冷泉為相墓裏のやぐら

2011/10/23 - 2011/10/23

　浄光明寺裏山の奥に史跡・冷泉為相墓があり、その奥下にやぐらがある。このやぐらと浄光明寺境内の冷泉為相墓との間には柵と扉があり、毎年4月に行われる鎌倉祭りの期間中にしかこの扉は開けられない。しかし、この柵や扉は史跡・浄光明寺境内・冷泉為相墓を区切るもので、やぐらに行けないようにしている訳ではない。
　浄光明寺境内にも不動堂裏や客殿裏、収蔵庫裏、仏殿横、綱引地蔵尊が安置されているところやその周辺にやぐらが存在している。しかし、冷泉為相墓裏のやぐらは浄光明寺のやぐらではなさそうで、多宝寺のやぐらであろうか。
　このやぐらは相当に広く、中には数多くの五輪塔が並び、壁面には区画が区切られて五輪塔が安置されている。このやぐらに安置されている五輪塔は100基はないであろうが、80基は越えようか。これほど多くの五輪塔が安置されているやぐらも他にはないであろう。
（表紙写真は冷泉為相墓裏のやぐらの中に並ぶ五輪塔）

エリア 鎌倉(神奈川)

冷泉為相墓の囲い。

冷泉為相墓裏のやぐら。明月院やぐらが7m×6m（13坪弱）で最大級であるが、それに匹敵しようか。

入口右側に並ぶ五輪塔。

入口右側に並ぶ五輪塔。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の右側。正面奥と右側面に仕切りがあり、それぞれ3基づつの五輪塔が並んでいる。
この写真に写っている五輪塔だけで50基程度になろうか。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の右側。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の右側。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の中央。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の左側。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の左側。五輪塔が1基だけの小さ目の仕切りもある。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の左側面の仕切り。

冷泉為相墓裏のやぐらの中の左側面手前。

冷泉為相墓裏のやぐらの入口の左側。

冷泉為相墓の宝篋印塔。