2011/07/18 - 2011/07/18
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のーとくんさん
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国宝めぐりとして、兵庫・加古川の刀田山鶴林寺(とたさんかくりんじ)に行くことにしました。
かつて、聖徳太子が16才のときに(589年)、秦河勝(はたのかわかつ)に命じて、いまの兵庫・加古川に仏法の道場を建てられました。
釈迦三尊と四天王をお祀りしており、四天王寺聖霊院としたのが、この鶴林寺のはじまりで、播磨の法隆寺とも呼ばれています。
この鶴林寺には、平安時代の壁画がみつかった、兵庫県最古の木造建築物である国宝太子堂と、本尊薬師如来をお祀りするこれも国宝の本堂があります。
兵庫の天気予報は、一日中曇りということで、出かけてみましたが、この鶴林寺に着いたときには強い雨が。
それでも播磨路の古刹といわれる、刀田山鶴林寺、いいところです。
また、加古川の名所をちょっと調べて、鶴林寺とともに訪ねてみました。
【写真は、落ち着いた感じの鶴林寺の本堂(国宝)です。】
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは、尾上神社に行きました。
謡曲「高砂」に謡われた、相生霊松「尾上の松」のあるところです。
尾上の松、一つの根から男松(黒松)・女松(赤松)が生えている姿は、相生の霊松として信仰を集めています、とあります。 -
門を入ると、そこにはすっきりとした境内と、気品の有る拝殿があります。
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七代目の尾上の松です。
謡曲「高砂」に謡われた霊松は、初代の尾上の松です。
初代は、太さ五尋で地上一丈のところから男松・女松に分れていて、女松が上に伸びてひろがり、男松は地に這って、また上って、また地に這ったということです。
その男松の上ったところを、鳥居とみなして、みんなが参詣したそうです。 -
拝殿の前の狛犬です。
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拝殿から、きれいにされている内部を見ています。
海の神である住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)と息長足姫命(神功皇后)を、お祀りしています。 -
都恋しき片枝の松です。
「神功皇后のみあとをしたって枝葉ことごとく東に向って張ったといわれる。その形状は、あたかも龍のうずくまった様にて、千載霜におごる色深く、誠に希世の老松であったが、昭和二十四年枯死。現在は三代目である。」と看板に書かれています。 -
八代目と九代目の尾上の松が、相生殿の前に今年の3月8日に植樹されたと書かれています。
二本の若い松が植わっているのがわかりますか。
なお、六代目は去年の猛暑と松喰い虫のため、枯れてしまったそうです。 -
鶴林寺の大門です。
雨がちょっと強くなってきました。 -
大門の仁王像です。
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鶴林寺の本堂(国宝)です。
上の屋根は三重塔、左の建物は常行堂です。 -
鶴林寺の本堂の内部です。
本尊の薬師如来像は秘仏で、60年に一度しか開帳されないそうです。
それも平成になって、開帳されたそうです。
あーっ、残念。 -
本堂内部からも、三重塔を見ることができます。
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国宝の太子堂です。
雨がかなり降っているので、本堂の屋根に守られながら、撮りました。 -
これも本堂の屋根に守られながら撮った、常行堂です。
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講堂には、たくさんの傘が。
大勢の子供が中にいるようです。
聞くと、近所の子供に対して、加古川の歴史を教える講習会が、鶴林寺で行われているとのことです。
駐車場が満車状態で、へんだなぁと思ったら、こういうイベントが行われていたんですね。
良いことですね。 -
境内では、収蔵庫新築工事が行われています。
先ほどの60年に一度おめにかかれる秘宝薬師如来像ですが、来年秋のこの収蔵庫が完成したときに、この収蔵庫で見ることができるという話があるそうです。
来年、来なければ。 -
観音堂です。
雨が、かなり降っているのがわかると思います。 -
鐘楼です。
このあと、宝物館へ行って、名の通った‘あいたたの観音さま’を拝観しました。
微笑んだお顔、腰をひねったお姿。
いいですねぇ。 -
宝生院の門の屋根にある、瓦です。
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新薬師堂です。
本堂の薬師如来が秘仏であるため参拝者やってきても本堂の如来を目にすることができないため、参拝者がいつでも拝めるよう江戸時代中期に建立されたとのことです。 -
新薬師堂の、薬師三尊です。
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行者堂です。
境内の南西の角にひっそりとしたところにあります。
鶴林寺を守護するため日吉神社を建てたのが前身で、当初は鶴林寺鎮守の山王権現をお祀りしていたのですが、明治以後絶大な超能力を持った修験道の役行者をお祀りするようになり、行者堂となりました。 -
次に行った、泊神社の正門です。
最近、整備されなおしたようで、すっきりした神社です。
天照大神の天岩戸にお隠れになったときの御鏡のうち一つが海に流され、それがここに泊まり着いたのが起こりとされています。
飛鳥時代には、聖徳太子が鶴林寺の建設の際に、側近の棟梁の秦河勝(はたのかわかつ)が、紀伊の国から自身の氏神である国懸大神を勧請して社殿を建立しました。 -
境内には、能舞台があります。
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本殿の横に、なぜか狛犬がそろっています。
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この社殿は、承応2年(1653)宮本武蔵の養子である、宮本伊織が改築したものといわれています。
この灯篭は、宮本伊織が寄進したものです。 -
次に行った、平木橋です。
かなり迷って、到着しました。
平木橋は、花崗岩のアーチとレンガを組み合わせた水路橋で、大正4年(1915)に、神戸市北区の淡河川と山田川から農業用水のための疎水事業として、建造されたものです。
歴史的価値が高いことから、加古川市の指定文化財になっていて、平成21年にここに移築されました。
綺麗に整備されていて、気持ちがいいです。 -
まわりが蓮畑になっているとは思わずにやってきました。
綺麗な蓮の花がたくさんあり、蓮の花のうえにはキラキラと綺麗な水玉が出来ています。
雨もなかなか良いことをしてくれますね。
(おしまい)
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この旅行記へのコメント (4)
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- ゆうこママさん 2011/07/21 22:46:43
- いつかは、鶴林寺
- こんばんは。
いつかは行きたいと願っている鶴林寺。
こんな雰囲気なのですね。
太子堂も仁王像も鐘楼もなにもかも素敵。
仏像もさぞや・・・です。
愛知県から公共交通機関で行くには、あまりにも不便。
でもこの旅行記を拝見し、「いつかは」の思いを強くしました。
- のーとくんさん からの返信 2011/07/23 08:12:58
- RE: いつかは、鶴林寺
- ゆうこママさん
おはようございます。
書き込みありがとうございます。
鶴林寺、歴史をそのまま残してる空間を感じます。
そういう風に、維持していくのは、結構大変なことなんでしょうね。
何か古いビルのような宝物館だけが、ちょっと場違いな感じがしていたのですが、こんど新たに周りに(おそらく)マッチした収蔵庫として生まれ変わるようです。
この収蔵庫、鉄筋コンクリートのようですが、中に収納する宝物類の保護のためには、やむを得ないのでしょうね。
秘仏が公開されるときには、鶴林寺、お尋ねください。
のーとくん
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- 義臣さん 2011/07/20 16:21:42
- 十数年まえ
- 十数年前妻と尋ねた鶴林でら 懐かしく拝見
幾分忘れかけていたので、
はっきりと思い出し、嬉しかったです
有難う 義臣
- のーとくんさん からの返信 2011/07/22 07:07:11
- RE: 十数年まえ
- 義臣さん
おはようございます。
書き込みありがとうございます。
鶴林寺、くっきりと、思い出していただけたようですね。
なにか、お役にたてたなら、嬉しいです。
また、よろしくお願いいたします。
のーとくん
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