2010/12/03 - 2010/12/06
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アルデバランさん
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清明上河図の次は更に時代は溯って紀元前。
戦国七雄のうち他の6国を各個撃破して統一した「秦」が渭水の西岸、咸陽の地に造った宮殿
その名も秦王宮。
陳凱歌の映画『始皇帝暗殺』のセットをそのまま残して公開しているという。
「始皇帝暗殺」って厳密に言うと変だよね。
刺客の荊軻が『風蕭蕭兮易水寒 壮士一去兮不復還』と詠って、秦王政を暗殺しようとしたのは、
政が始皇帝になる7年も前だから…
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
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-
清明上河図の出口で「秦王宮は遠いか」聞くと、
「歩いて10分ほどだ、ぐるっと周って行けばよい」という事で
指さす方向に歩くことにしたがちょいと失敗… -
まだこの辺りは元気よくテクテク歩きます。
右側が清明上河図、左は何やら開発中。 -
潰れた遊園地を横目に見て…
-
着いたかと思ったら入口は彼方の反対側のようだ。
右側に咸陽城の高あーい城壁が続いて、いい加減疲れました。 -
門があったけどどうやら通用門で正面入口はまだまだのようです。
誰だ10分で着くと言ったのは…
ちなみに通りの左側は江南水郷エリア -
その江南水郷の入口。ここの入場券も含まれたセットのチケットだけど既に3時20分。
ちょっと無理か… -
そしてやっとたどり着いた入口の城門、宮王秦、逆から読んで秦王宮。
左右に箭楼を伴った城門。
そして、壁には強大な饕餮が -
全体の俯瞰図もありました。親切にも順路が赤線で記されている。
まっすぐ行ってぐるっと回って右側から戻ってくれば良いのか… -
城門をくぐって驚いた。
見慣れた紫禁城の午門あたりの宮殿建築と明らかに違う点は左右の城壁から張り出した砦のような闕楼だろう。 -
秦漢時代の城壁、宮殿はこんな感じだったのか…
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愛宕先生の言う「闕楼」を目の当たりにして、入場後数分で早くも興奮を抑えきれない…
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ほほー、秦王は盆踊りが好きだったようですね。
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攻城櫓?
城壁の内側だし、だいいち丈が足りないよね。 -
ちなみに城壁の外側は…
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ちなみに城壁の中は…
トンネルになってて… -
さあ、「闕楼」のところに行ってみましょう。
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城門を振り返る
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城門を入って中軸線上に次なる門は中宮門
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それにしてもこの「闕楼」はなんの役割があるんだろ。
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あらら。
こんなところでネットを覗いてました。 -
別に係の人がサボっているわけでなくどっかの学生さんたちでした。
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どうも土俗的、原始的というか
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正面入口の城門を振り返ります。
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こちらは中間にある中宮門
門の形がアーチじゃないですね。 -
中宮門横の2層の見張り台
架構を支えている斗拱が非常に目立つけどこの時代からあったんだ… -
中宮門を入ると…
版築がむき出しでなくで木材で化粧しておりいい感じです。 -
あらら、門は2重になってます。
しかも、ここは大宋提刑官で兵士が駆け回るシーンの場所だ… -
中宮門をくぐると正面に奇抜な形の秦の宮殿、四海帰一殿です。
撮影隊のトラックが興ざめだけど。 -
時間が時間だけに、終わったのかエキストラたちも帰り支度です
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左右、横への展開、広がりが雄渾で設計者のセンスを感じます
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乗馬は愛嬌ですが、当時の馬はこんなにでかくはなかったんだろうね。
足もぶっといし… -
左右の城壁を見るとそこにも立派な門があります。
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咸陽の地にあったという秦の宮殿、四海帰一殿。
3重の庇の重檐廡殿式の屋根だけど、この当時はまだ鴟尾で屋根を飾らなかったんですね…
2200年も前にこんなどでかい木造の構造物を設計・建築した始皇帝はガウディと同じように天才だったんですね… -
4頭の龍が迎える咸陽宮の四海帰一殿から中宮門、宮殿前広場を見下ろします。
広場の真ん中に8本立つのは神柱で『淮南子』や『後漢書』にも出てくる謗木(表木)と同じように華表の元になったものだ。
清明上河図のようにお約束の鶴はさすがに乗ってないけど… -
四海帰一殿の中に入ってみるとあらら、なにやら片付けしてます。
なんか表演・アトラクションをやっていたのかな? -
やっぱし…
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ここが、あの荊軻がすんでのところで始皇帝暗殺に失敗した場所なんだ。
その当時、秦はまだ統一前だから始皇帝というのは適切ではないですね。
まだ秦王「政」
匕首を持って秦王を追い回す荊軻。
剣が長すぎて抜けず逃げ回る秦王。
この池の周りをぐるぐる回って難を逃れたんだね政ちゃんは…
それにしても、のんきに顔を出してるのは獬豸(かいち)ですかね。 -
ほほー!こうなってたんだ。
池の中の道は… -
先程の優美な回廊ですが近くで見るとSRCでがっかりします。
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上から眺めると立ち上げる煙がいいですね。
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そうか!清明上河図で丘の上に見えた謎の建物は秦王宮の宮殿だったんだ…
ぎゃくに下のほうに清明上河図の建物郡がみえます。 -
今日は朝から何も食べていない事に気づいて…
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こんなところで勉強中のおにいちゃんの横でカップめんを食べます。
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いくらなんでもこんな時間にもう表演はないだろうと思っていたらヒーローシーンが宮殿横の地下演舞場で
行われました。
時間が時間だけに観客は数名だったけど… -
何がなんだか分からないうち、宙ずりで立ち回りと男女の濡れ場をやってあっという間に終わりました…
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アトラクション会場を出ると「英雄」の有名な1シーンでしょう。
衣川の弁慶の立ち往生のようなところがありました。
立つにはもちろん有料です… -
先程の乗馬やさんも帰ってゆきます。
商売道具が通勤の足だったんだ… -
城壁まで行ける場所があったので行ってみました。
先程、清明上河図からテクテク歩いたのがこの城壁の下です。
背伸びして外を観てみると…
歩いている時、横目に見た潰れた遊園地のビックサンダーマウンテンが見えます。
なぜか遥か彼方に似たような山があります。 -
4時半を回った。
夕餉の煙?も上がっているようだし、そろそろ帰ろうかな…
なんせ、帰りのバスの時間は東陽市を6時だから。 -
宮殿の下には「地下皇城」という名前で兵馬俑があると言うが、時間がないのでカット。
それより、始皇帝の咸陽宮は建物ごとを渡り廊下でつなげていたというけどこんなんだったのかな…
なんせ、遠く阿房宮まで繋がっていたというから。間に渭水があったのに… -
おっ!「無極」プロミス。
プロミスったって消費者金融じゃないよ…
真田広之主演の陳凱歌の映画だ。
私的には陳凱歌といったら「北京ヴァイオリン」だけどね… -
秦王政の始皇帝は六国を滅ぼし、戦国時代を統一させたけど、楚や燕や斉やら六国を滅ぼすたびに、
それぞれの国の宮殿を咸陽宮に隣接して造らせたというから、かなりの趣味だったようだねェ…
さすがにこの秦王宮ではそこまでは再現してないけど。 -
中国映画やドラマでよく使われる「ワイヤーアクション」を体験できて写真にも収められるコーナーもありました。
衆人環視の中でわざわざ行うのはかなりの勇気がいるよね。
でも、今なら閉館まじかで誰もいないから。
残念ながら時間が… -
最後は城壁の中にある秘密のトンネルを通って出口に向かいます。
こんなものまで造ったんだね始皇帝は。 -
5時になりました。
ピタリと閉じられた秦王宮の入口の門。
あと1時間で東陽市のバスセンターまで行かねばならない。
急ごう!
ということでまず横店市内のバス乗り場まで三輪バイクで… -
横店市内まで戻って「東陽市行きのバス停は?」と聞くと
その辺りで待ってなと教えられて、
数秒後には満員のバスが来ました…
「ちょいと詰めてちょ。皆さん記念撮影しますんで、はいチーズ!」 -
5時40分にバスセンターに着いた、楽勝!
と思ったのはつかぬまで…
探せど探せど朝の様子と違う。 -
通りに出て金物屋さんの主人に聞くと
「アンタねえバスセンター違いで、杭州行きのバスセンターははるか彼方でっせ!」
ガビーン!
「6時までに行かなくちゃならない」というと
タクシーを捕まえてくれて運ちゃんに
「このお客をバスセンターまで。10元でいいよね」と親切に値段まで決めてくれた。
金物屋のおっちゃん、ありがと。
ということで5分前に着きました。 -
杭州南バスセンター行きのバスは途中、事故渋滞に巻き込まれたけど何とか8時半には杭州に着きました。
この後、杭州駅で明朝のチケットを買おうとするが、売り切れで途方に暮れる…
結局、ユースホステルで西塘ゆきの早朝のバス便が杭州長距離バスセンターから出ている事が判明。
それに乗る事に。
杭州長距離バスセンターは九堡客運中心とも言って,市内からは嘉興寄りの九堡というとんでもないところにありました。
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