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 2010年1月31日から2月3日まで、アルメニア・エレヴァンを訪問する機会を得ました。すでに半年以上前のことになってしまいますが、今回、あまりなじみのないこの国の事を、皆さんに少しでも知っていただく機会になればと思い、筆を取りました。<br /><br /> 経由地のモスクワより、アエロフロート航空SU191便、モスクワ時間23時45分発でエレヴァンに向かいました。今回は、ビジネスクラスを利用しました。機材は近・中距離路線用のエアバスA319。長距離線ではないのでフラットにはなりませんが、フットレスト付きで、ゆったりとしたブルーの革張りのシートは、リクライニングの角度も大きく、ゆったりとくつろげます。ウェルカムドリンクのシャンパンをすすめられ、普段乗り慣れないビジネスクラスの雰囲気にすでに酔っていた私は、飲めないお酒に手を出してしまい、とたんに深い眠りに落ちてしまいました。<br /><br /> あっという間に約3時間のフライトは過ぎ、午前3時45分(モスクワとの時差+1時間)エレヴァン着。ずっと眠りこけていた私は、着陸の軽い衝撃に我に返るとすぐ、楽しみにしていたビジネスクラスの機内食を食べ損ねたことに気づき、深い喪失感とともに、初めてアルメニアの地に足を踏み入れたのでした。

アルメニア渡航記(前編)

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2010/01/31 - 2010/02/03

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 2010年1月31日から2月3日まで、アルメニア・エレヴァンを訪問する機会を得ました。すでに半年以上前のことになってしまいますが、今回、あまりなじみのないこの国の事を、皆さんに少しでも知っていただく機会になればと思い、筆を取りました。

 経由地のモスクワより、アエロフロート航空SU191便、モスクワ時間23時45分発でエレヴァンに向かいました。今回は、ビジネスクラスを利用しました。機材は近・中距離路線用のエアバスA319。長距離線ではないのでフラットにはなりませんが、フットレスト付きで、ゆったりとしたブルーの革張りのシートは、リクライニングの角度も大きく、ゆったりとくつろげます。ウェルカムドリンクのシャンパンをすすめられ、普段乗り慣れないビジネスクラスの雰囲気にすでに酔っていた私は、飲めないお酒に手を出してしまい、とたんに深い眠りに落ちてしまいました。

 あっという間に約3時間のフライトは過ぎ、午前3時45分(モスクワとの時差+1時間)エレヴァン着。ずっと眠りこけていた私は、着陸の軽い衝撃に我に返るとすぐ、楽しみにしていたビジネスクラスの機内食を食べ損ねたことに気づき、深い喪失感とともに、初めてアルメニアの地に足を踏み入れたのでした。

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  •  数年前に改築されたばかりのエレヴァン・ズヴァルトノツ空港は、欧州の他の国に引けを取らない、現代的な空港です。ただ、空港の随所に入管職員や警官がおり、トランジットエリア内での写真撮影は厳禁となっていました(こっそり撮影しようとしましたが、すぐにスタッフが飛んできて、厳重注意を受けました)。<br /><br /> 今のところ、日本にアルメニアの大使館はないので、入国時に査証を取得する必要があります。備え付けの用紙に必要事項を記入し、証明写真を貼り、パスポートと共に査証発給窓口に出します。すると別の支払窓口に回るように促され、そこで査証代金3000AMD(アルメニアドラム=720円ほど)を支払い、レシートをもらうと、再び査証発給窓口に戻り、査証を受け取ります。査証窓口の横に両替所があるので、その場でアルメニアドラムは手に入ります。

     数年前に改築されたばかりのエレヴァン・ズヴァルトノツ空港は、欧州の他の国に引けを取らない、現代的な空港です。ただ、空港の随所に入管職員や警官がおり、トランジットエリア内での写真撮影は厳禁となっていました(こっそり撮影しようとしましたが、すぐにスタッフが飛んできて、厳重注意を受けました)。

     今のところ、日本にアルメニアの大使館はないので、入国時に査証を取得する必要があります。備え付けの用紙に必要事項を記入し、証明写真を貼り、パスポートと共に査証発給窓口に出します。すると別の支払窓口に回るように促され、そこで査証代金3000AMD(アルメニアドラム=720円ほど)を支払い、レシートをもらうと、再び査証発給窓口に戻り、査証を受け取ります。査証窓口の横に両替所があるので、その場でアルメニアドラムは手に入ります。

  •  査証を受け取ってから、入国審査になります。入国カードなどはありません。質問は何もなく、そのままスタンプを押して通過しました。荷物を受け取ると、アルメニアの携帯電話会社のカウンターがあり、プリペイド携帯のSIMカードを無料で配っていました。ロシア契約のプリペイド携帯電話を持っていたので、SIMカードを取りかえればアルメニアのローカル携帯電話に早変わりです。日本の携帯電話も、早くSIMロックを解除してくれれば便利になるのに、と思うことしきりです。<br /><br /> 税関(何のチェックもなし)を抜けると、現地手配旅行社のスタッフ女史が出迎えに来てくれていました。金色のメルセデス製マイクロバスに乗り、約20分で市内中心に入ります。未明の市内で、人通りはほとんどありませんが、街灯に照らされた建物は、世界最古の都市のひとつと言われる、ここエレヴァンの歴史を感じさせる趣のあるものばかりです。

     査証を受け取ってから、入国審査になります。入国カードなどはありません。質問は何もなく、そのままスタンプを押して通過しました。荷物を受け取ると、アルメニアの携帯電話会社のカウンターがあり、プリペイド携帯のSIMカードを無料で配っていました。ロシア契約のプリペイド携帯電話を持っていたので、SIMカードを取りかえればアルメニアのローカル携帯電話に早変わりです。日本の携帯電話も、早くSIMロックを解除してくれれば便利になるのに、と思うことしきりです。

     税関(何のチェックもなし)を抜けると、現地手配旅行社のスタッフ女史が出迎えに来てくれていました。金色のメルセデス製マイクロバスに乗り、約20分で市内中心に入ります。未明の市内で、人通りはほとんどありませんが、街灯に照らされた建物は、世界最古の都市のひとつと言われる、ここエレヴァンの歴史を感じさせる趣のあるものばかりです。

  •  今回、利用した「ゴールデンチューリップホテル・エレヴァン」は、エレヴァンの中心、共和国広場から徒歩3分ほどの好立地で、赤い石造りで、ギリシャ風の白い円柱がアクセントのホテルです。10年ほど前に、イタリアの企業の手でリニューアルしたそうで、4階建て104室、比較的小さな規模ですが、華やかで清潔感があります。全室バスタブなしなのは、日本人の私としては少々残念です。全室無線LAN利用可能とのことでしたが、電波が弱いせいか、部屋ではなかなかネットにつながらず、吹き抜けになっている、1階のティーラウンジでパソコンを使いました。<br /><br /> ガラス張りになっている1階のレストランから、通りを歩く人々の様子を眺めながら朝食をとりました。バイキング式で品数も豊富。街を行く人々の服装も良く、首都中心部の目抜き通りであることを割り引いても、この国が比較的豊かであることを感じさせられます。スタッフ女史によると、アルメニアの輸出産業はダイヤモンドや金、モリブデンなどの希少鉱物資源や、宝石類の加工など。人口の大半がエレヴァンをはじめとする都市に集まっており、農業従事者は意外にも1割に満たないそうです。アルメニアといえばコニャック、コニャックといえばぶどうですが、イメージと現実はずいぶんと異なるものです。しかし、朝食バイキングにあった干しぶどうは本当においしく、ついつい手が伸びてしまいました。

     今回、利用した「ゴールデンチューリップホテル・エレヴァン」は、エレヴァンの中心、共和国広場から徒歩3分ほどの好立地で、赤い石造りで、ギリシャ風の白い円柱がアクセントのホテルです。10年ほど前に、イタリアの企業の手でリニューアルしたそうで、4階建て104室、比較的小さな規模ですが、華やかで清潔感があります。全室バスタブなしなのは、日本人の私としては少々残念です。全室無線LAN利用可能とのことでしたが、電波が弱いせいか、部屋ではなかなかネットにつながらず、吹き抜けになっている、1階のティーラウンジでパソコンを使いました。

     ガラス張りになっている1階のレストランから、通りを歩く人々の様子を眺めながら朝食をとりました。バイキング式で品数も豊富。街を行く人々の服装も良く、首都中心部の目抜き通りであることを割り引いても、この国が比較的豊かであることを感じさせられます。スタッフ女史によると、アルメニアの輸出産業はダイヤモンドや金、モリブデンなどの希少鉱物資源や、宝石類の加工など。人口の大半がエレヴァンをはじめとする都市に集まっており、農業従事者は意外にも1割に満たないそうです。アルメニアといえばコニャック、コニャックといえばぶどうですが、イメージと現実はずいぶんと異なるものです。しかし、朝食バイキングにあった干しぶどうは本当においしく、ついつい手が伸びてしまいました。

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