鎌倉・海蔵寺のやぐら

2010/05/08 - 2010/05/08

　鎌倉市扇ガ谷4にある海蔵寺にはやぐらが多く見られる。海蔵寺外門があったとされる清涼寺谷の入口あたりからやぐらがあり、今では庚申塔が祀られているやぐらや海蔵寺駐車場にもぽっかりと大きな口を開けたやぐらが見える。
　十六ノ井も隧道を過ぎたところにあるし、隧道の中にも1つ、2つのやぐらがある。これはちょうど、海蔵寺墓地に行く途中にある隧道とそこを潜ったところにある今だお祭りされているやぐらとの関係と同じだ。その手前の底脱ノ井の奥にもやぐらが並んでいる。
　境内に入れば仏殿奥の四方竹の向こうにもやぐらが見え、本堂横にもやぐらが並び、中に宇賀神さまを祀っている雨宝殿(うほうでん)と呼ばれるやぐらもある。
　海蔵寺のやぐらは、墓地手前は今もお祭されており、境内にある宇賀神さまの両隣のやぐらにも墓石があり、やぐらとして残っているが、多くのものがやぐらからは変貌してしまっているように見える。底脱ノ井の奥にある薪小屋になっているやぐらや十六ノ井がそうであろう。
（表紙写真は海蔵寺駐車場にあるやぐら）

エリア 鎌倉(神奈川)

海蔵寺外門があったとされる清涼寺谷の入口あたりのやぐら。中に庚申塔が祀られている。社団法人大日本弓馬会武田流弓馬道教場があり、手前には車が止められている。すぐに化粧坂切通への入口になる。

海蔵寺外門があったとされる清涼寺谷の入口あたりのやぐら。中に庚申塔が祀られている。

海蔵寺駐車場奥にあるやぐら。海蔵寺では最大か。

海蔵寺駐車場奥にあるやぐら。

海蔵寺駐車場奥にあるやぐら。

海蔵寺駐車場奥にあるやぐら。

海蔵寺駐車場奥にあるやぐら。

海蔵寺十六ノ井への随道。中にもやぐらがある。

海蔵寺十六ノ井への随道。

海蔵寺十六ノ井への随道。

海蔵寺十六ノ井への随道。中にやぐらがある。

海蔵寺十六ノ井への随道。

海蔵寺十六ノ井への随道。

十六ノ井。元々は、やぐらで、16（4×4）掘られた納骨穴から水が湧き出しているのであろう。

底脱ノ井の上の孟宗竹林の奥にやぐらが並ぶ。手前に四方竹、奥が孟宗竹だ。

薪か材木が置かれたやぐら。屋根が曲線を帯びて、仕切りも柱のように綺麗に見える。手前のボコボコは納骨穴の跡であろうか。

四方竹の向こうのやぐらは薪小屋のようだ。

海蔵寺庫裡横の崖。やぐらがある。

海蔵寺庫裡横の崖。やぐらがある。

海蔵寺墓地への随道手前のやぐら。

海蔵寺墓地への随道。

海蔵寺墓地への随道。

海蔵寺墓地への随道を潜ったところのやぐら。

海蔵寺墓地への随道を潜ったところのやぐらの中には墓石が並ぶ。

海蔵寺墓地奥のやぐら。

海蔵寺裏にあるやぐら。

海蔵寺裏にあるやぐら。車庫に使われているようだ。

仏殿奥の四方竹の向こうにも2段のやぐらが見える。

本堂横の4つのやぐらの上にもやぐらが見え、2段になっている。

新しい墓石が据えられたやぐら。天井の弧が柔らかだ。

五輪塔など3つの墓石が見える。

やぐらの中の五輪塔などの3つの墓石。中の天井はアーチのようになっているようだ。

上段のやぐら。

雨宝殿(うほうでん)と呼ばれるやぐら。

雨宝殿(うほうでん)。鳥居の奥に宇賀神さまが祀られている。

雨宝殿(うほうでん)の鳥居と宇賀神さま。鳥居の両足の元にあるのは納骨穴であろう。一方から水が湧き出し、その水場を利用して宇賀神さまを祀っているのであろう。

鳥居と宇賀神さま。

鳥居と宇賀神さま。丸い池の奥にはお地蔵さまが祀られている。

雨宝殿(うほうでん)の宇賀神さま。鎌倉では有名な銭洗弁天（銭洗弁財天宇賀福神社）に祀られる宇賀福神は蛇の化身だといわれ、ここの宇賀神像もとぐろを巻いた蛇の像である。

一番奥のやぐら。多くの墓石がL字に並んでいる。奥にも横穴があるが戸板が立てられ塞がれている。

一番奥のやぐら。多くの墓石がL字に並んでいる。奥にも横穴がある。

一番奥のやぐら。L字に墓石が並ぶ。

一番奥のやぐら。L字に墓石が並ぶ。

一番奥のやぐら。