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アチコチに散らばる、バナウエの棚田群、緩やかでゆったりしたミドリの絨毯のバンガ・アン棚田、そして、まさに「天空を駆け上る天国への階段」のようなバタードの棚田でした。<br /><br />このバタードの棚田を見て、ワタクシたちはもう満足です。<br />コレだけ一杯、世界遺産を見せていただいて、ありがとうございます、デス。<br /><br />バナウエからのトレッキング途中に出会った、切れ切れの棚田も、それはそれで、世界遺産だ。<br />バナウエの棚田群も、ミドリの絨毯のバンガ・アンも、みんな世界遺産だ。<br /><br />ワタクシの使い古したソニー・サイバーショット DSCーU30(200万画素)も、とうとう、力尽きたか?<br />この度の紀行紙芝居を最後に、液晶画面が真っ暗となり「モウ、コレイジョウ、シャッターがキレマセン!」っと言うかの如く、息切れました。<br /><br />それほど素晴らしい、棚田でした。<br />*(ただ、古すぎて、寿命で壊れただけナノニ、、、)

天空棚田2: 「天国への階段」

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2011/03/14 - 2011/03/15

101位(同エリア444件中)

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アリヤン

アリヤンさん

アチコチに散らばる、バナウエの棚田群、緩やかでゆったりしたミドリの絨毯のバンガ・アン棚田、そして、まさに「天空を駆け上る天国への階段」のようなバタードの棚田でした。

このバタードの棚田を見て、ワタクシたちはもう満足です。
コレだけ一杯、世界遺産を見せていただいて、ありがとうございます、デス。

バナウエからのトレッキング途中に出会った、切れ切れの棚田も、それはそれで、世界遺産だ。
バナウエの棚田群も、ミドリの絨毯のバンガ・アンも、みんな世界遺産だ。

ワタクシの使い古したソニー・サイバーショット DSCーU30(200万画素)も、とうとう、力尽きたか?
この度の紀行紙芝居を最後に、液晶画面が真っ暗となり「モウ、コレイジョウ、シャッターがキレマセン!」っと言うかの如く、息切れました。

それほど素晴らしい、棚田でした。
*(ただ、古すぎて、寿命で壊れただけナノニ、、、)

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
3.0
グルメ
2.5
ショッピング
4.5
交通
3.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • バタード・サドル<br /><br />峠になっており、ここには休憩所と売店があります。<br />ジプニーやトライシクルが駐車していますが、ここからバタード村までは、徒歩しか移動手段はありません。<br />覗き込むと、そりゃあ急峻な階段が目に入ってきて、一瞬ゾッとしますよ。<br />後で分かったことですが、石段でなく緩やかな山道コースもあります。<br />売店に向かって右側のほうから、その道は出ているようです。<br /><br />ガイドのセザールがワタクシたちに「ココから降りるのじゃ」と示したのが、急な石段だったので、ワレワレは下に降りるのは石段しか無い、と思っていた。<br />でもセザールが連れたフランス人カップルが後で言うには、石段を使わずに降りてきた、だって。<br /><br />*ここまで(バタード・サドル)なら、バナウエの町から一日一便(3時PMころ)のジプニーがあります。(150ペソ)<br />

    バタード・サドル

    峠になっており、ここには休憩所と売店があります。
    ジプニーやトライシクルが駐車していますが、ここからバタード村までは、徒歩しか移動手段はありません。
    覗き込むと、そりゃあ急峻な階段が目に入ってきて、一瞬ゾッとしますよ。
    後で分かったことですが、石段でなく緩やかな山道コースもあります。
    売店に向かって右側のほうから、その道は出ているようです。

    ガイドのセザールがワタクシたちに「ココから降りるのじゃ」と示したのが、急な石段だったので、ワレワレは下に降りるのは石段しか無い、と思っていた。
    でもセザールが連れたフランス人カップルが後で言うには、石段を使わずに降りてきた、だって。

    *ここまで(バタード・サドル)なら、バナウエの町から一日一便(3時PMころ)のジプニーがあります。(150ペソ)

  • さて、問題の石段ですが、斯様なもの。<br /><br />パートナーが何段あるか数えた。<br />石段は400段あります。<br /><br />行きは下りなのでヨイヨイ、帰りはコワ~イですよ。

    さて、問題の石段ですが、斯様なもの。

    パートナーが何段あるか数えた。
    石段は400段あります。

    行きは下りなのでヨイヨイ、帰りはコワ~イですよ。

  • 難儀な石段が終わると、斯様な道。

    難儀な石段が終わると、斯様な道。

  • 途中の休憩所。<br /><br />たいてい子どもがジュースを売ってたり、ちょっとしたみやげ物を売ってたりします。

    途中の休憩所。

    たいてい子どもがジュースを売ってたり、ちょっとしたみやげ物を売ってたりします。

  • ドンドン降りて行きます。

    ドンドン降りて行きます。

  • 途中に見える棚田。<br />これはバタードのメインのものではありません。<br />メインのものと反対側にある棚田です。

    途中に見える棚田。
    これはバタードのメインのものではありません。
    メインのものと反対側にある棚田です。

  • これが、メインの棚田。<br />まさに「天空を駆ける天国への階段」?<br /><br />これが見えるくらいの所まで来ると、もう汗だくになっています。

    これが、メインの棚田。
    まさに「天空を駆ける天国への階段」?

    これが見えるくらいの所まで来ると、もう汗だくになっています。

  • 村に着くと、階段状に色んな宿があります。<br />ワタクシたちは、もうシンドイので、最上段にあったこの宿にしました。<br /><br />最上段のところで「登録所=Registration」があった。<br />「この村に入るには、登録が必要です」っぽいことを言われて、ノートに名前や日付を書き込んだ。<br />書き込みながら、「こんなコト、これで2回目だな。マニラのサンチャゴ要塞の中のナントカ・ミュージアムでも署名を求められ、結局は金集めだったナ」ともう一人のワタクシ。<br />このレジストレーションも金集めが目的でした。<br />イヤになって、「ノー・マネー!」と言って寄付を断った。<br />ホント、だまし討ちなやり方には腹が立ちます。<br />

    イチオシ

    村に着くと、階段状に色んな宿があります。
    ワタクシたちは、もうシンドイので、最上段にあったこの宿にしました。

    最上段のところで「登録所=Registration」があった。
    「この村に入るには、登録が必要です」っぽいことを言われて、ノートに名前や日付を書き込んだ。
    書き込みながら、「こんなコト、これで2回目だな。マニラのサンチャゴ要塞の中のナントカ・ミュージアムでも署名を求められ、結局は金集めだったナ」ともう一人のワタクシ。
    このレジストレーションも金集めが目的でした。
    イヤになって、「ノー・マネー!」と言って寄付を断った。
    ホント、だまし討ちなやり方には腹が立ちます。

  • RITA&#39;S MOUNT VIEW INN &amp; RESTAURANT.<br />ツイン、トイレ・温シャワー共同 で300ペソ/一泊。<br /><br />どことも同じようなものだろうから、最上段に近いココに泊まることにしました。

    RITA'S MOUNT VIEW INN & RESTAURANT.
    ツイン、トイレ・温シャワー共同 で300ペソ/一泊。

    どことも同じようなものだろうから、最上段に近いココに泊まることにしました。

  • まあ、設備はホント、山小屋?<br />イヤ山小屋以下?

    まあ、設備はホント、山小屋?
    イヤ山小屋以下?

  • コレ、ワタクシたちの部屋。<br />部屋から棚田が見える部屋もあるが、食堂に面しているので、ひょっとしてヤカマシイかも、と思い、一番奥の部屋にした。<br /><br />この貧しい設備を見て、思わず値切った。<br />(ナニワ商人はどこでも値切るのが趣味)<br />すると、イヤイヤ250ペソになった。<br />(ここの食堂で3食すること条件で)

    コレ、ワタクシたちの部屋。
    部屋から棚田が見える部屋もあるが、食堂に面しているので、ひょっとしてヤカマシイかも、と思い、一番奥の部屋にした。

    この貧しい設備を見て、思わず値切った。
    (ナニワ商人はどこでも値切るのが趣味)
    すると、イヤイヤ250ペソになった。
    (ここの食堂で3食すること条件で)

  • 食堂兼展望台にでると、宿のゴンタ坊主がいました。<br /><br />ガイドのセザールが連れてきたフランス人カップルも同宿となった。<br />彼らは、ジャンクションから歩いてきて、クタクタなのに、これから滝を見に連れて行かれる、と言うのだ。<br />ガイドの言うがママに動くのは、ちょっと可哀想に見えた。

    食堂兼展望台にでると、宿のゴンタ坊主がいました。

    ガイドのセザールが連れてきたフランス人カップルも同宿となった。
    彼らは、ジャンクションから歩いてきて、クタクタなのに、これから滝を見に連れて行かれる、と言うのだ。
    ガイドの言うがママに動くのは、ちょっと可哀想に見えた。

  • ここの棚田はスケールが大きく、荒々しい。<br />やっと田植えが終えたところで、まだミドリの絨毯にはなっていない。<br />もう少しあとになると、この天国への階段全てがミドリの絨毯階段になるのだろう。<br /><br />個人的には、昨日見た、緩やかでやさしくミドリのジュウタンのバンガ・アンの方が好きだ。

    ここの棚田はスケールが大きく、荒々しい。
    やっと田植えが終えたところで、まだミドリの絨毯にはなっていない。
    もう少しあとになると、この天国への階段全てがミドリの絨毯階段になるのだろう。

    個人的には、昨日見た、緩やかでやさしくミドリのジュウタンのバンガ・アンの方が好きだ。

  • 宿の奥にはワラ葺き屋根の伝統家屋が立っており、その横壁にはおびただしい動物のホネがぶら下がっていました。<br /><br />バタード地方では、先祖のホネを家の中に保存するようなことはしていない。<br />あくまで、動物のホネのみ飾っている。

    宿の奥にはワラ葺き屋根の伝統家屋が立っており、その横壁にはおびただしい動物のホネがぶら下がっていました。

    バタード地方では、先祖のホネを家の中に保存するようなことはしていない。
    あくまで、動物のホネのみ飾っている。

  • これはお祭りの時の正装らしい。<br />まるで、お相撲さんのフンドシ!?です。

    これはお祭りの時の正装らしい。
    まるで、お相撲さんのフンドシ!?です。

  • 泊り客へのサービスか?<br />ゴンタ坊主がポーズをしてくれました。<br />大きなスケールの棚田をバックに良く似合っています。

    イチオシ

    泊り客へのサービスか?
    ゴンタ坊主がポーズをしてくれました。
    大きなスケールの棚田をバックに良く似合っています。

  • せっかく来たのだから、ちょっと棚田の付近まで行こうか?<br />っと降りはじめましたが、その急なコト!<br /><br />とても、もう足がついていけません。<br />途中で辞めて戻った。<br /><br />「棚田は離れて見るが、ベストじゃ」<br />

    せっかく来たのだから、ちょっと棚田の付近まで行こうか?
    っと降りはじめましたが、その急なコト!

    とても、もう足がついていけません。
    途中で辞めて戻った。

    「棚田は離れて見るが、ベストじゃ」

  • ここにもコーヒーが花を咲かせていた。」

    ここにもコーヒーが花を咲かせていた。」

  • ちょっと角度を変えて、、、

    ちょっと角度を変えて、、、

  • イチオシ

  • イチオシ

  • このオジサン、コメ袋を担いで宿に帰ってきました。<br />ガイドのセザールが「オッ!お父ちゃんが帰ってきたぞ」と言うので、てっきりあのゴンタ坊主の父親か?っと思った。<br />それにしても、ゴンタ坊主のママは若い。<br />それに比べ、このオヤジはえらい年寄りだ。<br />64歳と言う。<br /><br />しばらくして、腰の曲がったオバアチャンが出てきた。<br />それを見て、ワタクシはこのオジサンの母親だと思った。<br />それなのにオッチャン、「アレはワシのワイフじゃ?」<br />と言う。<br />ワタクシ、???っとなって、「なるほど、アレはアンタの一番目のワイフなのか。そうすると、ゴンタ坊主のママはアンタのセカンド・ワイフじゃな」って言った。<br />そうすると、「何を言っとるか!ワシャ、ワイフは一人ジャ。アレはワシのムスメジャ!」<br /><br />以上の様子を見ていたパートナー、フランス人カップル、ガイドのセザール、みんな一同、大笑いでした。<br /><br />そう、ここはフィリピン、カトリックの国。<br />一夫一婦制です。<br />イフガオの人たちも一夫一婦制なのでした。<br /><br />ちなみに、このオヤジ、バナウエまで往復歩いて来たと言うのです。<br />しかも行きは10キロのコメ袋を担いで!<br />バナウエで半分売って、帰りは5キロのコメ袋を担いで帰ってきた、と言うのです。<br /><br />さすが、イフガオの民。<br />上には上があるものです。

    このオジサン、コメ袋を担いで宿に帰ってきました。
    ガイドのセザールが「オッ!お父ちゃんが帰ってきたぞ」と言うので、てっきりあのゴンタ坊主の父親か?っと思った。
    それにしても、ゴンタ坊主のママは若い。
    それに比べ、このオヤジはえらい年寄りだ。
    64歳と言う。

    しばらくして、腰の曲がったオバアチャンが出てきた。
    それを見て、ワタクシはこのオジサンの母親だと思った。
    それなのにオッチャン、「アレはワシのワイフじゃ?」
    と言う。
    ワタクシ、???っとなって、「なるほど、アレはアンタの一番目のワイフなのか。そうすると、ゴンタ坊主のママはアンタのセカンド・ワイフじゃな」って言った。
    そうすると、「何を言っとるか!ワシャ、ワイフは一人ジャ。アレはワシのムスメジャ!」

    以上の様子を見ていたパートナー、フランス人カップル、ガイドのセザール、みんな一同、大笑いでした。

    そう、ここはフィリピン、カトリックの国。
    一夫一婦制です。
    イフガオの人たちも一夫一婦制なのでした。

    ちなみに、このオヤジ、バナウエまで往復歩いて来たと言うのです。
    しかも行きは10キロのコメ袋を担いで!
    バナウエで半分売って、帰りは5キロのコメ袋を担いで帰ってきた、と言うのです。

    さすが、イフガオの民。
    上には上があるものです。

  • 日が暮れ始めました。<br /><br />ワタクシたちは、じいっと食堂に座ったまま、暮れなずむ天国への階段を飽きずに眺めていました。<br />(他にすることがナイ!)

    イチオシ

    日が暮れ始めました。

    ワタクシたちは、じいっと食堂に座ったまま、暮れなずむ天国への階段を飽きずに眺めていました。
    (他にすることがナイ!)

  • 田んぼ仕事を終えて、アチコチから草を焼く煙が昇ります。<br /><br />

    田んぼ仕事を終えて、アチコチから草を焼く煙が昇ります。

  • とうとう暗くなりました。<br />真っ暗になって何も見えなくなるまで、ワタクシたちはソコにじっとして、棚田を見ていました。

    とうとう暗くなりました。
    真っ暗になって何も見えなくなるまで、ワタクシたちはソコにじっとして、棚田を見ていました。

  • 素晴らしい棚田を満喫して、ワタクシたちは帰国の途に着きました。<br />3月16日(水)の夜8時のフロリダ・バス(450ペソ)でマニラ翌朝6時着。<br />すぐにタクシーでマニラ国際空港T3へ(150ペソ)移動。<br />3月17日(木)15:20発の関西空港行き、セブパシフィック828便に乗って帰国しました。<br /><br />約100日間の今回のタビの終わりです。<br />東南アジア、見落としてきたアチコチの世界遺産を見て周り、満足なものでした。<br />リタイア後5年の間、5回にわたって東南アジア、中国、インドなどを「足を地に付けて」パートナーと巡ってきましたが、これで一応東南アジア方面は卒業することとして、次回からはイヨイヨ「ユーラシア大陸自由自在」の旅を始める一歩としたい。<br /><br />拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/BangaanMap3.jpg

    素晴らしい棚田を満喫して、ワタクシたちは帰国の途に着きました。
    3月16日(水)の夜8時のフロリダ・バス(450ペソ)でマニラ翌朝6時着。
    すぐにタクシーでマニラ国際空港T3へ(150ペソ)移動。
    3月17日(木)15:20発の関西空港行き、セブパシフィック828便に乗って帰国しました。

    約100日間の今回のタビの終わりです。
    東南アジア、見落としてきたアチコチの世界遺産を見て周り、満足なものでした。
    リタイア後5年の間、5回にわたって東南アジア、中国、インドなどを「足を地に付けて」パートナーと巡ってきましたが、これで一応東南アジア方面は卒業することとして、次回からはイヨイヨ「ユーラシア大陸自由自在」の旅を始める一歩としたい。

    拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/BangaanMap3.jpg

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