2011/09/24 - 2011/09/24
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ドクターキムルさん
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鎌倉市小町3にある紅葉山やぐらの看板には「史跡『紅葉山やぐら』」とあり、国の史跡に指定されているのかと疑問に思うであろうが、国指定文化財等データベースには記載されていないからほっと安心する。鎌倉市か何かの史跡であろう。
宝戒寺裏の滑川に架かる宝戒寺橋を渡ったところにある。昭和10年(1935年)に発見され、五輪塔や納骨穴、それに海蔵寺十六井と全く同じものが出土されている。その時代考証からも、北条執権ゆかりの納骨と言われている。
平成11年(1999年)に崩落したが、その後の県教育委員会の調査でも十六井が確認されている。この後の復旧で現在のような、山肌を鉄筋コンクリートで覆った、史跡とはとても思われないような姿に変わっている。最も、この奥にある穴は防空壕になっているが、この紅葉山やぐらの姿は60数年前ならば喜ばれたかも知れない。
立派な宝戒寺橋を渡って滑川を遡ろうとしても大蔵稲荷橋までは辿り着かない。途中から私道となって通行禁止となるからだ。この魑魅魍魎とした滑川右岸の入口が宝戒寺橋であり、直ぐに目に入るのが紅葉山やぐらのおかしな姿だ。一度行ったら二度と行きたくない場所だ。
(表紙写真は紅葉山やぐら)
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宝戒寺橋。
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宝戒寺橋の下流に架かる東勝橋。目と鼻の先にあるのだが、回り道するために少し遠い。
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宝戒寺橋を渡ると山裾に枝垂れ桜が植えられている。先日の台風で葉が枯れてしまっている。
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「せせらぎ『滑川』」。
「せせらぎ『滑川』は、朝比奈峠を源流とし、全長5.6km。その由来は、河床をなめるように流れている−というのが原名です。なめり川は、なぜか 多くの文人墨客が好んで暮らしたまちを、ゆったりと流れ、由比ガ浜にたどりつく−。かまくらならではの古都のたたずまいと、由緒ある文化の薫りが、ここからも うかがわれます。
神奈川県は、建設省、鎌倉市、財団法人・砂防フロンティア整備推進機構の支援のもとに、平成7年<1995年>「滑川渓流再生事業検討委員会」<地域内の自治・町内会長を中心に各界各層の学識経験者 で構成>を設置。7年間にわたり、上流の華の橋から寶戒寺橋下流までの1.5kmの渓流環境を再生。 「かまくら景観百選」に選定されている当地域は、滑川再生事業の重点地域として、 全国”せせらぎ”のモデルにもなっております。また、歴史的風土特別保存地区だけに、寶戒寺橋から眺める”せせらぎ”滑川の四季おりおりの景観、若宮大路や鶴岡八幡宮のにぎわいとは無縁の静寂、それに、鎌倉唯一のライトアップ に浮かぶ史跡「紅葉山やぐら」の幻想的夜景は、まことにみごとなものです。
この地域は、鎌倉幕府の実力者・旧跡「北条執権邸」内にあり、平成13年<2001年>の NHK大河ドラマ『北条時宗』<第8代執権。1251−84年>生誕の地ともいわれ、文永・弘安の役の二度にわたる蒙古襲来を撃退。”神風”とともに、日本の歴史に名跡を残しました。
せせらぎの 川面にゆれる 木もれ月 白 萩
神 奈 川 県
鎌倉紅葉山自治会」。 -
紅葉山やぐら。こんな姿のやぐらは誰も期待してはいない。
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紅葉山やぐら。こんな姿のやぐらは誰も期待してはいない。防空壕なら納得できよう。
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「史跡『紅葉山やぐら』」。
「 史跡「紅葉山やぐら」は、昭和10年<1935年>に発見され、五輪塔や納骨、それに"海蔵寺十六井"と 全く同じものが出土しておりますが、その時代考証からも、北條執権ゆかりの納骨といわれております。 平成11年<1999年>の大崩落後の神奈川県教育委員会の調査でも"十六井"が再確認されています。
鎌倉付近では、山腹の岩<第三紀層の凝灰岩質>をくりぬいて作った穴を「やぐら」と呼んでおり、 鎌倉時代から室町時代における上層階級の墳墓とされております。
この奥にある穴は、第2次世界大戦時の防空壕の跡ですが、 鎌倉西口駅前公園にあるラングドン・ウォーナー博士<1881−1958年・米国>の顕彰碑にもあるとおり、 若かりしころ、東京美術学校<現在の東京芸術大学>に留学、 岡倉天心に私淑した同博士<テオドル・ルーズベルト大統領の女婿>は「文化は戦争に優先する」と、 京都・奈良・鎌倉の三古都を中心に「日本の重要文化財リスト」を作成。 そのおかげで、多くの重要文化財が戦禍から救われました。
この地域は、鎌倉幕府の実力者・旧跡「北條執権邸」<歴史的風土特別保存地区>内にあり、 平成13年<2001年>のNHK大河ドラマ「北條時宗」<第8代執権・1251−84>生誕の地ともいわれ、 文永・弘安の役の二度にわたる蒙古襲来を撃退。 "神風"とともに、日本の歴史に名跡を残しました。
もののふの 諸行無常の 鐘の声 永久に眠らぬ 紅葉山やぐら 萩村
鎌倉市教育委員会
、 鎌倉市紅葉山自治会」。
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