インド訪問記３　「南印最古のヒンドゥー石窟のある村③」　バーダーミの石窟へ

2010/11/25 - 2010/11/28

３回目のインドはまた南インド、ゴアから１３時間かけて夜行バスでハンピへ、そして今度はバーダーミへバスで悪路を７時間かけて辿り着きました。

ここバーダーミは６世紀から８世紀にデカン地方を支配した前期チャールキヤ王朝の首都でした。北西方面から侵入するモスレム勢力や南部のパラヴァ朝との戦いの中で８世紀には世界遺産パッタダカルの寺院群も建設しています。

バーダーミの石窟は町の南側の崖の側面を掘って造られた石窟寺院で６世紀頃に出来たとされており南インドのヒンドゥー石窟寺院としては最古のものです｡このスタイルがその後、有名なアジャンタやエローラに伝播していった言われています｡

【今回の旅程】
11月20日 　伊丹発 成田着　　 ITM⇒NRT JL3002 8:25 9:40
　　　　　 成田発 バンコク着 NRT⇒BKK TG671 11:30 20:10
バンコク発 ムンバイ着 BKK⇒BOM TG339 21:45 1:00+1
11月21日 ムンバイ発 ゴア着　　 BOM⇒GOI IT3131 4:55 6:00
　　　　　 ゴア泊
11月22日 ゴア ゴア発 　　　　　 バス　　 　 20:00 8:00+1
バス車中泊
11月23日 ハンピ着 ハンピ泊
11月24日 ハンピ ハンピ泊
11月25日 ハンピ発 ﾊﾞｰﾀﾞｰﾐ着 バス　　　 　　 9:30 17:00
ﾊﾞｰﾀﾞｰﾐ泊
11月26日 ﾊﾞｰﾀﾞｰﾐ ﾊﾞｰﾀﾞｰﾐ発 バス車中泊 17:00 6:00+1
11月27日 ﾊｲﾃﾞﾗﾊﾞｰﾄﾞ着ﾊｲﾃﾞﾗﾊﾞｰﾄﾞ発HYD⇒BKK TG330 23:55 4:55+1
機内泊バンコク着
11月28日 バンコク 関空 BKK⇒KIX TG672 11:00 18:30

エリア バーダーミ(インド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 1.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

石窟へは村の中心から東へ進んで行ってこの建物の先を左へ曲がって登っていくとモスクがあってそこが入口です。
ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教の宗教施設が同じ所にある。これが本来の姿なのでしょう。

１８本の腕を持つ｢踊るシヴァ神｣像です。千手観音といいこういう彫刻は躍動感が美しいです。

第一窟の入口に露台に彫られています。酸性雨が怖いですね。

第一窟です。

神秘的な雰囲気です。

ナンディ像も静かにたたずむ雰囲気です。

梁にあるこの彫刻はおっぱいをもんでいてセッ○○真っ最中の彫物ですね。

この柱の彫刻もセッ○○です。

天井のナーガの彫刻はまるで生きているようです。

天井部分も彫刻が綺麗に残っています。

美しいブータナータ寺院を見ながら第二窟へ登ります。

高い位置から見るとブータナータ寺院以外にも寺院があるのが見えました。

第二窟です。

猪八戒のようですが

第二窟を出て第三窟にまた登ります。

途中、第二窟と第三窟の間にある彫りかけで中止された建設半ばの石窟です。こういうものに何があったんだろうと興味を惹かれますね。

全体に途中という感じです。もしかしたら彫ってる頃に戦争があって中止せざるを得なかったのかもしれませんね。

バーダーミ石窟最大の第三窟にやってきました。

ところどころ窪んでいるこのへこみは何なんでしょう。ここ以外にもあちこちにあります。

天井にも神様がいっぱい。曼陀羅のようです。

しかし、エロい彫刻ですよね。

第三窟を出て第四窟へ向かいます。

第一窟から第三窟はヒンドゥー教の寺院でしたが第四窟はジャイナ教の寺院です。

ジャイナ教は仏教と同時期にヒンドゥー教から分かれた宗教ですが欲を捨てるという教義からその像は裸なのでよく分かります。

教義の関係でジャイナ教はフルチンなのは分かりますがなぜチンチンだけ黒ずんでいるんでしょうね？

第四窟から見えるアガスティアティルタ池に浮かぶ美しいブータナータ寺院。

第四窟から見えるバーダーミの街並み。

この後、パッタダカルへ向かいます。

この旅行記へのコメント （3）

• captainfutureさん 2011/01/10 14:45:57

  圧倒されました〜

  ＞ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教の宗教施設が同じ所にある。
  互いに混沌としている土地なのですね。
  
  これでもかこれでもかと続くシーン、スゴイです。
  壮観というか、圧倒されました。
  これを６世紀に石窟に残したというところもまたまた驚いてしまいました。
  
  ＞欲を捨てるという教義からその像は裸なので
  むか〜〜し、インドでほとんど全裸に近い状態の修行僧らしき人（もちろん男性デス）を道端で見かけたことがあります。
  あれはきっとジャイナ教だったのですね。
  

  arfaさん からの返信 2011/01/10 16:24:25

  RE: 圧倒されました〜

  captainfutureさん、ご来訪ありがとうございます。
  
  ＞＞ヒンドゥー教、ジャイナ教、イスラム教の宗教施設が同じ所にある。
  　＞互いに混沌としている土地なのですね。
  
  エルサレムもユダヤ、キリスト、イスラムの聖地です。本来お互い寛容だったのでしょうがいつの頃からか独占しようとする人が出てきておかしくなるのでしょう。
  
  ＞これでもかこれでもかと続くシーン、スゴイです。壮観というか、圧倒されました。これを
  　６世紀に石窟に残したというところもまたまた驚いてしまいました。
  
  まさに素晴しいとしか表現できない素晴しさです。こんな景色はごろごろあるそうですのでやはりインドは深いです。
  
  ＞＞欲を捨てるという教義からその像は裸なので
  　むか〜〜し、インドでほとんど全裸に近い状態の修行僧らしき人（もちろん男性デス）を道
  　端で見かけたことがあります。あれはきっとジャイナ教だったのですね。
  
  ○○コを象の鼻のように使ってモノを持ち上げたり投げたりする修行者もいるそうです。ＴＶで見ましたがもう超能力の世界ですね。
  
  もうすぐ西南インド編が完成しますので宜しくお願いいたします。

  captainfutureさん からの返信 2011/01/10 20:41:16

  RE: 圧倒されました〜

  ＞○○コを象の鼻のように使ってモノを持ち上げたり投げたりする修行者もいるそうです。
  さすが、インド。なんと奥深い･･･（笑）。
  続編、楽しみにしております♪