2011/06/14 - 2011/06/14
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Weiwojingさん
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チェコ出身のアントンニン・レーモンド(1888~1976)が日本で建てた建築物を求めて、今回は東京世田谷区にある「東京聖十字教会」を訪ねました。
東京聖十字教会は日本聖公会に所属し、1924年にこの地に設立されました。関東大震災(1923年)で東京の大部分が被災した中で、世田谷に住んでいる人々を精神的に支えることを願って、このところで伝道が始まりました。
会堂は1961年にレーモンドによって建設されましたが、「柱状合板」使用の「合掌造り風」のものとしては、日本最初の建築だと言われています。
■ 「レーモンド建築の魅力を求めて」シリーズ ①~④も併せてご覧ください。
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世田谷若林の商店街を抜け、住宅街に入るとすぐ東京聖十字教会があります。住宅街の中に埋もれるように建っているので、最初は分かりにくいですが、独特な形をしているので見つけやすいです。
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教会堂入口です。ドアの上に「日本聖公会 東京聖十字教会」と書かれた文字があります。聖公会というのは、プロテスタントに属し、イギリス国教会のことです。Anglican Chu-rch とも言います。
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独特な形と書きましたが、それがこの建物の特徴です。終戦後アメリカ軍の兵舎等でよく見られたカマボコ型建物ですが、その形にそっくりです。
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ここからも入ることが出来ます。
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薄暗い会堂内には天井から灯りがつりさげられて、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。静かな中にも凛とした空気が漂い、しばらくはベンチに座り、その静かさを味わいました。
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正面祭壇のところです。日曜日の礼拝の時に、ここで聖餐式等が行われます。
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正面から見てみました。
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会衆用ベンチはマカボニーの木で作られています。
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この教会の構造はレーモンドにとって初めての試みで、当時一般化しつつあった集成材の曲げ物を棟で止めて、トップライトのガラスにカラーフイルム膜を貼り、大胆な木造空間の祈りの場をつくりました。
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間口5間、奥行き6間の小宇宙ですが、合板張りの壁、妻側のたて板張りとともに、彼のいう5つの原理、つまり単純、直截、正直、自然、経済性が、 そのまま形にされた教会堂です。
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天井と玄関上部のガラスを撮ってみました。
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これは何でしょうか。礼拝終了時に行われる献金に使われるのでしょうか。
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