宮崎県滝めぐり（３）　滝メグラーが行く１３３　八戸（やと）観音滝

2011/10/22 - 2011/10/22

宮崎出張が入りました。日程はやや変則的で、日〜月です。宮崎県北部には未訪の百選滝が３ヶ所あり、いろいろ調査した結果土曜と日曜午前ですべてクリアできることがわかりました。土曜の早い飛行機で宮崎入りし、レンタカーで行縢の滝、真名井の滝に行き、その夜は延岡泊。日曜日の午前中に矢研の滝を制覇し、昼過ぎにレンタカーを返却し、何食わぬ顔で仕事に入るという日程を組みました。

高千穂峡に向かっている途中、日之影町に入ってしばらくしたところで、八戸観音滝の案内を見つけました。高千穂峡から宿泊地の延岡に戻る際、時間があれば寄るつもりでした。実際に案内のあったところを通りかかったのは午後4時過ぎでまだまだ陽は高く、楽勝♡だったはずですが…

八戸観音滝滝見難易度：１
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 椎葉・門川・美郷(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

五ヶ瀬川は日之影町では深い渓谷を刻んでおり、多くの橋が架けられています。

日本最長のコンクリートアーチ橋である天翔大橋（アーチスパン260m、総延長463m）もそのうちの一つです。高さも143mもあり、これも日本一です。

天翔大橋の手前（国道218号線側）には橋の展望台があります。

いろんな賞を受賞しており、その石碑があります。

八戸観音滝に到着、と簡単に書きますが、国道218号線の滝の案内のあるところから滝に辿りつくまで物凄く苦労しました。実はすごくわかりやすいところにあったのですが、道路地図の滝の場所がどうも間違っているようで、何度も行ったり来たりしながらようやく見つけたのです。この巨大な滝名表示の周りに空きスペースがあり、駐車可能です。

駐車場所から少し歩くと八戸観音滝の姿がよく見えます。見事にまっすぐに落ちる直瀑です。

水量も豊富でこんな見事な直瀑はそうあるものではないような気がします。

滝壺のそばまで行くことができます。前日の大雨の影響か、この滝も普段よりはかなり水量が多めのようです。離れたところからだとわかりませんでしたが、水煙で煙っています。

『本町の八戸集落の下方に御泊川の水を落とす高さ約４５メートルの八戸観音滝があります。
高さ ４５ メートルから落ちる凛としたその姿には、清らかで神々しい雰囲気を漂わせています。
滝の左岸に巨大な洞穴があり、ここに昌竜寺の十世法田長昌住職が文政六年（ １８２３年 ）に聖観世音菩薩像を奉安し観音堂と呼ばれるようになりました。洞穴にはほかに如意輪観世音菩薩・子安観音菩薩の二体が奉安され、女人の守護菩薩として厚く信仰されています。
八戸観音は安産の菩薩として、縁日は十六日で郡内や延岡方面からの参拝者も多く、特に旧一月十六日の初観音時には、「八戸観音まつり」が開催され、参道に「八戸観世音菩薩」の幟が立ち並び、祭りの名物に「だるま」の販売があり、求める人も多く好評を博しています。』（日之影町ホームページより）

滝の上部。

滝壺は大きい。

車を停めている場所の真上には鉄橋が架かっています。これは2008年に廃止になった高千穂鉄道のもので、まだ列車が走っていた当時はこの場所を通過するときには列車は徐行して滝の案内があったそうです。

八戸観音滝をあとにして宿泊地の延岡に向かいました。一旦国道218号線まで戻らず、五ヶ瀬川沿いの県道237号線を走ればやがて国道に出ることができるので、そのルートをとりました。するとこのように立派な橋の姿を眺めながらのドライブとなるのでした。この橋は国道218号線の干支大橋です。