ドイツ （東西ベルリン）の旅 １９７３年

1973/08/25 - 1973/09/01

ヨーロッパ１９７３年の旅からのドイツ編です。
６週間のヨーロッパの周遊の最後の地として
ベルリンとハンブルグを訪れました。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

オランダのアムステルダムの
学生旅行斡旋所にて学生割引チケットを購入。

旅程の大半はイギリス、オランダでしたので
ユーレイルパス (スチューデントパス)
は持っていませんでした。

ブリュッセル経由で
西ベルリンへ行きます。

ブリュッセル南駅に到着。
ホームには主たる公用語が２つのベルギーらしく
Brussel Zuid とBruxelles Midiの駅名表示が
見えます。

まだ出発まで時間もあるので駅前をぶらぶら。

列車は予定よりも６０分の遅れで到着。
ロンドン発ブリュッセル経由ベルリン行き。
ケルン経由で夜のドイツを横切ります。

ベルリンは赤い共産国の東ドイツの
中にある島のような位置。

朝になり、列車が西ドイツから国境を過ぎて
東ドイツへ入り、Marienbornを過ぎると
係員がトランジットビザを発行してくれました。
機関銃を手にした警備員の姿も見えてコワ～イ。

ベルリンの駅に到着。
（確かBahnhof Zoologischer Garten）

とりあえず駅前案内所でユースホステルを斡旋してもらい
宿泊場所を決めました。

これは街の中心部で一番目立っていた
カイザー・ヴィルヘルム教会です。

戦争を忘れないためにでしょうか。
被災したままの教会をそのまま保存してあります。

その観光案内所でもらった
地下鉄路線図。
Berlin Metro Map 1973

クアフュルステンダム（クーダム）の
大通りからの上記教会。

少しの散策の後でユースへ。
割り当てられた部屋はドイツ人の中学生が
多く落ち着かないため
翌日はクーダムのペンションへ移りました。

ティアガルテンのあたりを散策。
「戦勝記念塔」へ。
これは第二次大戦関係ではなくて
１９世紀のデンマーク戦争などに対する
勝利の記念碑。

帝国議会議事堂の写真も
あったのだが失くしてしまいました。

ソ連の「戦勝記念碑」
これは西ベルリン側です。

これも西側から見たもの。
ベルリン一番乗りのソ連製戦車Ｔ３４を
展示してあります。
この辺はソ連管轄の地域だとのこと。

ベルリンの壁。
機関銃を手にした兵士も
うろうろしています。

壁に沿って歩いていると所々に
花輪が置いてあります。
脱出に失敗して射殺された人たちを
悼んでのものだということです。

ブランデンブルグ門。これは西ベルリン側
から撮ったものです。

これも西ベルリン側で撮った写真です。
壁に「統一ドイツを」の文字が書いてあります。
地下鉄の駅だったところでしょうか。

チェックポイントチャーリーの
博物館の窓から東側を臨む。

チェックポイント・チャーリー。右側は博物館になっていて
東からの脱出に成功した人たちの道具などが陳列してありました。

観光客はここを通って一日、日帰りならば
東ベルリンを見てくることができました。
（ただし一日では使いきれないほどに東の通貨へ両替を
させられた記憶があります）

東ベルリン市内にて。西側とは違った建物、雰囲気でした。

西ベルリンの賑やかさ、
派手さを見たら、皆が脱出
したくなるだろうな。

ベルリン・旧博物館。

東ベルリン側からのブランデンブルグ門。

あの車は有名な（悪名高い）
トラバンドだったのだろうか。

写真を撮ったら怒られるかな。

東ベルリンで買った地下鉄切符。
紙質が非常に悪かった。

これは西のスタジアムです。
ヒトラー時代のオリンピック会場。

カラヤン率いるベルリンフィルハーモニーのコンサートホール。

ベルリンのあとは長距離バスにてハンブルグへ
向かいました。
（運転手さんの脇には何やらビールらしき
飲み物が...。　ノンアルコールだろうね）

東ドイツから西ドイツへ入る時は
一人ひとりの厳格なパスポートチェックはもちろんのこと、
バスの底まで調べるという念入りなものでした。

ハンブルグへ着き、宿泊したユースホステルの
近くの地下鉄駅からハンブルグの港を一枚。

アルシュター湖。
白鳥も浮かぶきれいな湖でした。

６週間の旅も最後となると
あまり写真も撮りませんでした。
旅はあまり長くても
新鮮味がなくなります。

デパートで買ったおみやげ、
Goebelの置物。
３０年後にザルツブルクへ行った際に
おみやげ屋さんで同じものを発見。
ドイツ、オーストリアはこういう国なんですね。

これは市内のレコード屋さんで
買ったビートルズのシングル盤。

日本ではこの２曲のカップリング盤は
発売されていなかったので
個人的な宝物にしています。

でもいつまでも持っていても仕方ないので
そろそろオークションで処分しましょうか。

当時はまだピカピカの日本航空ジャンボ機で
ハンブルク空港から北極回りで帰国の途に。

この旅行記へのコメント （11）

• kiju-jiさん 2020/06/20 09:10:52

  mollyさん。おはようございます。kiju-jiです。

  mollyさんは、早くから海外に行かれているのですね。
  私は７７年、３４歳の時が初めての海外出張。北回りでコペンハーゲンに２週間の予定で行きました。今やレア物のＳＡＳから貰った北極点上空通過証明書を捜しているのですが一寸見つかりません。日本航空もくれましたか？・・・
  ベルリンは２０１４年にベルリンの壁崩壊後２５年１１月に行きました。クローズアップ現代の国谷裕子さんの取材中に遭遇しました。mollyさんの懐かしい写真、もう見られない写真一杯。カイザー･ヴィルヘルム教会の近くにはユニクロの店がありました。
  ベルリンフィルハーモニーホールも入り、悲愴交響曲を聴きました。懐かしい。ではまた。

  Mollyさん からの返信 2020/06/20 09:43:24

  Re: mollyです

  あらー、懐かしい言葉。
  私も貰いましたよ。
  JALでも出ていましたよ、
  北極点通過証明書。
  
  私も処分してしまったかも。
  長い間、保管していたんですけどね～。
  
  あの頃はヨーロッパ便は
  ロシア・シベリア経由ではなかったんですよね。
  
  夏の北極海はところどころの氷の割れ目が
  空の青を映してきれいだったのが
  思い出されます。
  
  私もチャイコフスキーの「悲愴」は好きで
  CDをときどき聞いています。
  （カラヤン指揮ベルリンフィル盤）
  
  またメールをお待ちしています。
  
  Mollyより
  
  
  

  kiju-jiさん からの返信 2020/06/20 11:12:50

  Re: mollyさん。おはようございます。kiju-jiです。

  私が初めて行ったコペンハーゲンは１月２２日から２月上旬。
  アラスカの蛇行している川を初めてみました。
  今は無いＤＣ-１０で往復。３発のジェット旅客機。垂直尾翼に第３エンジンが付いている変な旅客機。夜中に羽田を立ち、アンカレッジで夜明け、給油休憩。
  また、夜が来て早朝にコペンハーゲン・オイストラップ空港着。２５年振りの大雪の朝でした。今は死語ですがメキシコ暖流がバルト海に流れ込み夜の１２時でも外気気温０℃。仕事のあと、夜のコペンハーゲンを徘徊しました。当時、フリー○○○○時代、ポルノはキオスクでも売っていました。クロンボー場にも行きました。証明書を今から捜すのですが、６０歳定年記念に家を建て替えたのでアルバムほかを大分処分したので、残っているか・・・。ではまた。

  Mollyさん からの返信 2020/06/21 09:14:19

  RE: Re: kiju-jiさん、おはようございます。

  あのDC-10ですか。
  昔、事故が頻発して問題となった機体です。
  ネットで「DC-10 事故」と検索すると
  いろいろ記事が出てきます。
  
  私も７９年にヨーロッパに行くときに
  乗りました。
  空港で機体を見て
  ビビったのを思い出します。
  乗客は機体を選べませんものね。
  
  当時はポルノはびっくりしましたね。
  
  Mollyより
  
  
  
  
  
  
  
  
  > 私が初めて行ったコペンハーゲンは１月２２日から２月上旬。
  > アラスカの蛇行している川を初めてみました。
  > 今は無いＤＣ-１０で往復。３発のジェット旅客機。垂直尾翼に第３エンジンが付いている変な旅客機。夜中に羽田を立ち、アンカレッジで夜明け、給油休憩。
  > また、夜が来て早朝にコペンハーゲン・オイストラップ空港着。２５年振りの大雪の朝でした。今は死語ですがメキシコ暖流がバルト海に流れ込み夜の１２時でも外気気温０℃。仕事のあと、夜のコペンハーゲンを徘徊しました。当時、フリー○○○○時代、ポルノはキオスクでも売っていました。クロンボー場にも行きました。証明書を今から捜すのですが、６０歳定年記念に家を建て替えたのでアルバムほかを大分処分したので、残っているか・・・。ではまた。

• rinnmamaさん 2013/10/19 12:17:00

  ベルリンの壁

  Mollyさま　　こんにちは
  
  ドレスデン〜ベルリンの旅に、投票頂きまして有難うございます。
  私は初めてのドイツでしたが、４０年も前の貴重な,お写真とを
  見比べて、平和っていいな〜と思いました
  
  この壁は今は道路上に、ブロックのようなもので、記録が残っていますね
  本当に目の前なのに・・・。行き来できないなって、不合理なことですよね
  今は、東ベルリンもインフラも整備されて見所があり
  再訪してノンビリしたい都市です。
  
  ６週間の旅は、やはり集中力がなくなりますか？
  行きたいな〜と思っていますが、考え直しかしらね。
  有難うございました。rinnmama

  Mollyさん からの返信 2013/10/19 13:22:00

  RE: ベルリンの壁

  rinnmamaさんへ、
  　書き込み、投票をありがとうございます。
  先日に押入れを整理していましたら
  紛失してしまったと思っていた当時の
  写真が出てきましたのでドイツ編も何枚か
  アップし、ページを更新しました。
  
  新たなベルリンもまた訪れたいなと
  思っています。
  そしてドイツのおいしいビールと
  ソーセージを食べたいです。
  
  ６週間を絶えず観光で動いていると
  あまり感動がなくなりますね。
  スイス国鉄１か月乗り放題での旅の時は
  間の数日をローマに移動して
  気分転換をしました。
  
  またいろいろ他の紀行文を
  読ませていただきます。
  これからもよろしくお願いします。
  
  Molly
  
  

• frau.himmelさん 2013/10/18 22:15:19

  東西ドイツ統一前の旅行記・・

  Mollyさん　こんばんは。
  
  私のつたないベルリン旅行記に投票をありがとうございました。
  Mollyさんはまだ東西ドイツが分断していた頃のガチガチのベルリンにいらっしゃったのですね。
  その時の旅行記を大変興味深く拝見させていただきました。
  いろいろ場所を想像しながら、その時代の情景を思い描きながら見せていただきました。ワクワクしました。
  
  そんな方に私のベルリン旅行記など、ホントにお恥ずかしい限りです。
  でもベルリンは大好きで、ベルリンのいろいろな歴史を探りながら旅をするのが大好きです。
  これからもよろしくお願いいたします。

  Mollyさん からの返信 2013/10/19 07:20:33

  RE: 東西ドイツ統一前の旅行記・・

  frauhimmelさんへ、
  　投票、書き込みをありがとうございます。
  当時の旅行時、ベルリンは行く予定には
  入っていなかったのですが、アムステルダムに
  飽きてしまったため、急遽、決定しました。
  ガイドブックもない状況でどこへ行ったらいいのかも
  わからず歩き回ってずいぶん無駄なことを
  したものだと思います。
  　あちこちの写真を撮っておいたら
  今になって貴重な写真の数々となりました。
  
  こんなことなら特に東ベルリンの写真を
  もっと撮っておけば良かったですね。
  でも当時はフィルム写真のため、
  今のようにバチバチとは撮れませんでした
  よね。
  
  またいろいろfrauhimmelさんの紀行文も
  見せていただきます。
  これからもよろしくお願いします。
  
  Molly
  
  
  

• しょーきちさん 2013/07/01 22:29:11

  貴重な歴史的写真ありがとうございます

  Mollyさま
  
  こんばんは、しょーきちです。
  私のベルリン旅行記へのご投票ありがとうございました。
  
  ドイツ統一前の貴重な旅行記、とっても勉強になりました。
  走っている車から時代の変遷を感じます。
  チェックポイントチャーリーは静かですね。
  
  ありがとうございました。

• rimigardenさん 2013/06/26 11:31:54

  Mollyさん、 はじめまして

  Mollyさん はじめまして〜。
  りみというものです、
  この度はザルツブルクの旅行記に
  投票してくださって
  ありがとうございました。
  Mollyさんはかなり前から
  海外旅行をなさっていたんですね。
  ベルリンの壁というと高い塀を連想させますが
  この写真の壁は見た限りですと
  かなり低そうですね。
  
  りみ
  

  Mollyさん からの返信 2013/06/26 13:11:57

  RE:　はじめまして

  rimigardenさんへ、
  　書き込みをありがとうございます。
  こちらこそ投票していただいて
  恐縮です。
  　そうなんですよ。
  もう海外歴は４０年です。
  ジーさんですよ。
  　ただお金がありませんので
  安宿を見つけて泊まる旅です（泣）。
  　
  これからもよろしくお願いしますね。
  
  Mollyより