2011/05/27 - 2011/05/30
18位(同エリア29件中)
ひでさん
今回の旅は、レッドウッド国立&州立公園です。
あまり知られていない所で、かつ拠点となる都市からは遠いことから、なかなかここに来よう、とはならない所だと思うのですが、だからこそ行ける時に行っておきたい、ということでここを選びました。数ある世界遺産の中でも、ここには「世界一」のものがあります。世界一の高さに成長する木々、レッドウッドです。それを実際この目で確かめたい!という思いはずっとありました(ただ、ちなみに個々の木の高さで世界一のものはこの公園外にあるのだそうです。場所は明かされていません)。ですので、とても楽しみにしていました。
旅程は、日本→サンフランシスコへ入り(羽田発JAL002便)、その日のうちに出来るだけ北上して公園へ近づき(Ukiah:ユカイア、という町で1泊)、2日目お昼~3日目午前中くらいで公園内を観光します。その後サンフランシスコへと戻るのですが、途中サクラメント、ナパ・バレーを訪れ、サンフランシスコから日本へと帰るという流れとなります。
それではこの旅も駆け足とはなりますが、多くの写真をカメラに収めましたので、どうぞご覧ください!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ユカイアのホテルを出発して約1時間半、80マイルほど走ったところで、ルート101は森の中へと突入しました。北部海岸地方には、多くの公園が点在していて、ここはその中の一つ「リチャードソングローブ州立公園」です。
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入口を入ってすぐのところに料金所があり、「あ、入場料取るの?」で即座に入場中止。料金所の手前にあった15分パーキングに車を停め、ささっと見学することに。
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どっちを向いても高〜く伸びたレッドウッドの木、木、木。
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森の中はひんやりとしていて、奥まで入っていくとまだお昼前なのに暗い感じです。
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足元にはシダ系の植物が生い茂っていました。雨、湿気が多いのですね。
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公園を後にして、ひたすら北上。およそ120マイルを約2時間と少し走って、ようやく「レッドウッド国立&州立公園」の境界に到達しました!
境界地点がちょうど海沿いの道となっていて、まずはここで記念の撮影。これは海と道路を隔てたところにある「フレッシュウォーターラグーン」です。 -
ラグーンが点在する平坦な海沿いなのに、不自然に海まで突き出ている丘陵。
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イチオシ
きれいな太平洋です。ここまで山や森の中を走ってきたので、気分が変わります。
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ちょっと波が高いなあ、という印象です。
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ここに来る途中かなり強い雨に降られた時があり、雨の多いところだと聞いていたので覚悟はしていたのですが、この日はラッキーなことによく晴れてとても清々しかったです。
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フレッシュウォーターラグーンから少し走ったところにあるのが、この「トーマス・H・クーヘルビジターセンター」です。
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今回の旅の目的地であるレッドウッド国立&州立公園についたのだなという実感がわきました。
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これが公園の全体図です。南北に長い公園であることがわかります。
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ビジターセンターには、こういった展示物やショップなどがありました。
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ビジターセンターを後にして、最初に訪れたトレイルが「レッドウッド・クリーク・トレイル」です。
このトレイルはとても長いので(約14キロ)、少しだけ歩いて次のポイントへと移ることにします。 -
トレイルは橋を渡ることから始まります。小さな川がさらさらと流れていて、マイナスイオンたっぷりという感じです。
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このように焼けて朽ちている木がありました。落雷などによって、山火事が発生し、このようになるようです。
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高い木ばかりなので、上を見上げることが多いですが、足元にもこういった花が咲いていたりして、いろんな表情があります。
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それにしてもどの木もほんとに背が高いです。
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別のところにもこのように焼けた木が・・・落雷などによって発生した山火事で背の低い木や草などが焼け、それが新たな土壌となって、また新たな木々が芽吹く、増えすぎて自然のバランスが崩れないよう、不思議な自然界のサイクルが繰り返されて後世に命をつないでいるということでしょうか。
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次に訪れたのが、「レディーバード・ジョンソン・グローブ」です。レッドウッド・クリーク・トレイルの駐車場から車でほんの数分です。
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なぜ「Lady Bird Johnson」なのか?それは、1968年にここで国立公園誕生の式典が開かれ、その時にレディバードの愛称で知られたジョンソン大統領夫人が出席したことからきているのだそうです。
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野生動物たちも数多く暮らしています。
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さあ、いよいよトレイル散策へと出発です。
いきなり自然っぽくないですね。車道をこの橋を渡って跨ぎ、トレイルへと入っていきます。 -
このトレイルは1年中散策可能で、ぐるっと一回りで約1.5キロ、およそ1時間の散策となります。お手軽に楽しめるので、時間のない人にとってもお勧めですね。
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トレイル上には、13ヶ所のポイントが設置されていて、トレイルガイドに同様に13の解説が載っています(トレイルガイドは橋を渡ってトレイルループの入口付近にボックスがあって、そこで手にすることが出来ます:$1)。
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2つ目のポイントです。ここの木も大きいです。
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自然豊かな森ですが、絶滅が危惧される野鳥が多いのですね。彼らにとっては人間の存在そのものが悪、ということになるのでしょうか・・・
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3つめのポイントのこの木は凄いです。幹の内部が焼けてくり抜かれたようになっています。
人が何人も入れるほどの大きさです。 -
見上げてみると、ずっと上の方まで焼け落ちていました。
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さらにトレイルを奥へと進んでいきます。このトレイルは途中からループ状になっていて、ぐるっと1周することになります。分岐点(ループの結節点)を右へと入って進みます。
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途中、倒れたレッドウッドの木が分断され、その間を通るところがありました。改めてその木の大きさに驚かされます。直径が背よりもある・・・
トレイルの通っているところに倒れてきたのでしょう。やむなく木を分断したというところでしょうか。 -
次のポイントが・・・あれ?13番目(最後)です。どうやら分岐を左に行くのが、順路だったようです。
このまま進んでいくことにします。 -
倒れたレッドウッドの木から、新たな植物が芽吹いています。こうやって、また森が作られていくのですね。
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イチオシ
道が大きな木と木の間を通っています。ちょうど手をひろげたくらいの幅でした。
隙間の幅が人の手をひろげたくらいなので、木そのものの大きさは・・・凄いことがわかりますよね。 -
見上げるとこんな感じです。高い!
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少し歩くと、また中が空洞の大きな木が現れました。洞窟、トンネルといった感じです。人が住めるのではないかと思います。
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11番目のポイントです。どこを指しているのかがよくわからなかったです。
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10番目のポイントです。シダ植物が生い茂っています。太古の世界にきたみたいです。
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図鑑で見るようなシダ植物です。水が豊富で湿度が高いので育つのでしょうね。
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さらに進んで、9番目のポイントです。
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これらの木は上へ伸びて伸びて伸びた挙句にお隣さんとくっついてしまいました。
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8番目のポイント。
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振り向いて撮った写真です。やはり順路を無視して逆方向に歩いてきてしまってました。
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途中、別のトレイルへともつながっていました。
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7番目のポイントです。この場所で、レッドウッド国立公園の開園式典が行われたということです。
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レッドウッドの森を守るためにこのエリアを国立公園に指定したのが今から約40数年前、長い歴史です。
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記念パネルが設置されていました。
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イチオシ
森の中、この木の前で式典が執り行われたのでしょうね。
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さて、記念すべきポイントを後にして、6番目のポイントへと移動してきました。
ここの木もかなり立派なものです。 -
5番目のポイントです。この木は立ったまま朽ちていました。
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この通りです。
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トレイル1周達成です。4番目のポイントまできました。トレイルループ、終了ですね。
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この4番目のポイントにあった木は、こんな風に木の幹にとろろ昆布がひっかかって垂れ下っているように見えて、ちょっと気味が悪い・・・
これで、このトレイルの散策は終了です。別の観光ポイントへと向かいます。 -
次にやってきたのは、野生のルーズベルトエルクが見られるという、「エルクメドウ」です。草原の中に車道が通っているようなところで、車窓からも見ることが出来ます。
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道端に車を停められるスペースがあったので、車を降りてエルクを探してみることにしました。エルクを見られるポイントということで、解説のパネルが設置されています。
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時間が昼間(16時くらい)だったので、いないかなぁと思っていたのですが(朝方などはよく見られるとのこと)、なんと!1頭だけですが発見しました。遠くだったので、ズームしてもこの大きさが限界でちょっと残念です。エルク、こっちを見てますよね?
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あまり出会えなかったので残念・・・と思いつつ北へ向けて車を走らせていたら、きれいな平原が目の前に広がり、このような小屋の立ち並ぶ一帯へと出てきました。そして、そこには・・・エルクの群れがいるではありませんか!
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まずは車を停めて、エルクに近づいて見ようと思います。
これはビジターセンター。ツアーなども実施しているようです。 -
これです!!小屋の立ち並ぶすぐそばにエルクの群れが!あれだけ探したのは何だったのだろう・・・と思ったのは言うまでもありません。これって、餌付けされているってことか?
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イチオシ
オスとメスとが仲良く並んでのんびり座っています。
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エルクが見られて満足し、さらに北へと車を走らせます。20分ほど走ると、「プレーリー・クリーク・レッドウッド州立公園」へと入りました。これらの公園達を総称してレッドウッド国立&州立公園と呼んでいるということですね。
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このあたりにはエルクが多く生息しているみたいですね。まさか普通に見られるとは思わなかった・・・
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次の観光場所、「ビッグツリー」へとやってきました。
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ビッグツリーへは駐車場から歩いてすぐ、1分程度で行くことができます。
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このビッグツリー、高さは93mもあります。そして、もうこの地に1500年も立っているみたいです。
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葉が生い茂って、てっぺんは見えないですね。
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縦に撮っても、全体は入りきらないです。
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イチオシ
ビッグツリーを後にし、次は海を見に行きます。目指すは「ハイブラフ展望台」。この森を抜けてさらに北へ北へと走らせていきます。
それにしても、対向車が周りの木々と比べてあんなにちっちゃく見えるのですから、いかに木が大きいかをおわかりいただけると思います。 -
「コースタルドライブ」という海を見下ろす断崖の上を行く道路を走って展望台へと向かおうと、途中から分岐して進んでいたら、これまで見つけることの出来なかった、公園の看板を発見。ようやく写真に収めることができました。
このまま展望台へ、と進んでいったのですが、なんとコースタルドライブが通行止め!もっと早くに知らせて欲しかった・・・仕方なく違うルートからアクセスすることにしました。 -
一旦パークウェイまで戻り、クラマス川に沿って走る道から海岸へと向かいます。そして、目の間に開けた光景がこれです。陽光を浴びた海がとてもきれいですね。
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ここも観光スポットになっていて、伝説が伝わるようですね。
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海へと注ぐクラマス川河口の砂州が目の前に広がります。
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なぜか海に向けて建てられている十字架が。
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結局「ハイブラフ展望台」へどう行けばよいのかわからずじまいでした(おそらくこのポイントからさらに南下をすれば良かったのだとは思いますが、道が悪く狭いのでやめました)。次のポイント、ここから海を挟んで向こうの高台の上にかすかに見える「クラマス川展望台」へと移動することにしました。
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「クラマス川展望台」へとやってきました。かなり高台の上の方にあって、車で随分上へと上がってきたように思います。
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高台から見る海はとてもきれいです!河口と海との間にあんなに広大な砂浜が。どうしてこのような地形になったのか、不思議です。
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先ほどまでいた対岸の十字架があんなに小さく見えます(最大望遠ですが、ほとんど見えないですね)。
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ここはホエールウォッチングが出来るポイントとしても有名なんだそうです。もう時期外れになってしまっているようですが(11〜12月、3〜4月がベスト)。
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クラマス川では鮭をとることが出来るようです。
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しばらく海を眺めていたら、海の中に岩でもない動いているように見えるものを発見しました。何だろう?・・・と思ってずっと見ていたら。
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なんと!クジラではありませんか。びっくりです。もうこの時期は見られないと思っていてあきらめていたのですが、うれしい驚きです。
展望台には大きなカメラを三脚にセットしてずっと海を眺めている人がいたのですが、クジラを追っていたようです。
話を聞いてみたら、「あれはロックだよ」と教えてくれました。ん?岩?なんだ岩なのか・・・と思っていたら、その人は「ロックという名前のクジラだ」と。え!名前まで付けているのか、とびっくりしました。 -
イチオシ
無理と思っていたクジラも見られて、大満足したので、そろそろ引き上げて本日宿泊のホテルへと移動することにしました(高台は風が強くて結構寒い・・・)。
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車へと戻ろうを歩いていて、何気なくふと下を見たら、地面のあちこちに穴ぼこが開いていて、これって一体何だろう?と思っていたら・・・なんと「モグラ」が顔を出していました。モグラの実物を見るなんて、なんて貴重な経験!
愛嬌のある顔をしていますね。 -
翌日です。朝10時とゆっくりめにホテルを出て、クレセントシティから近い「スタウト・グローブ」へとやってきました。ここはスミス川という渓流に沿ってレッドウッドの木々が集まるところで、キャンプ場も近くにあり、町から近いために人気のある森だということです。
このグローブの駐車場に来るまでの道路は最後の1マイルくらいが未舗装(公園の境界線を境にして舗装・未舗装が変わっているみたい)となっており、全般的に道幅の狭い対向道路なので注意が必要です。 -
うっそうとして、少し暗い感じがします。
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トレイル散策へと出発です。ここはおよそ1周800mで、ゆっくり散策しても1時間弱で回ってくることができます。
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案内図です。夏場には川に橋が設置され、歩いて対岸のキャンプ場との行き来ができるようです。
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歩き始めてすぐは、傾斜がそこそこある舗装された坂を下りていきます。その途中も木々がきれいです。ここの森には広葉樹も多くて、違った表情も楽しめます。
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改めて思ったのですが、この日も晴れてよかったです。2日ではありましたが、天候に恵まれてトレイル歩きを堪能することができました。
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木と木の間に何か挟まっています。しかもあんなに上の方に。できものが木にも出来ることがあるのでしょうか・・・ちょっと気味が悪いです。
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木が上の方でぐにゃっとしなって、けっこう離れた隣りの木にくっついてしまっています。素直にまっすぐ成長しない木も中にはあるのですね。
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倒れた木の根っこの部分です。幹の太さがよくわかります。圧巻。
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こちらの木の根には新たな植物が生えてきています。こうやって自然のサイクルが繰り返されているのですね。
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イチオシ
このグローブを歩いているうちに、アニメ映画「風の谷のナウシカ」で見た「腐海の底」のシーンを思い出しました。大きな木と静寂な世界がラップしたからだと思います。白くも砂に覆われた世界でもないんですけど。
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倒れた巨木に苔が生え、地面はびっしりと緑で覆われています。立っている木にさえも苔が生えていて、豊かな雨と湿気にこの森が育まれていることがよくわかります。
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リスを発見しました。暗くてフラッシュが光ってしまったので、目が赤目になってしまい、ちょっとこわいですね。
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スミス川の渓流へと出てきました。水の中に浮かぶ石の真ん中に何かがあります。何だろう?
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近寄って、拡大してみたら、プレートでした。こんなところにも記念のプレートがはめ込まれているとは。
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夏場は橋を渡って対岸に渡ることができるということで、行ってみたいなと思っていたのですが、橋そのものがなかったです。夏場にだけその都度設置されるもののようですね。
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一通り見て回ったので、戻ることにします。
途中幹に腫れものが出来ているような木を見つけました。気味悪いです。病気なのでしょうか?? -
トレイルに設置されているベンチには、このようなプレートがはめ込まれているものがあります。
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1周して戻ってきました。今回のレッドウッド国立&州立公園観光もこのトレイル巡りで終了です。結局、雨に見舞われることなく、良い天気の中で森の中の散歩などを楽しむことが出来ました。
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ここからは、おまけ。今回の旅ではレッドウッド観光後、サンフランシスコへと戻る途中で、サクラメント、ナパ・バレーを訪問したので、そちらについてもこの後紹介をします。
スタウト・グローブを後にして、サクラメントへと移動します。ルートは来るときに利用した公園内を通る道ではなく、レッドウッド・ハイウェイ199号を北東へ進み、一度オレゴン州に入ってそこでインターステート5号へと入って一路南下するというものです。
ということで、オレゴン州との州境の看板写真です。 -
途中休憩をとりながら、約8時間をかけてサクラメントに到着しました。なんとか暗くなる前に到着できたのでよかった。少し観光が出来ます。ホテルのチェックインをしてから、「オールド・サクラメント」観光をしようと思います。
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ホテルからは車で5分弱、「オールド・サクラメント」に到着しました。写真だけ撮れれば、と思っていたのですが、ラッキーなことにこの日はイベント?お祭り?が行われていました。なので、お店は開いていたし、多くの人で賑わっていました。翌日がメモリアル・デーだから??
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街並みが1800年代ゴールドラッシュ時の面影を強く残していて、まさに「西部劇」の舞台!という感じです。
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ですが、今日はお祭りだからかこんなお店も。
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夕暮れにはためく星条旗、画になりますね。
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ライトも昔ながらの白熱球の暖かみある色で、古き良きアメリカ、という感じがします。
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ここには鉄道も走っています。これも昔のものですね。毎日朝に観光列車がここから出発をしているようです。
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鉄道は川に沿って敷設されていて、線路と川との間がプラットフォームのようになっていて多くの建物・お店が並んでいました。
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係留されている船と、鉄道との間で貨物の積み下ろしができるように設備が設置されていますが、それも昔ながらのものといった感じです。
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客車の最後尾車両でしょうか。展望車になっています。一度ああいう列車に乗って旅をしてみたいです。
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船へと渡る橋を渡ってみます。
大きなこの船はこの時間はレストランとして使われているようでした。昼間は航行しているのかもしれませんが、どんな船旅を楽しめるのでしょうか。ディズニーランドの蒸気船マークトウェイン号を思い出しました。 -
船側から見た駅です。地表からかなり高い位置に造られているのがわかって驚きました。
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イチオシ
遠くに見える橋を背景に、水面に映るライトと船がいい画を作っていますね。
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もう少し時間があったら、1軒1軒じっくりと見て回ってみたかったです。
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イチオシ
こちらは鉄道駅です。
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一通り1周して、戻る道すがら、お茶を飲んで一休みしました。外に出たらもうすっかり夜もふけて空は真っ暗です。店も閉めるところがぽつぽつ出始めました。ホテルへ戻り明日の移動に備えてゆっくり休もうと思います。
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翌朝、午前10時ころにホテルを出発し、ナパ・バレーへとやってきました。まずはダウンタウンです。近くにワイントレインの発着する駅があるので、そこを見たいと思います。
ダウンタウンは想像と違って、観光客がほとんどおらず、とても静かでした。 -
車を路上に停め、駅の方へと歩いて向かっていきます。
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今日はメモリアル・デー。記念のイベントが、ここVeterans Memorial Parkで行われるようです。
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駅へと向かって橋を渡っていきます。
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橋を渡ったところで、ワイントレインを見ることが出来ました。ちょうど今日の運行の出発前でタイミングがよかった。
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駅まではちょっと距離があったのですが、やってきました。駅だけでなく、みやげ物屋もあります。買い物はしなかったのですが、店員さんに日本の方がいて、ナパ・バレーのお勧めのワイナリーやレストランを紹介してもらうことが出来ました。
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もうすぐ午前11時半、ワイントレインがそろそろ出発です。
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準備が整ったようです。
もうちょっと早く来られれば、もしかしたら当日でも乗れたかも。残念ですが、今回はここで見送りです。 -
ワイントレインを見送ったので、車へ戻ります。記念イベントも始まっているようです。
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ワイナリーが多く並ぶ29号線を北上します。道の両側には広大なブドウ畑が広がります。
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ワイナリーへと向かう前に、お昼の時間が過ぎていたので、先に腹ごしらえです。ナパの中心部からワイントレインと並行して走る29号を北上すること約20分、「Brix」というレストランに来ました。
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オーナーが材木関係の仕事をしているということで、木造の建物になっていて、内装も木の良さが活かされた造りになっていました。
ここはレストランの敷地内にある畑で自家栽培した野菜料理が自慢なんだとか。 -
ちょっと寒いかも、と思ったのですが、せっかく天気も良いので、テラス席で食事をすることにしました。が、やはりテラス席にはお客さんが誰もいない・・・
これはテラス席からの風景です。 -
ということで、もう春だというのに、ヒーターをつけてもらうことにしました。風がなければ暖かい陽気だったのですけどね。
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まず最初に出てきたのが、チーズの盛り合わせ。どの種類もとても美味しかった!やっぱり、ワインにはチーズですよね。
でも、実はこのワイングラスに入っているものはワインではないのです。ぶどうジュースなんです(泡立っているからわかりますかね)!車の運転がありますから。
このジュースも赤と白があって、お土産に買って帰りました。とても美味しかったので。 -
次に出てきたのが、生ハムとサラダです。これが自慢の自家栽培食材なのでしょうか。それは聞き忘れてしまいました。
これらもとても美味しかったです。 -
メインの料理がなかなかこないので、待っている間に、お庭の散歩をすることにしました。テラス席はそれがさっと出来るのがいいところです。すごく庭・菜園が広くて、このようにきれいな花のたくさん咲いていました。
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振り返ってみるとこんな感じです。レストランが遠い!庭が広いこと、おわかりいただけますか?
そして、気づいたらテラス席が満席です(誰もいないテラス席に飛び込んだことで、呼び水になれたのかな・・・?)。この日は隣りの棟で結婚披露パーティーも行われているということでしたし、この混雑ですから、なかなか料理が出てこなくなったのも理解しました(ウェイターさんも言い訳を言ってました)。 -
のんびり過ごせそうな庭ですね。
こんな庭の真ん中でも食事ができるのかな? -
そうこうしているうちに、やっと最後のメイン料理がでてきました。ミートローフです。なかなかのボリュームで、制覇するのに無理をしました。ちょっと頼みすぎてしまいました。
でも、これも美味しかったです。 -
食事に思いのほか時間がかかってしまい、ワイナリー巡りをゆっくりとする時間が無くなってしまいました。
とはいえ、せっかくここまで来たということで、雰囲気だけでも味わおう、そしてお土産だけでも、ということで、ここ、みやげ物屋やデリが充実しているという、「ヴィ・サットゥイ」というワイナリーへとやってきました。 -
ここは1882年にイタリアからサンフランシスコへ来たワイン作りの名人、ヴィットリオ・サットゥイの名を冠したワイナリーです。今日は天気もよく、中庭も広いここには多くの人が訪れていて、あちこちの出店からいい匂いが立ちこめていました。
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イチオシ
歴史を感じさせる建物と、庭のきれいな花々や木々とがマッチして、趣のある景観を作り出しています。
みやげ物屋は確かにとても大きくて、品揃えも充実していたのですが、それだけに大混雑、じっくりと見ることが出来ず・・・結局何も買うこともなく終わりました。
ここで残念ですがフライト時間を考えてサンフランシスコへと戻ることにしました。 -
29号(セント・ヘレナ・ハイウェイ)を南下し始めましたが、写真だけでも撮ろうと、もう1軒ワイナリーに立ち寄りました。
「ルビコン・エステート」です。ハイウェイに面した門を入って、駐車場までがすごく遠い! -
ここは映画監督、フランシス・F・コッポラが育てたワイナリーで、オーガニック・ブドウを使っているのが特徴ということです。
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広大なブドウ畑が目の前に広がります。
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このワイナリーは入場料制で、シャトー・ワイナリー・映画関連のミュージアム(ゴッド・ファーザーなど)とテイスティングを楽しむことが出来ます。
ミュージアムを見たかったですね。 -
ブドウの木がきれいに揃えられて並んでいます。
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もう時間がないので、サンフランシスコへと車を走らせます。谷の間に開けた平野を走るハイウェイに沿ってどこまでもブドウ畑が広がります。
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風景はほんと「のどかな農村地帯」ですね。ですが、やはり観光地。車はとても多く、道が少ないので、所々渋滞もありました。
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ナパ・バレーともこれでお別れです。
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サンフランシスコへと戻ってきました。市内へと乗り入れるベイブリッジ(インタステート80号)を渡るのは有料でした。6ドルです。
ナパからサンフランシスコ国際空港までは約1時間半くらいでした。 -
帰国便はSFO19:20発羽田行JAL001です。
今回の旅、4日間かけてレッドウッド→サクラメント→ナパ・バレーを巡ってきました。およそ1000マイルの旅です。またもや移動の多い強行軍ではあったのですが、自然・古き良きアメリカの街並み・美味しい食事といろんなアメリカを楽しめたのでとてもよかったと思っています。
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