琵琶島神社（金沢八景）

2011/01/29 - 2011/01/29

　京急金沢八景駅前に鎮座する琵琶島神社は、北条政子が、治承4年（1180年）に、夫・源頼朝が伊豆の三島大社から瀬戸神社を勧請したのにならい、日頃信仰していた近江国の竹生島明神（竹生島弁財天社）を勧請し、瀬戸神社社頭の海中に島を築き祀ったものである。御祭神は、江島神社や広島県の厳島神社と同じく、水の女神・市杵島姫命（イチキシマヒメノミコト）である。弁財天は、弁舌の神、学問の神、音楽の神とされているが、琵琶島神社では真っ直ぐに立つお姿なので、「立身弁財天」として立身出世を願う人々の信仰を集めている。
　琵琶島神社の参道入口のすぐ右側に福石がある。元は左側の海中にあったが、国道16号線の拡幅工事のために現在のところに移された。この石は服石、呉服石とも呼ばれ、源頼朝が伊豆三島大社をここに遷し祭り、日参して、平潟湾で禊（みそぎ）をした際に衣服をかけた石であり、名の由来になった。
　瀬戸橋が架かる平潟湾の入り江は狭いながらも残り、水面に迫り出した琵琶島は潮の香りもして清々しい。残念ながら、社殿裏に高校生が4、5人たむろして煙草を吸っていた。琵琶島神社境内は史跡であろう。高校生の喫煙以前に、人気のない寺社境内での煙草の火の不始末は心配だ。たまたま、八景駅裏には屋根が焼け落ちて焦げた梁が剥き出しになった古民家が目に留まった。火の用心、火の用心。
（表紙写真は琵琶島神社本殿）

エリア 八景島(神奈川)

琵琶島神社鳥居。

福石。

「福石」石碑。

「横浜市地域史跡　琵琶島」説明看板。

「金沢八景名称の由来」説明看板。

御神木。絵馬が掛けられている。

御神木。

弁財天（横浜金沢七福神）。平成17年1月から始まった。

平潟湾入り江の風景。

瀬戸橋方面。

参道奥の赤橋。

琵琶島神社赤橋。

琵琶島神社本殿。

琵琶島神社本殿。

琵琶島神社本殿。

琵琶島神社本殿。

「琵琶島神社」縁起。

琵琶島神社本殿横の石碑。。

境内から瀬戸神社が見える。

琵琶島神社前。

琵琶島神社本殿。

琵琶島神社本殿。