祖父の足跡を尋ねて3★綏芬河歴史散歩★帝政ロシアが建設した中東鉄路史跡をめぐる

2010/10/01 - 2010/10/03

前日あまりの寒さに早く寝たこともあり、
この日は朝早く起きて、7時にはホテルを出発！

中心広場を抜けて、まずは綏芬河駅へ。
前日に購入した鉄道切符の時間を変更。

その後、駅周辺の中東鉄路時代の歴史建築を見て回りました。

綏芬河、歩けば歩くほど、祖父が言っていた町のイメージに
ぴったり来る町でした。

★★　牡丹江＆綏芬河旅行記9月30日〜10月4日　★★
1★牡丹江★手がかりもないままの出発
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10540982/
2★綏芬河★ロシア国境の町へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10541449/
3★綏芬河歴史散歩★帝政ロシアが建設した中東鉄路史跡をめぐる
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10541892/
4★綏芬河★柵の向こうはロシア！ロシア国境「国門旅遊区」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10541575/
5★綏芬河★ロシアに行った気分で食事！「トロイカ・三套車」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10542001/
6★綏芬河ぶらり散歩★日本領事館跡で過去に思いを馳せる
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10542120/
7★列車で綏芬河から牡丹江へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10543151/
8★牡丹江★ヤケで朝鮮街でひとり焼肉！
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10543463/
9★牡丹江★旅の最後に牡丹江まで散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10543683/

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの近くに、市場がありました。

さらに中心広場を通って駅へ向かいます。

まだ7時過ぎだというのに、人が結構いました。

前日バスから見えて気になった建物。

やはり市の保護建築でした。ただし、建物の説明が見つけられず、何に使われていたのかがわかりません。

さらに歩いて駅までやってきました。

○　綏芬河駅
綏芬河駅は中東鉄路東部線の起点であり最終駅でした。
そのため、「辺境駅」とか、ロシアのウラジオストクから
数えて5番目の駅であったことから「第5駅」と呼ばれていました。

この駅にも祖父は来たのでしょうか。

前日購入した列車の切符を変更しました。値段が安くなったので2元戻ってきました。

レンガ造りの古そうな建物を発見。饅頭屋さん（工場？）になっていました。

前日バスで到着したとき、バスターミナルから可愛らしい教会が見えたのでやってきました。このあと、綏芬河市内を散歩しましたが、これ以外に教会は見つかりませんでした。

○　東正教堂（大直路135号）

ロシア建築、敷地396?。駅付近に1898年、木造教会が建てられましたが、1908年に火災で焼失しました。その後、1913年に駅から東に200mの場所に教会が建てられました。当時は、「ラマ台」、「協達亜・尼古拉」教堂と呼ばれていました。1945年、爆撃を受け、塔が部分的に損壊しました。1950年になると、人民解放軍駐綏部隊の物資集配点として使われました。

1982年には綏芬河市人民政府に移管され、市政府の会議室として使われていました。現在は、基督教福音堂として使われています。

平和の象徴です。

教会から坂を下って、再び駅前通りまでやってきました。この建物もとても古そうです。保護建築のプレートはありましたが、何の建物だったのか記述がありませんでした。恐らく、これも中東鉄路時代に建てられた建物でしょう。

上の建物と同じ広場にあるのが、大白楼です。

○　綏芬河鉄路大白楼（梨樹街2号）

綏芬河の代表的なロシア建築のひとつ。駅前通りから北へ300mの位置にあり、西側は線路が通っています。

大白楼は、1903年「綏芬河鉄路交渉分局総理委員官邸」として建てられました。通称は「大白楼」と呼ばれていました。その後はロシア中東鉄路職員や、満州鉄道の日本人職員宿舎として使われました。1945年以降は、ソ連駐綏芬河専家宿舎及び事務所として、1986年以降は綏芬河鉄路地区党委員事務所及び宿舎として、2005年からは市政府賓館として使われました。

この建築は、中東鉄路発展史の証拠であるばかりか、共産党の国際チャンネルの証拠でもあります。1920年代には、李大剣、羅章龍、周恩来らがそれぞれソ連に向かう際、ここに宿泊しました。

モザイクも何かの絵のようですが、色が褪せていて何かよくわかりませんでした。

やたらアーチの多い建物でした。

こっち行ってみようかな。

アーチをくぐると、

中庭に到着。

誰もいなくてがらんとしてました。

ここらへんももしかしたら、祖父が来たかもしれない、と思いました。

マンホール。不思議なマーク。

橋を渡ってみようかな。

次の旅行記に続きます。