就航12日目のANA・B787に乗って来ました（ANA654便岡山→羽田）

2011/11/12 - 2011/11/12

2011年11月1日、ANA全日空が世界に先駆け、最新鋭旅客機ボーイングB787を羽田〜岡山・広島線で就航させました。
残念ながら仕事の都合で、初便への搭乗はなりませんでしたが、仕事が落ち着いた就航翌週の週末に関西からも利用しやすい朝の岡山発羽田行きでめでたく初搭乗を果たしてきました。今回は、いよいよ機内の様子をお送りします。

エリア 岡山市(岡山)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

いよいよ機内に入ります。世界最新鋭の機体に胸が高鳴る瞬間。

B787の製造元であるボーイング社が、アンケート調査への協力を呼び掛けていました。

さらにはANAより、ツイッターへの投稿の呼びかけもありました。

列に並んで、夢の空間に入る時を待ちます。ボーディングブリッジにもB787初就航の広告が誇らしげに輝いていました。

ついに運命の瞬間…世界に先駆けてB787に搭乗。

国際線での運航時に飲み物やおにぎり、菓子パンやお菓子が置かれる「ミニバー」この便は国内線ということで、代わりに飴と絵葉書が置かれていました。

先端の突起が印象的なB787の主翼

ANAのB787のエンジンは英ロールスロイス社製。ちなみに胴体は日本とアメリカの合作です。

座席のカバーも就航記念の特別仕様。

本来国際線で使う座席をそのまま搭載しているため、B787は国内線の機体としては珍しく全席テレビ付き。しかもこのテレビ、そのまま使えるんです。（これまで、国際線用の機体が国内線に入る時は、座席のテレビは電源を切られるか、国内線用の番組をそのまま自動的に流すだけになるかのどちらかでした。）

テレビと並んで凄いのが窓ガラス。下に付いているボタンを押すと…

あ〜ら不思議、色つきの日よけガラスに大変身。これで直射日光のまぶしさに悩まされることなく、景色を見られます。

非常口のサインにはピクトグラムを採用。これ、旅客機では初めてなんです。

「B787-8」の安全のしおり

安全のしおりと機内誌「翼の王国」

無事岡山空港を離陸しました。

機内テレビのナビゲーションマップ。国内線でこれが観られるのは新鮮です。

現在地と近くの主要都市の位置関係が分かります。

現在の飛行高度や目的地までの距離が表示される画面。岡山を離陸し、ベルトサインが消えた直後に撮影。

どこまでが昼か、どこまでが夜かが分かります。国内線にはもったいない機能（笑）

機内エンターテイメントでは好きな時に好きな曲を聴くことができます。最新曲のチャンネルではAKB48「風は吹いている」を、懐かしめの曲のチャンネルでは尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」、寺尾聰の「ルビーの指環」を聴くことができました。

京都市左京区付近を飛行中

滋賀県大津市、琵琶湖の南を飛行中

岡山空港でいただいたパンフレット

セントレア付近を飛行中

機内テレビでは数番組ながらビデオプログラムを観ることができました。B787の開発に関するドキュメントをやっていたので視聴。巻き戻しも一時停止も自由自在です。

機内販売「ANA My Choice」で島根県益田市名物「ゆずサイダー」を購入。

座席後ろのカップホルダーを使ってみました。

白い翼に赤い日の丸が映えます。

もう少し乗っていたい気分ですが、まもなく東京国際空港への着陸態勢に入ります、

機内エンターテイメントのコントローラーの裏は、ゲームのコントローラーとキーボードを兼ねています。1月から就航のフランクフルト線で大いに利用されることでしょう。

こちらはコントローラーの表面。

エコノミークラスの座席。シンガポールやジャカルタ、ソウルへの路線で使われている新型のB767のものと同じ仕様です。

個人用テレビがずらりと並ぶ様は壮観

機内最後尾のギャレー。見た感じ従来の飛行機とそう変わらない印象。

天井の照明が虹色に。CAさんのサービスでしょうか？

プレミアムクラスの座席。本来はアジア線仕様のビジネスクラスとして使われる座席です。

ビジネスクラスの座席とあり、テレビの画面も大きいです。

後ろ髪をひかれつつ降機します。クルーの皆様、短いながらも快適な旅をありがとうございました。

ボーディングブリッジから撮影。

展望デッキにて。B767やB777、B747がずらりと並ぶ中、B787は独り異彩を放っている印象でした。もう少し頭数が増えたら、自然な存在になるかな。

B787の機首部をアップ。

羽田空港第2ターミナルビルの中も、B787への歓迎ムードでいっぱいでした。（終わり）