いにしえ旅行記　1987-88年　トルコーエジプト　その4　エジプト　アスワン

1987/12/28 - 1988/01/11

まだホンの子供の頃、こども向け雑誌に出ていたアブシンベル神殿を見たときから、「大人になったらココに行く！」と決めていました。
やっとここまでたどり着きました。
でも、目的地まではやっぱり遠かった。
また、いつか再挑戦したいなー。

エリア アスワン(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

1/7
アスワンへ飛びます。
空港の待合室にいた、ギリシャからの観光客が買ったお土産品を借りてパチリ。

ハイダムへつきました。

ダム湖のほとり。
ダムの水位は年々下がっているそうで、電力はまだまだ需要を満たせていないそうです。
代わりに、環境破壊はどんどん進んでしまいました。

続いては、切りだし途中で放置されたオベリスクのある石切り場へ来ました。
このオベリスクのお陰で、古代エジプトでの石切りの様子が分かります。
石目を読んで、目にそって石に穴を開け、木くずを詰めて水をかけると、木が膨張する力で石にひび割れが入って切りだせる仕組みになってました。
人間って知恵があるんですねぇ〜。感心しちゃう。

さて、本日のお宿へ向かいます。
ナイルの中州の島１つ丸ごとホテルなんで、渡し船で行き来します。
チェックインの間、ロビーでハイビスカスティーを頂いて待ちます。
午後はホテルでしばし休憩。

手違いがあったとかで、ツイン部屋がとれず、1人参加の4人まとめてメゾネットのお部屋になりました。
ホテルのマネージャーからの「御免なさい」のレターと一緒にフルーツが届けられました。
でもね、この部屋、普通の部屋より絶対グレードアップしてる。ラッキー。
友人たちと一緒なのは嬉しい。
1Fはリビング(かなり広い）、2Fはメインベッドルーム(広い）とメイド用のツインベッドがあるので4人が寝るには全く問題ない。多分10人くらいなら余裕で寝れる。
1Fは庭に続いていて、砂漠の国で緑あふれるお庭を眺めながら頂くフルーツはとっても贅沢です。

夕方、ファルーカでナイルクルーズです。
本当は午後はアブシンベルへ行くはずだったのに、何か問題があり、予定が大きく変更になった様子。

中州にあるアガカーン廟へ向います。
インドの大富豪カーン氏のお墓は島の一番高い所にあるので、船着き場から坂道をセッセと登って行きます。
振り返ると、青いナイルに白いファルーカが沢山浮かんでいる景色がドンドン広がって行って壮観でした。

廟を見学。私語厳禁。青いタイルがはられた内部は涼しく、カーン氏の遺言で毎日赤いバラが1輪備えられていました。

ナイルに夕日が沈んで行きます。

1/8
アブシンベルへ行く便が抑えられず、結局深夜便になったそうです。
ここが私の目的地だったのに、寝ぼけてた。

空港でうるさいイタリア人たちに囲まれながらもうたた寝。
機内＆バスで爆睡。
起きたらコレ。

夢うつつで、実感わかないよー。

勿体無いー。

遺跡の番人が持っていた鍵。アンクになっています。

ガイドさんは結局帰り便の席が取れず。
「私は何とかするので、みなさんは先にホテルに帰ってください」だって。
何だか凄い事になっとります。

夜明け前にホテルに帰着。

あらためて1/8
本日は自由行動となりました。
本当は午後にはカイロ着だったハズなのに、その予定も変わってしまったようで、結局夕方まで自由行動。
アブシンベル神殿には今日行きたかったよ。
船にのってアスワンの町へ。
ここは町の散髪屋さん。

スークの魚屋は何故か寄ってくる。

交通整理のオマワリさん。
のどかな時代でした。
今こんなことしたら逮捕されるだろうなー。

本当は午後に到着予定だったので、カイロでは今晩私の歓迎会が予定されていたのだけれど....。

到着は何時になるんだろう。またもや日付変更線を越えるよね、たぶん。

エジプトでは、何事も予定通りには行かないものなんだなー。