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御会式とは、日蓮門下の諸派で日蓮の命日10月13日等にあわせて行われる法要。<br />弘安5年(1282年)9月8日、病身の日蓮は身延山を出て、湯治のために常陸(茨城県)へ向かう。9月18日に武蔵国池上郷(東京都大田区池上)の池上宗仲の館に到着。生涯最後の20数日間を過ごすこととなる。同年同月に、池上氏館の背後の山上に建立された一宇を日蓮が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源。<br />10月13日に日蓮が没すると、池上宗仲は法華経の字数(69,384)に合わせて六万九千三八四坪を寺領として寄進し寺院の基礎が築かれ、以来「池上本門寺」と呼びならわされている。<br /><br />

池上本門寺 御会式・万灯行列 2010年10月12日

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2010/10/12 - 2010/10/12

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taji

tajiさん

御会式とは、日蓮門下の諸派で日蓮の命日10月13日等にあわせて行われる法要。
弘安5年(1282年)9月8日、病身の日蓮は身延山を出て、湯治のために常陸(茨城県)へ向かう。9月18日に武蔵国池上郷(東京都大田区池上)の池上宗仲の館に到着。生涯最後の20数日間を過ごすこととなる。同年同月に、池上氏館の背後の山上に建立された一宇を日蓮が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源。
10月13日に日蓮が没すると、池上宗仲は法華経の字数(69,384)に合わせて六万九千三八四坪を寺領として寄進し寺院の基礎が築かれ、以来「池上本門寺」と呼びならわされている。

同行者
家族旅行
交通手段
徒歩

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  • 歌川広重『江戸近郊八景』より「池上晩鐘」<br />今もこの絵の面影が残っている。

    歌川広重『江戸近郊八景』より「池上晩鐘」
    今もこの絵の面影が残っている。

  • 万灯行列の宝塔。<br />日蓮聖人が亡くなられた時、庭先の桜(お会式桜)が時ならぬ華を咲かせたという故事から、万灯は紙で作った造花で灯明輝く宝塔を飾っています。

    万灯行列の宝塔。
    日蓮聖人が亡くなられた時、庭先の桜(お会式桜)が時ならぬ華を咲かせたという故事から、万灯は紙で作った造花で灯明輝く宝塔を飾っています。

  • 子供達が先頭の万灯行列。<br />纏(まとい)を精一杯回していました。<br />万灯を先導する、この纏の舞は、江戸の火消し衆が参拝する折りに始めたのが残ったそうです。

    子供達が先頭の万灯行列。
    纏(まとい)を精一杯回していました。
    万灯を先導する、この纏の舞は、江戸の火消し衆が参拝する折りに始めたのが残ったそうです。

  • 行列を眺める人達

    行列を眺める人達

  • 左右から来ていた、行列がここで交わり<br />本門寺へ向かって行く。<br />行列のメインストリート

    左右から来ていた、行列がここで交わり
    本門寺へ向かって行く。
    行列のメインストリート

  • 華やかな行列

    華やかな行列

  • 行列のお姉さんに太鼓を叩かせてもらい<br />ご満悦の娘

    行列のお姉さんに太鼓を叩かせてもらい
    ご満悦の娘

  • 人・人でごったがえす

    人・人でごったがえす

  • 参道から、階段の上まで<br />人と行列の灯りが続いていて幻想的

    参道から、階段の上まで
    人と行列の灯りが続いていて幻想的

  • 総門に向かう行列

    総門に向かう行列

  • 本門寺の総門にもう少しで着く行列

    本門寺の総門にもう少しで着く行列

  • 総門前で順番待ちをする行列。<br />参拝客も行列も階段を登るので<br />少し時間を空ける為に調整。

    総門前で順番待ちをする行列。
    参拝客も行列も階段を登るので
    少し時間を空ける為に調整。

  • 総門の看板

    総門の看板

  • 総門をくぐる。<br />階段の右が万灯行列。<br />左が参拝客が登るように指示される。<br />

    総門をくぐる。
    階段の右が万灯行列。
    左が参拝客が登るように指示される。

  • 華やかな行列も階段を登って行く

    華やかな行列も階段を登って行く

  • こんな感じで登って行きます

    こんな感じで登って行きます

  • 先ほどとは反対で<br />下まで行列の灯りが続いている

    先ほどとは反対で
    下まで行列の灯りが続いている

  • 階段を登りきり、仁王像のある仁王門へ<br />

    階段を登りきり、仁王像のある仁王門へ

  • 仁王門をくぐり<br />大堂へ向かう行列と参拝客

    仁王門をくぐり
    大堂へ向かう行列と参拝客

  • この“南妙法蓮華経・・・”の木の塔も<br />この御会式の時だけ立てられているようだ

    この“南妙法蓮華経・・・”の木の塔も
    この御会式の時だけ立てられているようだ

  • 本門寺・大堂へ向かう万灯

    本門寺・大堂へ向かう万灯

  • 大堂から仁王門

    大堂から仁王門

  • 大堂への奉納を待つ万灯

    大堂への奉納を待つ万灯

  • 大堂への階段を登る万灯

    大堂への階段を登る万灯

  • 無事、奉納

    無事、奉納

  • 大堂でお経を唱える日蓮宗徒

    大堂でお経を唱える日蓮宗徒

  • すごい迫力だった

    すごい迫力だった

  • 大堂の裏から<br />

    大堂の裏から

  • 五重塔(重要文化財・旧国宝指定)<br />関東に4基現存する幕末以前の五重塔のうち、一番古い塔。<br />塔のそもそもの発願は、のちに徳川2代将軍となる秀忠公の病気平癒祈願にあった。文禄2年(1593)のこと、15歳の秀忠公が悪性の疱瘡にかかり、一命も危うい容態におちいってしまった。そこで、熱心な法華信者であった乳母岡部の局(のち正心院)が、大奥より池上へ日参し、あつく帰依していた第12世日惺聖人に病気平癒の祈願を託され、「心願が成就したあかつきには御礼に仏塔を寄進する」との念でひたすら祈った。その甲斐あって快癒し、将軍となった後、その御礼と、あわせて武運長久を祈り、慶長12年(1607)に建立された、らしい。

    五重塔(重要文化財・旧国宝指定)
    関東に4基現存する幕末以前の五重塔のうち、一番古い塔。
    塔のそもそもの発願は、のちに徳川2代将軍となる秀忠公の病気平癒祈願にあった。文禄2年(1593)のこと、15歳の秀忠公が悪性の疱瘡にかかり、一命も危うい容態におちいってしまった。そこで、熱心な法華信者であった乳母岡部の局(のち正心院)が、大奥より池上へ日参し、あつく帰依していた第12世日惺聖人に病気平癒の祈願を託され、「心願が成就したあかつきには御礼に仏塔を寄進する」との念でひたすら祈った。その甲斐あって快癒し、将軍となった後、その御礼と、あわせて武運長久を祈り、慶長12年(1607)に建立された、らしい。

  • 五重塔の下も大にぎわい

    五重塔の下も大にぎわい

  • 引き上げる万灯

    引き上げる万灯

  • 『万灯行列ってなんですか?』と唐突にお坊さんに聞いた。2,3秒沈黙の後、“よくぞ、聞いてくれました”と詳しい説明を受けました。<br />日蓮聖人が無くなった時に季節外れで咲いた桜をモチーフに江戸時代から始まったらしいですが、(そもそも御会式の意味も分からず行っていた恥ずかしい私)日蓮宗としては、“混沌として明日が見えないこの世で一筋の光明になれば、とこの行列をしている”と説明され、なるほどと感銘を受けました。<br />ありがたいお話、ありがとうございました。

    『万灯行列ってなんですか?』と唐突にお坊さんに聞いた。2,3秒沈黙の後、“よくぞ、聞いてくれました”と詳しい説明を受けました。
    日蓮聖人が無くなった時に季節外れで咲いた桜をモチーフに江戸時代から始まったらしいですが、(そもそも御会式の意味も分からず行っていた恥ずかしい私)日蓮宗としては、“混沌として明日が見えないこの世で一筋の光明になれば、とこの行列をしている”と説明され、なるほどと感銘を受けました。
    ありがたいお話、ありがとうございました。

  • 本殿。<br />昭和20年4月15日の空襲で灰燼に帰した釈迦堂を再建したのがこの本殿。

    本殿。
    昭和20年4月15日の空襲で灰燼に帰した釈迦堂を再建したのがこの本殿。

  • 宝塔(日蓮聖人御荼毘所)へ向かう<br />坂の提灯

    宝塔(日蓮聖人御荼毘所)へ向かう
    坂の提灯

  • 祭りの後には、大量のゴミが、、。<br />(汚いのでブラして撮りました)

    祭りの後には、大量のゴミが、、。
    (汚いのでブラして撮りました)

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この旅行記へのコメント (3)

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  • 快特さん 2018/10/12 23:44:20
    11日昼間行きました
    12日が 面白いのですが、混雑するので

    Jcom TVで見ていました。
     TV
  • クラウザーさん 2010/10/18 07:09:56
    勉強になります♪
    tajiさん。
    おはようございます。
    こんな朝早くから失礼いたします。

    池上って聞くと、今まで池上線。ふ〜る〜い♪電車の〜♪窓の外〜♪
    しか思いつきませんでしたが・・
    凄い歴史がある街なのですね。
    そしてこんなに大きなお祭りが存在していただなんて、
    夢にも思いませんでした(反省)
    今回の旅行記も拝見させてもらわなかったら、万灯行列という
    言葉すら知らずに過ごしていました・・
    なんだろう?と思ったら、さっすがーです!
    ちゃんと聞いてくれたのですね。「万灯行列」
    勉強になりました!!

    娘さんのかわいらしい笑顔に是非一票投票させてください!

    失礼いたしました。

    クラウザー

    taji

    tajiさん からの返信 2010/10/18 13:09:10
    RE: 勉強になります♪
    クラウザーさん
    こんにちは。

    僕も、池上と言えば西島三重子さんの『池上線』です。
    妻は知りませんでした(笑)
    自転車で15分程で行けるのですが、
    普段は池上線ではなく東横線を使っています。
    池上線を乗った事ありますか?
    今時3両編成の車両ですよ。
    駅舎もホームも味があるところが多いです。
    呑川の近くにある石川台の駅は渋いの一言です。

    本門寺の祭りがこんなに規模の大きい祭りだと僕も今年まで
    知りませんでした。
    力道山のお墓があったり、大関・把瑠都の尾上部屋が池上にあったり
    面白い発見がありました。
    来年はしっかり屋台も楽しみたいと思います。

    いつもご訪問ありがとうございます。

    taji

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