2011/05/06 - 2011/05/06
926位(同エリア1409件中)
どんぴさん
弘前市内には明治から大正時代に建てられた洋館や教会などがあちこちに残ります。
どの建物も純粋な洋風建築という訳ではありません。和の要素が融合した和洋折衷のレトロな建物を見ていると、まるで明治時代にタイムスリップしたような気分になります(^_^)
全2部の大作になってしまった弘前旅行記。
後編は弘前の「洋のレトロ」をご紹介いたします。
□5/05(木) 東京 → 盛岡 → 鹿角 → 小阪 → 弘前
■5/06(金) 弘前 → 黒石 → 三内丸山遺跡 →盛岡
□5/07(土) 盛岡 → 一ノ関 → 気仙沼 → 一ノ関 → 仙台
□5/08(日) 仙台 → 松島 → 仙台 → 東京
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「藤田記念庭園」
大正8年(1919)年に建てられた日本庭園。
敷地内にはおもちゃのような洋館が建っています。
場所は弘前城公園のすぐ近く。 -
藤田記念庭園には中心に大きくて立派な枝垂桜があり、今の季節はこれを見るだけでも入場する価値がある。
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「旧弘前市図書館」
弘前城公園の南東側には近代建築が密集しています。そのうちの1つがこの旧弘前市図書館。ルネッサンス風のデザインがいいですね(^_^) -
明治39年(1906年)に建てられ、その名の通り図書館として使われた建物です。
採光のために窓を大きくし、本を読みやすいように工夫されているのが解かりますね。 -
「旧東奥義塾外人教師館」
明治23年(1890年)、外国人宣教師の住宅として建てられた建物。
現在、1階はカフェになっています。けっこう人気があるらしく、満員でした。 -
2階の各部屋では当時の外国人宣教師達の暮らしを再現しています。
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屋内にブランコがあるのがお洒落。
こんな家なら住んでみたい(^_^) -
「青森銀行記念館」
青森県内初の銀行(旧第五十九銀行)の本館として明治37年(1904年)に建てられたルネッサンス様式の建物。国指定重要文化財。
銀行の本館と言うだけあって、とても重厚なたたずまい。
一見、石造りの建物に見えるけど、実は木造のようだ。 -
青森銀行記念館の1階。
様々な資料が展示されています。
現在は銀行として使われていないのですが、案内の職員の女性が昔の銀行員っぽい感じのレトロな制服を着ていました。 -
青森銀行記念館の1階。
天井は日本の寺社建築などによく使われる「格天井」になっていますね。
"和洋折衷"という言葉がよく似あうなぁ。 -
「日本キリスト教団弘前教会」
明治39年(1906年)に建てられたゴシック様式の教会。 -
ヨーロッパや南米の教会に比べると、日本の教会はたいてい装飾がシンプルですね。
国民性の違いでしょうか? -
2階からみたとこ。
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この教会、2階はなんと畳敷きでした。
座って緑茶をすすりたくなるな(笑) -
「カトリック弘前教会」
明治43年(1910年)に建てられたロマネスク様式の教会。
左隣には幼稚園が併設されています。 -
教会の入口付近にあったマリア像。
お地蔵様のように見えてしまうのは私だけ? -
「カトリック弘前教会」の内部。
祭壇の装飾がとても立派で、日本の教会じゃないみたい。 -
祭壇はオランダのアムステルダムにある教会から譲り受けたそうで、1866年に政策されたそうだ。どうりで雰囲気が違うわけだ。
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天井はいわゆる"リブ・ヴォールト天井"。
海外の教会でよく使われる様式ですね。
今まで見てきた日本の教会の中でいちばん日本らしくない。まるでヨーロッパにいるみたいだなぁ… -
…と思っていたけど、足元を見たら畳。
やっぱりここはヨーロッパではなく青森県でした(笑) -
よく見るとステンドグラスのデザインもどこか怪しい(笑)
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「百石町展示館」
明治16年(1883年)に豪商の宮本甚兵衛が建てた「角三呉服店」(かくさんごふくてん)の店舗。ゴシック様式と土蔵造りをあわせた独特な外観です。
さっきの教会に比べると、かなり"和"に傾いた和洋折衷建築ですね。
大正期から2001年までは銀行として使われ、現在では展示館になっています。 -
ホテルの近くにあった「一戸時計店」。
時計塔がとても印象的だったので写真を撮っておきました。
後で調べたら、あの時計塔は明治30年(1897年)頃に建てられたそうです。
どうりで年季が入ってるはずだ。 -
「日本聖公会弘前昇天教会」
大正10年(1921年)に宣教師ジェームス・ガーディナーによって建てられたレンガ造りのゴシック風教会。 -
中に入ると、いきなり登場するのは何とふすま!
和洋折衷にもほどがあるぞ! -
はしっこにあるのはダルマストーブ。
とても雪国らしい。 -
ふすまを開けると、そこは別世界。
あのふすまは弘前とヨーロッパを結ぶ"どこでもドア"だったのか? -
シャンデリアのデザインがかっこいい。
弘前市には他にもいくつか近代建築があるのですが、時間がないので車で黒石市に移動します。 -
14:20、黒石市にある「盛美園」に到着。
明治35年(1902年)に建てられた和洋折衷の館と庭園で知られるところです。 -
盛美園はジブリ映画の『借り暮らしのアリエッティ』の舞台のモデルになったことで一躍有名になりました。
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1階が和風で、2階は洋風。
和洋折衷の建築物はほかにもたくさんあるけど、ここまでキッパリと1階と2階で分かれているのも珍しい。 -
1階は内部を見学できます。
ホントに純和風。2階にあんなのが乗っかってるとは思えない。 -
庭園内の丘から見た風景。
ああ、まるで本当にアリエッティが住んでいそうなところだな。
映画観てないからよく知らないけど。 -
お土産コーナーに飾ってある宮崎駿御大のサイン色紙。
ジブリ映画のモデルになった!というキャッチフレーズの場所って世界中あちこちにありますが、そのほとんどはスタジオジブリが公式に認めていません。
でも、このサイン色紙を見ると盛美園に関しては映画のモデルと暗に認めているようにも見えますね。 -
黒石市と言えば有名なのは「こみせ」。
せっかく黒石まで来たので「中町こみせ通り」に行ってみる。 -
「こみせ」とは陽射しや吹雪から人を守るための、いわば昔のアーケード。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている独特な街並みなんだけど、こみせ通り周辺のごく狭い範囲にしか残っていない。
少し散歩したら終わってしまい、やや期待はずれ。 -
市役所近くで見つけた建物。
コンクリ製の建物だけど、軒先にこみせを模したアーケードがある。
現代の建物にも伝統を活かそうとする心意気は好きだな。
15:40、黒石市を出発。次に目指すは三内丸山遺跡だ!
時間が無いから急げ〜!
《2011年GW 東北周遊:三内丸山遺跡編へつづく》
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