2010/09/16 - 2010/09/17
229位(同エリア8682件中)
のうりかさん
“9月16日から18日、旅行しないか?
おいら、のうりかと。“
14日間ぶっちぎりの出勤で3連休を勝ち取った後、(実はみんなの休みを決めるのは僕の仕事なので、自分の休みは勝手にとれる。しかし、皆が休めて僕だけが休めなかったことが、ネコオヤジを今回の旅へと駆り出たせる)
デスクからネコオヤジが送ったメールに反応した子ら。
折りしも下の娘は、某関西メジャー大学との合同セミナーに出席の最中。
いちおう、研究論文のため図書館通いに精励する姉を気遣う妹。
件の姉は、予想に反し即決。
二つ返事でOKときた。
それから特典航空券とホテル予約を完了。
実に出発5日前。
飼主(女房ことニコトラ)によれば、ネコオヤジと下の娘は「猫」。
上の娘は飼主に「お手」するので「犬」だらしい。
つまり僕たちは飼主からみれば「3匹」。
その当パーティーが目指すは、北の大地・北海道は札幌と小樽。
表題は、ディズニー・ファンなら知らない人はいない(はず)の映画タイトル。
「Homeward Bound, The Incredible Journey」から
http://www.youtube.com/watch?v=SazBLdXqjbo&feature=related
(本当は昔の「三匹荒野をゆく」を紹介したかった。1963年制作)
今回旅するにあたって、飼主に残した言葉。
「・・・お土産は買って帰る」
さて、どんな旅になりますやら。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9月16日(木)雨
前日に台風11号「ファナピ」がマイクロネシアで発生。
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/201011.html.ja
前線が活発になり本日の羽田は終日雨の離発着だという。 -
当パーティは、危険負担を回避するため(リスク管理?いや、そんな大そうなものでは、全然)
ネコオヤジがAdvance PartyとしてNH71便で出発。 -
子らは第1ターミナルからJL539便で新千歳空港入りする。
一緒に旅行するのになぜ別々の便か?
かかるケースは当家族の旅行にしばしば発生する。
理由は予約締切り前ギリギリで申込む「特典航空券」、あるいは割引運賃の航空券によるもの。
前回はソウル便で、その前は台北、那覇と、おおよそ普通の人が旅するのを計画するにあまりに適当とは言えないタイミングで予約を完了している。
すべては、ネコオヤジとその飼主の生業があまりにも「水商売」だから。
(相手あっての仕事は全からくこう言って間違いない) -
B744のアッパーデッキ。
窓側にあるコンソールの僅かな幅が、コンパートメント感をくすぐる。
コチョコチョ。(ヒャッヒャッ、ヒャッ!)
ipodを出して聞く落語は「文七元結」
http://www.youtube.com/watch?v=HQYV6N7SOKc
江戸を舞台にした人情噺。
僕は長兵衛にはならないと思うからこそ安心して聞けるストーリー。
このエキセントリックな仕立ては、隅田川が大川と呼ばれ、夜の吾妻橋を包みこむ深い闇に思いを馳せないと、どうしてもこの場合の「人情」が美談ではなく、「尋常」でない奇談になってしまう。
しばらく全日本空輸に乗ってなかったので知らなかった(新聞では見た)
「My Choice」
http://www.ana.co.jp/dom/inflight/ana_my_choice/
ANAはこれをサービスの拡大と謳っている。
それでは、ポメリーなど少々・・・。 -
水とお茶は無料でサービスするらしい。
実際CAはカートを押す。
いい気分になってボトルを下げてもらうときに、
「お茶もいかがですか?」
と聞くのだから、この便のお茶が大量に余ってしまったのだろう。
ANAは国内メジャーだと今でも信じるが、このサービスの改悪はいただけないような気がする。
今話題のLCCなら誰も文句は言わない。
僕は、かようなシステムは日本人に馴染まない。と言いたいだけだ。 -
外国で、特にアメリカ合衆国ではっきりと現れるのが「値段相応」という考え方。
合衆国市民は、「この価格でこのサービス」に納得するからこそ、地球上でいちばんケチな国民と言ってよい。
(ティップの考え方はまた別だと思う)
つまり、100USDで購入した電子レンジが300USDで購入したものより品質が悪く、機能性能も劣り、早く壊れたからと言って文句を言う人たちではない。
問題は日本人。
価格が安くても、厳しい工業規格があり、消費者を保護するための関係法規がこの国民のわがまま言い放題へ走らせる。
つまり、2千円で買ったドライヤーも、2万円のドライヤーと同じく、壊れれば保証期間が切れていようとメーカーに対し、購入した店舗にまで文句の一つや二つどころではない悪態をつく。
これは、自分の子供がバカなのに学校のせいにする親が悪の連鎖か、遺伝子の成せる業か、この国に未来永劫つづくと確信させるに足る絶望的な国民性と表裏一体なのだ。 -
「マイチョイス」の話に戻る。
僕はどんなサービスなのか知らないと、実際に利用してみないことには「評価」できないと思ったから利用してみただけ。
感想は前述のとおり。
評価は、このサービスのおかげでCクラスのサービスの一つ一つに対価をつけることができるかもしれない?こと。
・・・くらいだな。
NH71便は黄昏の新千歳に到着。
子らのソフトケースをピックアップしガラガラと外に出る。 -
後発隊の到着まで1時間以上。
展望デッキに行こうかな。と思ったら、久しぶりの新千歳。
展望デッキは午後6時にクローズざんす。
JRの切符を購入し、閑散とした日航側の到着ロビーで待つ。
JL539便が到着。
今回、上の娘が旅行を即決した理由は日航の「嵐JET」に乗れるから。
http://press.jal.co.jp/ja/release/201009/001620.html
こいつらは「嵐」のファンだらしい。
(荒らし、ってブログや掲示板で迷惑かけるやつか?というのはネコオヤジのマジボケネタ)
子らは羽田が暗いので満足な機体の写真も撮れず、隣で機内販売で嵐のCDまで購入するという気合の入ったオオオババさまに圧倒されながらも、満足げに到着ゲートを出てきた。 -
それではJRで札幌へ参ろうぞ。
「SuicaとKitacaが相乗り」ってなんだ?
http://www.jrhokkaido.co.jp/kitaca/
だいたいにおいて、オイラに断りもなく現れた、このムササビのような黒い小動物はなんなのか?
子らにいたっては「カワイイ!」と絶叫する始末。
たしかにSuicaのペンギンよりは数倍マシだ。
正しくは「エゾモモンガ」だそう。
イラストレーター・絵本作家そら氏の作品だって。
http://sora.pulp.jp/?cid=43211 -
君よ知るや?「よつ葉乳業」
http://www.yotsuba.co.jp/
よつ葉って本体がホクレンhttp://www.hokuren.or.jp/
なんだってね。
当然うまいはずだわ。
電車は真っ暗な大地を快速で札幌へひた走る。 -
札幌駅からタクシーでホテル・オークラへ。
http://www.sapporo-hotelokura.co.jp/
札幌は1泊だけ。
明日は小樽に泊まる。
意外だったのはオークラに連泊の予約が入らなかったこと。
というより、あらゆる予約webで札幌市内のホテルはどこも連泊できないことがわかった。
その中でもリーズナブルなプランを出していたのがオークラ。(はっきり言って札幌グランドの半額)
ANAオープンの影響ではないと思う。
連休が始まるから? -
こじんまりとしたロビー。
フロントがまさに「デスク」そのもので、オークラらしい。
ここを選んだ理由は一つしかない。
それは、全国のオークラの朝食に「ハズレ」がないから。
当パーティーの子らが世界中のホテルに期待する唯一の条件とみている。 -
部屋は隣あって2部屋。
女性客限定でロクシタンのアメニティまでついている。
スタッフに案内された部屋には当然のように折鶴が枕元で静かに待っていた。
折鶴を知らない外国人が見たら何と思うかな? -
時計は既に午後9時をまわるところ。
子らの部屋で今夜の夕飯を協議。
おなかは空いたらしい。
「かに本家」
http://www.kani-honke.co.jp/tenpo/01sappolo.html
に行きたかったけど、10時閉店なんだよな。
すすきのへ、家族で行くのはどうも気がひける。
札幌でラーメンは延々並ぶものだし、明日の昼に食べようと思っていた。
寿司は小樽で食べたい!と言うしで、まとまらず。
業を煮やした(短気?)ネコオヤジは部屋の受話器をとり、フロントへ。
「『杉ノ目』へこれから食べに行っても大丈夫でしょうか?」
スタッフが電話の向こうで「ノン・プロブレム」と言っているのではないか?
ここは国内だ。
一瞬の空耳さえ聞こえたネコオヤジ。
「はい、10時までですが、ネコオヤジ様のお名前で連絡しておきます」
子らは、
「杉ノ目ってなに?」 -
きょうど料理亭「杉ノ目」
http://www.sapporo-hotelokura.co.jp/restaurant/suginome/
天麩羅も刺身定食も3千円弱(サ別)が高いか?安いか?
それはお味次第だけれど、少なくとも3人で2万円の勘定をカード切る蟹や寿司より、ネコオヤジの懐が痛まないのは確か。
では、いざ行かん!「杉ノ目」へ。
「杉ノ目」は地下1階なのに、エレベーターで1階ロビーのボタンを押したネコオヤジ。
フロントのスタッフと目が合って、
「杉ノ目は地階ですので、そちらの階段をお使いください」
と促される。
さて、このホテルの「売り」、オークラのサービスであるところの「パーソナル・タッチ」が始まった、ようだ。
(たぶん、受ける側として)
「こんばんは!」
と暖簾をあけると、ふくふくとした老舗旅館の女将のような、オババさまがご丁寧にお出迎え。 -
席に案内されるも、店内には当パーティーだけ。
ここは道楽でやっているのか?
お茶を運んできてくれた和服の若いお姉さんの目はたぶんこう言っていた。
「閉店間際にご来店下さいまして、感謝のしようもございません。
あなた方は今夜、この店の最初のお客さまです。
おかげでわたくしどもも、明日から失業せずに仕事が続けられます」
カッラーアーン!としたテーブル席は、誰にも見られていないはずなのに、襖や衝立がないと気恥ずかしい。
外国のレストランなら全然感じないのにね。 -
まずは、蟹の前菜。
そして札幌に来たからにはやっぱり、
サッポロ・クラッシク
http://www.sapporobeer.jp/classic/
この味は北海道で飲まないとね。
下の娘は蟹が大好き。
少し食べさせないと反乱が起きそうなので。
蟹みそに感動する子ら、犬と猫なのに高級な舌になってしまったらしい。 -
上の娘が悩みぬいた末、チョイスしたのは十勝産牛ステーキ。
刺身も美味しい。
切り方がお上品だけど、この味なら後悔しないざんす。
たらふくになったところで、デザートは北海道のフルーツ。
お茶をもらい、お勘定にサイン。
「あわただしくてごめんなさいね!」
仲居のオババさまが、申し訳なさそうに子らに声をかける。
「いいえ、とても美味しかったです!」
と笑顔で答えるこいつらって、つくづくトクな性格だな。 -
店を出て、そのまま部屋へは戻らず、夜の大通り公園を散歩。
明日からオータムフェスト2010が開催されるらしい。
http://www.sapporo-autumnfest.jp/
屋台には「さっぽろできるだけプロジェクト」なる看板。
2ブロック東へ、北へ1ブロックで「札幌市時計台」へ到着。
http://www15.ocn.ne.jp/~tokeidai/
迷わず着いたことに、子らからの賛辞はない。 -
時計台を撮影するポイントは通りを挟んだ向いにあるビルの2階。
ここで、
「いったいネコオヤジは何十回札幌に来ているの?」
と上のイヌ娘がツッコミを入れてくる。
うーん、忘れた。
が、代わりに僕の親父。子らのオジジさまの単身赴任の話をしてやった。
彼の単身赴任は会社人生で2回。
札幌では札幌ラーメンに開眼し、小樽は言わずもがな、余市まで足を延ばし魚好きの親父には充実した日々だったようだ。
(息子からはそう映った) -
下のネコ娘は、1月に購入したオリンパスのデジタル一眼レフカメラを携行している。
真面目だな。 -
それなりに納得した写真をカメラにおさめ、北海道新聞社
http://www.hokkaido-np.co.jp/
の前を通ってホテルへ戻る。 -
明日は7時起床。
起きない奴はおいて行く。 -
9月17日、晴れ。
旅行では、こっ早く目を覚ますネコオヤジ。
7時前に子らのメールで飛び起きる。
実は朝5時に目が覚めて、さすがに朝の散歩も気が乗らず、二度寝したのが第二の熟睡に入っていた。
ドアを開けると、
「絶対起きていると思ったのに!」
とは、僕を見るなり、イヌ、ネコ娘、口をあわせて言ったセリフ。
大丈夫、朝飯はすぐ行ける! -
オークラの朝食はおいしい。
子らは福岡で実感したらしい。
確かに飼主ニコトラもオークラを語るとき、他のホテルにはない敬意を感じ取ることがある。 -
オムレツは最高だ。
おおよそホテルでお金を払って食べる朝食で、
オムレツのない朝食はありえない。
朝食を済ませ、パッキングしてチェックアウト。
「ご滞在はいかがでしたか?」
などとスッタフからおあいそに聞かれる。
「とてもよかった。オークラは好きです。」
と答える。 -
今日はレンタカーを10時に予約している。
ベルに荷物を預けて少し散歩。 -
良い青空。
大通り公園には、まだ初秋の気配もない。
昨晩も生暖かい風が吹く夏の公園だった。
9時30分を過ぎて、ホテルの1ブロック北に位置する日産レンタカーで早めにチェックアウト。
赤いティーダ。 -
そのまま、右折してホテル前に横付けすると、ベルのお兄さんが僕たちに気づいて、荷物を持ってきた。
最後までオークラのパーソナル・タッチ、ここに極まれりの一コマ。
もちろん引き換え札は、お兄さんへお返ししました。 -
ナビの目的地は「羊ケ丘展望台」
http://www.hitsujigaoka.jp/
下のネコ娘は、「羊が見れるかも!」と過大な期待を抱いている。
口蹄疫問題で羊はいないと思うのだが・・・。
羊ケ丘といえばいわずと知れた「クラーク博士」の銅像で有名。
北海道大学の構内の同博士胸像も有名だが、
http://www.hokudai.ac.jp/fund/index.html
観光客が連日大挙して観光に来るため、大学構内は今でも一般車両乗り入れが禁止されている。
そこで観光当局は農業試験場の広大な敷地にハーメルンの笛吹き男よろしく、クラーク像をおったて観光客を郊外へ連れ出すことに成功した。
(眉にツバつけてきいてください)
公園の入口で入場料「500円なり」を払い、のどかな牧場を正面に丘を上ると駐車場。 -
入口で係りのお姉さんから、
「本日は10時からクラーク像の清掃作業を見ることができます」
と案内されたとおり、いままさに、羊ヶ丘展望台の開設記念日を控え、展望台の“顔”クラーク博士像を「札幌彫刻美術館友の会」の皆様が清掃中。 -
クラーク像の向こうには緩やかな傾斜のついた牧場。
さらに銀色に輝く札幌ドーム。 -
さて、そうですね。
羊くんがどこにも見つけられませんね。
下のネコ娘が看板を発見。
「羊は、伝染する病気が流行しているため、別な場所に移動しました。
大変申し訳ありませんが、しばらくの間会えませんので、ご了承ください。」
「会いたい!」と思う人がいるのか?
いるな、ここにもいたもん。
落胆の度合い著しいネコ娘。
「おそらくは、あの巨大な銀色に輝く宇宙からの物体に吸いこまれて行ったのだよ!」
と、牧場の彼方に悠然と横たわる銀色の物体を見つめるネコオヤジ以下イヌ、ネコ2匹。 -
さて、気をとりなおしてお約束の記念撮影だっきゃっつ!
イヌ、ネコ娘はまだ公衆の面前でクラーク像と同じ思い切ったポーズを取ることに当惑。
不本意ながらネコオヤジの強いるポーズで渋々カメラにおさまる。
半端なイヌネコどもだな。
「では、ではネコオヤジが手本をご披露しよう!」
と、取ったポーズ。
「丘の上のクラーク」(クラーク像の正式名称)
改め、
「丘の上のネコオヤジ」
ネコ娘によるこのショットは、顔が隠れてちょうど4traにupするにはお誂えむき。 -
Boys, be ambitious.
札幌農学校1期生との別れの際に発せられた、クラーク博士の言葉としてあまりにも有名すぎる。
そのせいあって、この言葉には研究なるものが加えられていて、
Boys, be ambitious like this old man.
であったり、
Boys, be ambitious in Christ(God).
であったりと、諸説あるそうだ。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/q/faq.html#9
銅像に添えられたレリーフの全文はこうつづく。
"Boys, be ambitious!"
Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,not for that evanescent thing which men call fame…
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.
”青年よ、大志を抱け!”
金のためまたは利己的栄達の為にでもなく、ましてや人よんで名誉と称する空しきもののためにでもない。知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上のために大志を抱け。
人としてまさにかくあらねばならぬ全ての事を達成せんとするために大志を抱け。”
この、最後の部分。
「人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを成しとげるために大志をもて」という箇所にはネコオヤジ自身に与えられた名前、まさに親から期待された名前の意味を的確にあらわしていると改めて思う。
「普通の人間」とは、目立たず凡庸と、あるいはコンサバティブに波風なく人生を送ることを指しているのでは決してない。
「人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを・・・」
僕はたぶんこれからも一生、自分の名前と向き合っていくのだという、静かな確信を与えられた言葉だった。
Dr.William Smith Clark
合衆国市民。
北海道開拓史に今も燦然と名をとどめる偉人。
明治政府の招聘により、彼が札幌農学校に在籍した期間が1876年から1877年の、そのわずかな間だったことはあまり知られていない。 -
足湯にはつからん。
ドングリが落ちる木立から牧場を眺める。
次は羊の絵が顔だけくりぬいてある看板の前。
うまいことに2つ顔が並べるようになっている。
ネコオヤジの無言の気配を察したイヌネコ娘。
撮影の順番待ちをしている観光客を見やり、
「みんないなくなってからにしよう!」と難を回避。
しかし、数分後やっぱりとうとうくり貫いた看板に顔をいれてカメラに収まるイヌネコ娘。
ネコオヤジは必死に笑いをこらえてシャッターを押す。
ほんとうに、ここで皆さんにお見せできないのが、返す返す残念です。 -
「さっぽろ雪まつり資料館」
http://www.hitsujigaoka.jp/amusements/yukimatsuri.html
ここでお知らせです。
恒例の「札幌雪まつり」
今シーズンの開催は、
「来年、平成23年の2月7日(月)〜13日(日)の7日間開催予定です」
以上。ピロリロリン。 -
札幌ブランバーチ・チャペルで結婚式
http://sapporo-blancbirch.watabe-wedding.co.jp/index.html
(Blanc(仏語で白)+Birch(英語で樺)を合わせた造語だそう)
ここの屋上へエレベーターが利用できる。
思いの外、気持ちの良い風景が広がっていた。 -
Just Married ! の新郎新婦がご登場。
うちのイヌ、ネコ娘はあと何年するとこんな結婚式を挙げるのだろう?
想像はしてみるが、
うーむ・・・、下のネコ娘が描くデフォルメされた漫画のような光景しか浮かんでこない。 -
ずっと、ここにいて丘をわたる風に吹かれていたいけど、おなかも空いてきましたね?
上のイヌ娘は、今回の札幌行きにあたってラーメン断ち(?)を数日していたらしい。
つまり札幌で食べるラーメンは美味いはずだからという「オモコな状態」。
(思い込み人生一直線)
妄想は個人に与えられた権利だ。
憲法も保障している。存分にしてよい。 -
エンジンをスタート。
次の目的地は、
「すみれ 札幌本店」
http://www.sumireya.com/main/mainshop/
言わずと知れた、もはや観光スポット、あるいはライク・ザット。
札幌ラーメンの有名店は郊外に点在する。
当然近くの「さっぽろ純連」
http://www.junren.co.jp/mainomise-sapporo.htm
も候補にはあがったが、ネコオヤジの判断基準は駐車場のキャパシティ。
観光客が大挙しておしかけ、当パーティも同じ輩なのだから、隠れた名店を目指す必要はない。 -
予想通り、「すみれ」の駐車場は当パーティの車で満車。
これまた、席に案内されると当パーティで満席となった。
肝心の「お味」はですね。
ねえ・・・。
「濃厚」、「冬の食べ物」
でも、後悔はしない味。
次々とジャンボタクシーで乗り付けてくる観光客。
並んで待って食べるラーメンのほうが美味しいらしい。 -
藻岩山のロープウェイが工事中。
http://moiwa.sapporo-dc.co.jp/
展望台も観光道路も閉鎖している情報を確認。
子らに、
「このまま小樽を目指すが、それで良いか?」
確認を求めたところ、賛同を得たため、札幌西ICから札樽自動車道へ。
http://www.driveplaza.com/community/?lat=43,10,45,3&lon=141,1,24,47
本線へ入ったはいいが、入る前に料金所なし。
ここっちはETC入れて準備万端整って乗っかっているのだが、さてどこでゲートは現れるのやら・・・。
「3匹北の大地をゆく ② ~North by Northwest.小樽編」
へ、つづく。
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この旅行記へのコメント (12)
-
- ちょびれさん 2010/11/06 20:25:05
- 世間的にはすっごーく羨ましがられると思います^^
- のうりかさん
こんばんわ!
お嬢さん2人との北海道旅〜
(旅に出ない?)のメールに即答!なんて、なーんて素敵♪
きょうび、お父さんと一緒に旅行行くよ〜なんつー女子は貴重です。
ある一定の時期、父親の存在がちょっと煙たくなっちゃったりする事があるけれど、それを通過するとうまくすると却って同性の母よりもさらりとした関係
が構築出来る可能性ありますね〜
我が家の娘も一昨年上海留学中に旧正月使ってマレーシアの父のもとに飛んで
ちゃっかり遊んできましたから・・・
妻が行くよりずっと楽しみにしていたようで・・・(怒)来るまでずっと
回りのスタッフに(娘が遊びにくる!)と宣伝しまくっていたそうです。
今は父が出張口実にアポを申請するも、(仕事から手が離せないから無理〜
次の機会に・・・)とやんわりぉ断り〜
ああ、父がっくり・・・
札幌オークラ、居心地よさそうですね!東京のオークラのホスピタリテイーも
素晴らしいと聞いていますが、流石ですね。
わたしもオムレツのふわとろ感にはウルサイのですが、これは是非頂いて
みたい〜
北海道の海の幸山の幸の和食も・・・
素敵な親子関係、これからもずっと続きますように♪
ちょびれ
- のうりかさん からの返信 2010/11/07 15:49:00
- おいらは、のうりか。それが仕事さ!
- ちょびれさん、こんにちわ。
コメントありがとうございます。
「世間的には・・・」
とのご指摘ですね。
当家の場合少し微妙に、いや、かなり違います。
既に子らが小学生の頃、彼女らは僕を「お父さん」とか「パパ」とは
呼ばずに「のうりか」と言っていました。
高校生になって携帯のメールに「のうりか」という奇妙な宛名を友達から
不思議がられていたくらいです。
かつて、僕も大学生の夏休みは永遠に終わらないほど長いと感じてました。
わが娘どもはバイトもせず、旅行もせず、上の娘は英文で書く3年次論文に
あけくれ、下の娘は好きな絵を描いて本とマンガ三昧。
大学生の夏がこれでよいはずがない。
と思ったネコオヤジのメールに偶然反応したことから生まれた旅行です。
都合がつかなければ、子らだけ別にどっか行かせるつもりでした。
旅行記と言えば、せかっく、ちょびれさんにアドバスいただいたKL編を
UPできないでいます。
飼主との二人旅は子らと一緒の旅よりもさらに読む人の共感を得にくいので
はないか?と思っています。
札幌オークラのオムレツは確かにフワッとしてましたよ。
普通、ホテルでオムレツをコックさんに頼むとその場でボヘェーっと待つ
のが当たり前だと思ってましたが、札幌オークラのコックさんは
「お席までお持ちしますから」と言うんですね。
で、運んでくれたのはコックさんではなく、スタッフなのですが、
どうもあのホテル(グループ)のスタッフは人を記憶する必殺技を習得して
いるとしか思えないのです。
> 素敵な親子関係、これからもずっと続きますように♪
ありがとうございます。
なんだか、みなさんにそう言っていただいいて恐縮しております。
「一年に片頬」でもよいからフレキシブルであること
世の中のご同輩に伝えたいのは、かっこよくても悪くても世のオヤジは
けっして「ブレてはいけない」ことだと思います。
では、また。
のうりか。
-
- M-koku1さん 2010/10/17 10:59:42
- まずは?を楽しみました
- のうりかさん
お勧めの?からよっぽど行っちゃおうかと思いましたが、
今日は?を、お行儀よく順番どおりに読みました。
マイケル・J・フォックスのユーチューブ編
これも見ましたよ。
娘が見たがる年齢でしたから。
結構こちらも涙ボロボロ、特にゴールデンレトリバーの老犬に
泣かされた覚えが・・・
それでもやはり私の想い出も1963年版ですね!!!
さすがにのうりかさん!
目の付け所が違ってる・・・
ANAではついにソフトドリンクも有料ですか・・・!?
夏に函館旅行をした時には、ANAとの共同運航便のエアドゥに乗りましたが
ジュースを出してくれてたなあ・・・
もう飛行機を特別扱いしないで、
JRの電車と同等に考えて、
何も出なくて当たり前と考えた方がいいのかもしれませんね。
昨日日本橋のマンダリンオリエンタルホテルの上38Fにある
Kshikiというレストランにランチを食べに行ってきました。
シーザースサラダはとてもおいしかったです。
でも、父にとってあげたコースの
カリフラワースープはちょっと油の香りが気になり、
父曰く「老人向きじゃないな・・・」
函館では何でもおいしいと言っていたのですが・・・
娘さん二人と楽しそうな旅行・・・
結局家族の中でも、父と娘の組み合わせが
一緒にいて一番楽しいような気がします。
大事にしたい関係ですね。
ではまた M
- のうりかさん からの返信 2010/10/17 18:46:41
- RE: まずは?を楽しみました
- Mさん、こんばんわ。
今日は一日中パジャマですごしました。
(風邪なのか、のどが痛く熱があります。)
「三匹荒野をゆく」
Homeward Bound, The Incredible Journey
の紹介で、Mさんに感激してもらえるとは望外のよろこびです。
50年も前の作品は誰も思い出してくれないと思ったので。
http://www.youtube.com/watch?v=-d55ICVre3c
さすが、Mさん。(そっくりおかえししましょう)
わかってらっしゃる。
> 夏に函館旅行をした時には、ANAとの共同運航便のエアドゥに乗りましたが
> ジュースを出してくれてたなあ・・・
↑ そうなんですよ。
エアドゥも日航もまだ従来のサービスを続けていますね。
マンダリン・オリエンタルのランチには憧れます。
コンラッドも行ってみたい。
東京だとちょっと敷居が高い?
親友Yでもそそのかして奢らせようと企んでいます。
Mさんのお父様、お元気そうでなによりです。
そうですね。
どちらの子とも「良い関係」でいたいとは思います。
いつもそうとかぎらないんですよね。
Mさんにご心配をかけた、今、上のイヌ娘が英語専攻なのに仏語を
バリバリやっているのは、小さいころ、ネコオヤジに
「仏語くらい話せるようになれ」
と言われた記憶があるからだそうです。
その一言がイヌ娘の人生を変えていくとしたら、とても複雑な気持ち。
それでは、?の後編をご期待ください。
ひさしぶりに、Mさんに読んでもらってうれしかった!
でも、?に落語のオチはありませんけどね。
のうりか。
-
- zzr-cさん 2010/10/09 16:08:07
- はじめまして
- のうりかさま こんにちは!
zzr-cと申します。
3匹北の大地をゆく?見させていただきました。
ANAのマイチョイス。こんなのが出てたんですね。
お茶と水は出すぜって感じでしたか^^;
私も先月初めて北海道に行きました。ちょっと弾丸ぽかったですが^^;
オークラの朝食は美味しいんですねぇ〜
私のホテル選びは激安から入ります。なので美味しさは・・・
朝食のオムレツ、きれいな形で美味しそう。さすがです!
高速の続きはどうなったんでしょう?気になりますね!
じぃ〜
- のうりかさん からの返信 2010/10/09 19:10:37
- RE: はじめまして
- zzr-cさん、ご訪問ありがとうございました。
ご指摘の「マイチョイス」
全日本空輸とて、乗客の意向を無視してこんなサービスを導入したわけでは
ないと思料したところです。
しかしながら、日本国市民はサービスに対して他国のそれと微妙に違う感覚
を持つ人々だという気がしてならないのですよ。
オムレツ。大好きです。
ふわっとしていないとダメです。
ネギトロ巻も絶対。
では、後編もご期待ください。
zzr-cの旅行記もゆっくり楽しませていただきます。
-
- キートス・メルシーさん 2010/10/08 21:04:17
- 「丘の上のネコオヤジ」!
- ボンソワー、のうりかさん
お嬢さん2人との旅、いいですね♪
きっと娘をもつ全国のお父さんたちからうらやましがられますよ。
さすがは「丘の上のネコオヤジ」!!ヒュー、ヒュー。
これができるから、きっと一緒に娘さんもついてくるのね。
オークラの朝食って全国どこでもおいしんですね。
たしかに1度だけ東京のオークラに泊った時おいしかった!
次どこかに行くとき、オークラがあったらそこにします。
さて、グルメな3匹御一行様が小樽で何を食べるか
すごく楽しみ♪
地元デパートの北海道展とのうりかさんの旅行記ですっかり行った気分
キートス・メルシー
- のうりかさん からの返信 2010/10/09 19:01:00
- RE: 「丘の上のネコオヤジ」!
- キートスさん、こんばんわ!
宅のふつつかな娘どもとの旅にご案内できて、たいへんうれしく思います。
「丘の上のネコオヤジ」
実は、あの像の前に行くと毎回やってしまいます。
思い起こすに、最初はは、アウグスブルグのアウグッツス像の前でした。
オルセーにあるロダンの「弓を弾く像」ではやりませんでしたが。
オークラはどこか日本の旅館を思わせるサービスにこころひかれます。
従業員のお客様に向ける目がほかのホテルのスタッフと違うのかな、と。
そういえば、JALホテルズはオークラに身売りするらしいですね。
さて、今回こそ後編を(みんなに言って、大丈夫かい?でしょ?)
必ずUPしますからね!
ご期待ください。
小樽の展開はキートスさんの予想を大きく裏切ってあまりあることでしょう。
では、メルシー・ヴォクゥ!
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- nakamasananiwaさん 2010/10/07 12:15:39
- ♪♪
- のうりかさん、ごきげんよう♪
大作になりそおな予感
ゆっくり楽しませていただきますね
取り急ぎ、ぽっちんとな
- のうりかさん からの返信 2010/10/07 21:00:01
- RE: ♪♪
- nakaさん、こんばんわ!
やっと書いたのは、先月、「千歳から帰る」とメールのなかに書いて
しまったからだと、いまさらながら思いました。
「大作?」
なりません、って!
後編、期待しておくれやす。
また、忙しくならないうちに必ず出すから!
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- マイレージユリコさん 2010/10/07 10:08:08
- パパ すごく楽しそうですね!
- お久し振りですね
相変わらず日々、御多忙のご様子・・お元気でしたか?
北海道旅行
なんだか いつもののうりかさんの旅行記よりも
かなりテンションが高いように思います
やっぱり、家族旅行は楽しいですよね!
現地のお天気が良くて、更に、はしゃいじゃったみたいな?
後編をお待ちしておりますです♪
- のうりかさん からの返信 2010/10/07 20:55:55
- RE: パパ すごく楽しそうですね!
- Judyさん、お元気そうでなによりです。
テンションは常に二重構造なので、というより浪速のお兄さんもたぶん
同じだと思うのですけど、一人で旅するのとそうでないのとでは全然
ちがうのでしょうね。
後編、期待してください!
面白くなかろうが、どうなろうが、とにかく今回は書きあげることを、
ここにお約束しましょう。(大口こいた)
ではまたね。
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