々のバスは象潟から何故か酒田をパスし、大山の先の笠取峠まで一直線で進む。<br /><br />笠取峠を徒歩で越える予定だったが、笠取峠へ登りかけた直ぐの所の崖が崩れかけて居り、通行止めで、それでもその手前からの秋の気配漂う眺望は中々のものであった。<br /><br />バスで小波渡の海岸に降り、直ぐ先の”鬼かけ橋”を碑を眺めに下車。<br /><br />その後芭蕉の宿泊地温海で、俵を積み重ねたようにも見えることで”塩俵岩”と謂われる景観を眺め、ここから曾良の旅日記にある”立岩”を遠望し、昼食を取った。<br /><br />温海の芭蕉が宿泊した鈴木所左エ門宅跡は今も御子孫の方が住んでおられ、角に”奥の細道芭蕉宿泊の家”と記された案内柱が見える。

奥の細道を訪ねて第12回⑪奇岩塩俵岩 in 温海町

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2011/10/15 - 2011/10/15

55位(同エリア65件中)

WT信

WT信さん

象潟での旅を終えた芭蕉達は、酒田への帰路は塩越から北前船での船旅であった。

酒田には7泊し、その間に2度の歌仙を催している。

 温海山や 吹浦かけて夕涼み  芭蕉

 初真桑(まくわ)四に断(わら)ン輪に切らん 芭蕉

芭蕉たちは酒田からは浜中、大山に宿を経て、3日目に温海に辿りつく。

「大山を立。中略 小波渡、大波渡、潟苔沢辺りに鬼がけ橋,立岩、色々の岩組景地有。末の剋、温海に着。鈴木所左エ門宅に宿。」
(曾良旅日記)

我々のバスは象潟から何故か酒田をパスし、大山の先の笠取峠まで一直線で進む。

笠取峠を徒歩で越える予定だったが、笠取峠へ登りかけた直ぐの所の崖が崩れかけて居り、通行止めで、それでもその手前からの秋の気配漂う眺望は中々のものであった。

バスで小波渡の海岸に降り、直ぐ先の”鬼かけ橋”を碑を眺めに下車。

その後芭蕉の宿泊地温海で、俵を積み重ねたようにも見えることで”塩俵岩”と謂われる景観を眺め、ここから曾良の旅日記にある”立岩”を遠望し、昼食を取った。

温海の芭蕉が宿泊した鈴木所左エ門宅跡は今も御子孫の方が住んでおられ、角に”奥の細道芭蕉宿泊の家”と記された案内柱が見える。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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