2011/06/04 - 2011/06/04
569位(同エリア818件中)
まりも母さん
吉祥寺の井の頭恩賜公園と自然文化園は、私の子供の頃からの思い出の深い場所。
自然文化園は”井の頭動物園”と子供の頃から呼んでいます。
そこにいる象の「はな子」は日本で最高齢の象さんです。
還暦も過ぎた、おばあさん象のはな子さん、
長い長い日本での生活ので、色々な事がありました。
戦後初めて、日本に来たはな子さんは、今年で64歳。
ずっと、吉祥寺の地でひとりで暮らしています。
私が生まれて初めて見た象はこのはな子さん、
しばらく、自然文化園には行っていませんでしたが、
ここ数年、ずっとはな子さんの事が気になって、会いたい、会いたいと思っていました。
6月の梅雨の晴れ間に友人夫婦と4人でやっと再会できました。
小さな動物園、スターはこのはな子さん。
のんびりした、武蔵野の午後は、
近くて遠い、思い出のひとときでした。
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吉祥寺は、関東の住んでみたい街第一位に連続で選ばれてるとか。
街はコンパクトで、古いから新しいまでが狭い地域にびっしり、
大きな公園があって、学校も多い、
それに東京でも山の手独特ののんびり感があると思います。
その辺なのかなぁ?
私はお隣の西荻窪育ちなので、吉祥寺はほぼホームタウン。
今も実家に帰った時は一番良く行くのが吉祥寺です。
井の頭恩賜公園は、記憶にない位の幼児時代から、おばあちゃんに連れて行ってもらって、
本当にしょっちゅう行っていました。
公園の木々は、私の幼い頃からすでに○十年経って、
いまじゃかなり立派な森林(?)系になってきています。 -
恩賜公園内に分園があります。
今日は、電車利用で、吉祥寺で友人と待ち合わせして、駅方面から徒歩で来ました。
ゆっくり歩いて、駅から約10分。
天気も良く、暑かったので、恩賜公園内の木陰を散歩がてら歩き、先に分園入り口でチケットを買いました。
大人400円です。
本園と分園どちらも入場できます。
(片方しか見ないで、半券が未使用の場合は後日、残りの方に使う事ができます)
分園には水生物館、水鳥が見られます。
むかし、ここのオオサンショウオが盗まれる事件があったな〜と
オオサンショウオのケースを眺めつつ思い出しました。
(たしか、無事に取り戻せたのです、その時のサンショウオが今居るサンショウオ?)
井の頭自然文化園の公式サイト
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/ -
分園を通り抜けるように見学して、いよいよ本園に入場です。
今日は午後からのゆっくり待ち合わせだったので、なんだかんだでもう3時過ぎでした。
入園は4時まで、だったのであまりゆっくり分園は見ていられませんでした。
日向は暑いですが、木陰は気持ちよいです。 -
お〜カピバラさん、居たのね。
暑いからか、のびてます・・・。
しっかし大きいな〜ねずみっぽいですから、
もし、どこかで野生(?)のカピバラに出会ったらめっちゃ びびるでしょうね〜。
この手前にモルモットと触れ合う事のできるコーナーがあるのですが、
3時で終わりのようで、モルモットは仕舞われ、
子供たちとパパママは手洗いをしていました。
(ふれあいコーナー10時〜12時 13時〜15時)
うちの子供も小さい頃、モルモットを抱っこして大喜びしてましたね〜。 -
カモシカやキツネを見つつ、そのあたりはざっと。
今日ははな子さんに会うのが私の最大の目標です。
ダンナと友人夫婦はそれに付き合わせたかっこうです。
はな子さんの居る象舎が見えてきました!!
はな子さ〜〜〜〜ん!!
心で叫びます。
AKBの♪あいたかった〜あいたかった〜あいたかった〜イエイ!♪♪が心のBGMで鳴ります。 -
はな子さんです!!
はな子さんはお誕生日がはっきり判らないので、毎年お正月を迎えると1歳年齢を重ねた事にしているそうです。
なので、1月1日が仮誕生日。
毎年1月末頃にお誕生祝いの会が催されます。
それにも参加してみたい〜。
はな子さんは今年2011年で64歳。
日本最高齢の象になってしまいました。
50歳のお誕生日の年、子供とここに来て、記念の缶バッチを頂きました。
"はな子さんお誕生日おめでとう50歳”って書いてあったけど、
もうあれから14年か〜。 -
はな子さんはお客さんの方へお尻を向けて、前足でステップを踏んでいました。
このはな子さんのステップは有名らしいです。
昭和24年2歳でタイから来日したはな子さんは最初上野動物園に居て、
この井の頭には昭和29年だそうです。
ずーっとずーっと吉祥寺。 -
はな子さんの歴史はwebサイトでも簡単に見つかると思いますが、
象舎の室内見学室の壁にも書かれています。
このお堀に落っこちた事もありますし、
夜間に忍び込んだ酔っ払いのおじさんを事故で亡くしてしまった事、
飼育員さんおひとりの死亡事故などはな子さん黒歴史も書かれていました。
人殺し象などと、石を投げられた事もあったそうですが、
はな子さん 自分からここに来たのでない事を思えば、
心が痛みます。
今は、たくさんのはな子ファンに見守られ、大切にされているのですよね。 -
以前の、飼育員さんが、象とおなじ空間で給仕をしたり、掃除をしたりする直接飼育から ケージ越しに行う、準間接飼育に移行したばかりだそうです。
はな子さんに会いに行ったすぐ後、NHKの番組で、この2種類の飼育方法についての番組を見ましたが、
高齢のはな子さんであっても大型の動物なので、飼育員の安全を考え、変わってきたのですね。
象は大変頭のよい動物で、自分の気に入らない事は排除しようとし、意思をもって人間を壁に押し付けたりする、と番組では言っていました。
あれだけ大きな体ですから、押し付けられたりしたら、危険です。
準間接飼育なので、頑丈な鉄柵の外側に飼育員さんの置いた草団子などがあります。
手前の細い柵の外から、見学者はこのお部屋を見る事ができます。 -
はな子さんのご飯について色々書かれています。
はな子さんは歯が1本しかありません。
生え変わったものの抜けて、今の1本が最後の1本です。
なので、大好きなバナナも皮をむかないと食べられないそうです。
薄めたスポーツドリンクなども飲んでいるのです。
高齢のはな子さんの為に飼育さんの努力がたくさんあるようです。 -
お部屋をのぞいて、屋外のはな子さんを見に戻ると、いつの間にか移動していました。
はな子さんの屋外運動場での公開は午後4時までです。
もうすぐ午後4時。
毎日の事なので、”そろそろお部屋に入る時間だわ”と判るのでしょうか。
お部屋入り口の扉付近で、待っているようです。 -
鼻で、壁を触ったり、微妙に前後に歩いて、扉が開くまで待っています。
そう言えば、震災のあった日、そしてその後の余震で、はな子さんも怖かったのでしょう。
その時はずいぶん、鳴き声をあげたそうです。
象舎のすぐ裏は一般の民家ですから、近所のおうちから、
”象が鳴いてばかりいるが、いじめているのではないか?”と問い合わせの電話があったそうです。
東京住まいで64年。でもこんな大きな地震は初めてですから。
動物たちどれだけ恐ろしかったでしょうか・・・。 -
4時になりました。
飼育室の扉がスルスルと開きました。
見学のお客さんいっぱいで見守っています。 -
扉が開くと、はな子さん ちょっとだけ、
”どーしよっかな〜はいろっかな〜”的な動きを見せた後、
ゆっくり入っていきました。 -
毎日毎日こうして、運動の後、お部屋に入って行くのですね。
雨の日は出ないのかな?
室内の方はエアコンも入っているようなので、
あまりにも暑い日や寒い冬、大雨の日は出ないんだろうな〜。
もうたっぷりお年寄りなので、無理せず、いたわって欲しいです。 -
お部屋の中には夕ご飯が用意されていましたから。
これからお食事タイムです。
はな子さんがしっかり室内に入るまで、たくさんの人が見守っているのです。
はな子さんは井の頭文化園の一番のスターです。 -
姿が見えなくなると、扉もすぐに閉まります。
-
はな子さんの移動と共に、見ていたお客さんも室内の方へ大移動!
わんさかわんさか、集まってきます。
別に、象を始めて見る訳でもないはずですが、
とにかく大人気のはな子さんです。
狭い見学室はすぐに満員状態。
小さい子供はお父さんにかたぐるましてもたったり、抱っこで、はな子さんを見ます。 -
はな子さんのお食事風景、写メやデジカメで皆が写真を撮ってます。
はな子さんは草団子ではなく、まず、キャベツの方に向かいました。 -
長い鼻を器用に使って、キャベツの柔らかそうな所をチョイスします。
外側の青々したやや硬そうな葉っぱは後回し。
鼻で選んで自分の足元に置いて、ふんずけてつぶし、柔らかくするのです。
見ているお客さんから”お〜〜〜〜”というどよめきが一斉にあがります。
なんというほのぼのとした光景。
いや、はな子さんの食事風景だけでなく、それを見て”お〜”と感心している人たち含めてです。
象さんの食事の様子眺めて、楽しそうにしてる、平和なひと時。 -
しばらく、はな子さんの食事風景を眺め、まだ、後ろから見ている方たちのじゃまにもなるので、そこは引き上げました。
もしかしたら、10年以上久しぶりだった「はな子」さん。
飼育員さんたちの手厚いお世話で、元気そうでよかったです。
昨年の激暑い夏も、恐ろしい地震も乗り切ったはな子さん。
まだまだ長生きして下さいね。
今度はお弁当持って、もっとのんびりはな子さんを眺める日を作りたいと思いました。
象舎の隣には熱帯鳥温室がありますが、どうもこの日は入場できないようでした。
震災でどこか痛んでしまったのかも?
ここ好きなんですよ。
温室で結構暑いので、中でアイスクリーム食べるのがこの動物園での最大の楽しみだったりしてたのですが・・・。
まぁ、今どきの植物園の温室とかに比べると、実にセコイ規模になっちゃいましたが・・・。
温室の前にはこれまたレトロな小さい遊園地があるのです。
なぜか名前が”スポーツランド”なぜ???
あるのはメリーゴーランド、ティーカップ、コイン遊具などです・・・。
昔は小さい観覧車もあったんだが・・・。高さ3階建ての家ほどの小さいやつ。
どれもかわいすぎる乗り物。値段も100円とかそんなもん。
でも、子供たち結構遊んでます。 -
ミニ遊園地の前にはサル山。
サル山って結構面白いですね、
なんとな〜く人間社会にあてはめて、眺めてしまうのです。
友人夫婦とダンナ、なにやらしゃべりながらずっと見てますね〜。 -
小猿が4匹位います。
やはり子供はかわいいですね。
遊び方がかわいいです。
ブランコで遊んでるチビは見ていて飽きません。 -
リスの小径という大きなケージがあります。
中にリスが放し飼いになっていて、歩きながら観察できます。
リスが横切ったり、走ったり、エサはあげられませんが、
かわいい姿が見られます。 -
ニホンリスだそうです。
シマリスじゃなかった。
結構大きいです。
リスの小径の周りにもたくさんのケージがあって、中にリスがわんさか。
なんか〜繁殖力すごそうな気がするけど、どんどん増えるのかな?
で、小径のほうのケージに入れてもらえる子はどのような選択で?
お客さんと一緒だから、凶暴そうな子はダメとか・・・。 -
これは、本園の中心部分にある大放飼場で、これはヤクシカです。
あれ〜?ここには昔、きょんが居たよね〜。八丈島のきょん。
友人が"八丈島のきょん”とか知ってると、年齢がバレると言ってましたが・・・。
すっかりきょんは居なくなってました。
相変わらず、タンチョウツルは居ましたけど。
この後、資料館で”ちゅう げっ歯類展”を見ました。
マウスが透明なビニール菅の中でぎゅうぎゅうになってるところを見てびっくり、
これ、絶対 自分の意思では出られないよね〜というものすごい事になってるのは、良く死なないと思う。
ハリネズミがなんともかわいらしかったが、ミミズみたいな虫を好んで食べてるのにはやや、引きました・・・。
今日は、目的が”はな子さんに会う”だったので、これで、帰る事にしましたが、
この本園の中には他にも
北村西望が長崎の平和記念像のアトリエとして使った彫刻館や野口雨情の書斎の移築など見るものがまだまだあります。
大人も、子供ものんびり一日過ごせる井の頭公園は、武蔵野ならではののんびり空気の楽しい場所です。
次は、吉祥寺のデリのランチ持って、もっとゆっくり来たいです。
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