2011/07/16 - 2011/07/17
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スプートニク1975さん
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大分県の古都・臼杵から由布院温泉へ旅した時の記憶
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愛媛県八幡浜市より車でオレンジフェリーに乗船。大分県臼杵市を目指す。天気は快晴。
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臼杵を目指す。八幡浜から臼杵まで約2時間半。八幡浜からは宇和島運輸が別府へフェリーを運航している。フェリーの旅はのんびり出来て楽しい。
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臼杵に昼前に到着。車で中心街まで行き、駐車場に停めて散策開始。
臼杵城を目指す。臼杵城は戦国時代、キリシタン大名として有名な大友宗麟により築かれた。天守閣はないが、見事な石垣が残っている。 -
かつては海に突き出た出島だったが、埋め立てられて現在は街中に存在する形になっている。櫓が現存。
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城内には神社があった。
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大友宗麟のレリーフ。キリシタン大名として九州に覇を唱えた。
地元でも尊敬されているのであろうか。戦国時代と言うと、信長や秀吉、上杉・武田など本州の大名が注目されがちだが、九州の大名・武将にも個性的な人物が多い。そういえば九州の大名は大河ドラマで取り上げられた事が無いとかで、鹿児島県がNHKに陳情したニュースが最近あった。 -
城内から臼杵市街を眺める。今では鄙びた風情ある小都市だ。
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城を出て街を歩く。昔ながらの商店街が続く。
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稲葉家下屋敷。旧藩主の邸宅らしい。
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久家の大蔵。酒倉を改修し、資料館にした建物だそうだ。
壁面はタイルでポルトガルタイル・アズレージョで装飾してある。
ポルトガル国王に親書を持たせた家臣を派遣したキリシタン大名・大友宗麟の地として南蛮文化との繋がりを感じさせる。 -
人物や世界地図などが描かれている。マカオでもアズレージョを見た事がある。私はタイル装飾が好きで、興味深く見たが、この建物も古い街並みに不思議と溶け込んでいる。
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臼杵ゆかりのキリシタン大名・大友宗麟。智謀に富み、島津家や竜造寺家と激しい勢力争いを繰り広げた。戦国大名の才能が有り、文化人としても優れていたらしい。半面、好色で家臣の妻を略奪したり、酒に溺れて乱暴狼藉を働くこともあったらしい。実に人間臭い人物だ。
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朝に八幡浜港で八幡浜ちゃんぽんを食べて以来、何も食べてないのでお腹がすいた。近くの小手川商店という醤油製造会社がやっている店舗で食事を取る。麦味噌を使った定食を頂く。卵黄を味噌に漬けた者などとても美味しい。麦味噌は愛媛県南予の甘く香り高いものが個人的に好きだが、この味噌は甘さは感じない。しかし濃厚で美味しい。
美味しいがお上品で私には少しボリュームが。。 -
食事の後、街を歩く。石畳・石垣が残り古い町並みだ。
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歩いていると角から侍が出てきてもおかしくない。
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ドラマや映画などのロケ地として使われた事もあるのだろうか。
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「サーラ・デ・うすき」という市の交流会館に辿り着く。芝生や倉を模した資料館が有り、市民の憩いの場となってるようだ。家族連れやお年寄りが涼んでいた。
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サーラ・デ・うすきにあった焼酎会社のポスター。
地場の麦焼酎を氷を敷き詰めたボウルに注ぎ、これまた地元特産の
カボスを輪切りにして投入。氷とカボスが焼酎に馴染んだら飲み頃だそうな。焼酎の香りとカボスの鮮烈な香りが合わさり、暑い夏に清涼感をもたらす飲み方だと思う。近年B級グルメが流行りだが、地場の特産品をそのまま売るだけでなく、新しい消費方法を提案するのは効果的な拡販方法だと思う。観光にも寄与するだろう。是非飲んでみたい。 -
街を歩く。小手川商店で昼食を食べたが、量がお上品で足りなかったので、何か食べたいと思っていたところ「かぎや本舗」という味噌製造会社が経営するカフェを見つけ入る。創業1600年(慶長五年)の超老舗だ。カフェでかぎや製造の味噌を使ったカレーを食べる。普通に旨い。味噌とカレーは相性が良いと思う。コクが出て面白い味になる。
ここで麦味噌をお土産に購入した。店主も気さくな方で、臼杵の街の事などいろいろお話させてもらった。 -
商店街にはかぎや本舗のほか、歴史がありそうなお店が並ぶ。
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地元の信金に張ってあった原田夏希のポスター。こんな和風美人と
この街を歩きたいものだ。臼杵は小都市ながら観光名所も多く、風情に富んだ良い街だと思う。 -
臼杵市街から車で国宝の臼杵石仏へ向かった。
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山の麓にひっそりとある。臼杵は風情ある街並みだけでなく、こんな見所もあるのだ。石仏もとても立派なものだった。
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建屋から周辺を望む。
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神秘的な立地にも惹かれる。
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非常に見ごたえのある史跡だった。国宝だけの事はある。
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臼杵を離れ、今晩の宿がある由布院温泉へ車で向かう。宿は「楓の小舎」という市街地から少し離れた宿。連休に一人で予約を入れた。
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周囲は山で市街地から離れているので、食事した後出歩くのには不向きな立地だ。
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「楓の小舎」の部屋。この宿は部屋食が基本で、各部屋に個室露天風呂が付くこじんまりとした宿だ。この宿に予約を入れたのは一人用個室があり、部屋食が出来る(二食とも)という点に惹かれたからだ。
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なかなか立派なお部屋だ。
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「楓の小舎」の部屋には露天・岩盤浴があった。こりゃ快適そうだ。
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夕食をとる。連休中、しかも一人旅なのにリーズナブルな値段で部屋で食事を取れるのは驚きだ。この宿の最大の売りだろう。品数も多く、非常に美味。梅酒を飲みながら頂く。地鶏の鍋や前菜、お造りを部屋に運んでくれた。
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前菜。
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お造りとサラダ。
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揚げ物、ご飯・汁物・デザート。美味しかったです。
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食事後、温泉に入る。この宿は各部屋に個室露天風呂が有るが、それとは別に、貸切露天風呂が存在するので入ってみる。
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個室露天風呂は風情があって良かった。薄暗くなって月が天に見える。せみの鳴き声が聞こえ、湯布院温泉はとても良いお湯だった。
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この宿は前述の通り、市街地から離れた山間部にある為、温泉入った後に一杯飲みに行くとか、土産物を買いがてらそぞろ歩きしたりするのには向かない立地である。ここは風光明媚な自然の中で、のんびり温泉を楽しむのが良いだろう。のんびりするには良い宿です。
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朝風呂に入ってから朝食。これも部屋食。美味しく、おなか一杯になりました。
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この宿は山にあって市街地から離れているため、温泉街のそぞろ歩きや二軒目の居酒屋巡りをするには不便な立地でそれが残念でしたが、貸しきり露天風呂や部屋食、全室離れ(一人部屋は事務所の二階)など、のんびり温泉ライフを満喫するにはとても良い宿だと思います。家族連れや熟年夫婦、もしくはカップルで来ると良いかと思います。一人専用部屋もあるので一人旅にもお勧めします。
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由布院からやまなみハイウェイを通り、黒川温泉にて日帰り湯に入った後、2泊目の宿がある別府に到着したのは夕方になってからだった。別府は昔ながらの温泉で、飲み屋街も賑やかで湯布院とは違った魅力のある温泉で気に入った。すっかり大分県の魅力にとりつかれてしまった。是非また訪問してみたい。
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