2010/09/17 - 2010/09/20
401位(同エリア1069件中)
ウサギさん
さて、シルバーウィークの旅3日目はいちばん行ってみたかった犬島と、瀬戸内国際芸術祭の展示数がいちばん多い豊島。
豊島は、「豊島アートプロジェクト」が計画されていて、10月中には新しい美術館もオープンし、直島・犬島に次ぐ瀬戸内アートの主要地になるところ。
犬島と豊島、ゆっくり1日で周れると思っていたのですが!
シルバーウィークの大混雑と、豊島のアートと島の持つ魅力に憑りつかれ、2日連続で通うことになってしまったのでした。
初めに報告しておきますと、3日目の午後と2日目の6時間ほどの滞在を以てしても、豊島の展示作品を周りきることはできませんでした。
新しい美術館のために再訪したいとは思っていますが、瀬戸内国際芸術祭出品作品を全て鑑賞することができなかったのは心残り。
☆旅程☆
1日目 羽田空港→高松空港 JAL1407
リムジンバスで高松市内へ
高松市街散策
宿泊:全日空ホテルクレメント高松
2日目 高松港8:00→女木島8:20 女木島散策、
女木島12:20→男木島12:40 男木島散策、
男木島16:45→直島17:03
宿泊:ベネッセハウス(ビーチ棟)
★3日目 直島9:10→犬島10:06 犬島散策、
おやつ:犬島ジンジャー&天草のコーヒーゼリー@「精錬所」カフェ
昼食:チキンカレー@trees犬島店
犬島13:00→豊島13:25 豊島散策
おやつ:おにぎりとイチゴスムージー(テイクアウト)@トビアス・レーベルガーのレストラン
豊島16:13→直島17:03(男木島経由便利用)
夕食:ベネッセハウス「一扇」
宿泊:ベネッセハウス(ミュージアム棟)
★4日目 直島9:10→豊島9:41 豊島散策
おやつ:たこやき@唐櫃浜近く
昼食:サンドイッチ@トビアス・レーベルガーのレストラン
豊島15:20→高松16:10
夕食?:寿司@高松駅ビル内立ち食い寿司「七幸」
高松空港→羽田空港 JAL1414
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
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-
直島発9:10の高速船に乗るために、ベネッセハウス8:20発のシャトルバスに乗る。
すでに大勢の人でごった返す宮浦港。
チケットセンターで船の2dayパスを提示すると、
「船着き場で整理券を配ってるので、今すぐ急いで行ってください!」
走って船着き場へ、無事整理券get。これがないと船に乗れません。
でも、時間までに船着き場に行った人が全員乗れるように、臨時便も出ていました。
船会社のみなさま、ありがとうございます。 -
念願の犬島!
まずはさっそく精錬所へ。
内部は写真撮影禁止でしたが、
思いがけず三島由紀夫好きにはタマラナイ作品群でした! -
今にも崩れ落ちそうな精錬所跡地なんだけど、
なんだか凛としているのは、青空のせい? -
日本のポンペイかと
-
これはトイレの中。
こんなとこも手を抜いてない。 -
暑い日だったので、ミネラルと水分補給に「犬島ジンジャー」。
生姜が利いたオトナのジンジャーエール。
天草のコーヒーゼリーと一緒に。
こちらはなんでも「とろけ」たがる昨今のスイーツに完全に背を向けた固めのゼリー。わたしはこういうゼリーのほうが好き。 -
さて、
瀬戸内国際芸術祭に合わせて公開された、犬島・家プロジェクトへ。 -
犬島の家プロジェクトも、直島のそれと同様、すべてが徒歩圏にまとまって展示されています。
移動の合間に見える普通のお宅も、なぜかアートに見えてくる。 -
歩き回っておなかがすいたので、目についた海沿いのカフェへ。
-
今日のランチメニューはチキンカレーのみ。
意外と軽かったので、もう1皿イケそうな。 -
豊島への船出航1時間前には、整理券を求めた長蛇の列が港の前に出現。
炎天下に並んで、臨時便に乗ることができました。 -
さて、豊島の展示作品は島の数か所に固まってはいますが、それぞれ離れており、自転車またはバスを使わなくてはなりません。
とりあえず、港の反対側から攻めよう!と無料循環バスで甲生地区へ。
のどかな田園風景の中の1軒が作品。 -
公民館だった建物を改造した「遠い記憶」。
建物をつらぬくトンネルの向こうに、かつてここを利用する人々が目にしていた景色を望むことができます。 -
もともとは漁師さんのおうちだったそうです。
家が漁網で覆われています。
部屋の中には、風呂敷で包まれた食器。
住んでいた人の思い出を表現しています。 -
このパイプを通して、波の音、潮の満ち引きの音が聴こえるのです。
-
暑い。
-
あまりの混雑に、翌日の再訪を決意し早々に港へ。
直島への船は1時間以上ありますが、すでに港には列ができていました。
せめて、港近くの作品だけは見学しておこうとトビアス・レーベルガーのレストランへ。 -
レストラン内の見学だけでも可なのですが、
熱射病対策のミネラル補給♪
地元産いちごのスムージーです。
すっぱいのは、フルーツ濃度が高いからでしょう。 -
スムージーと一緒に、とうもろこしのおにぎりをテイクアウト。
やっと乗れた直島行の高速船の中で、素朴な味にほっとする。
手で握ったのかな?口の中で崩れるおかあさんのおにぎり。 -
そして翌日。
またまた朝9時すぎの直島発高速船に乗り、豊島へ。
この日は貪欲に、自分たちが見たいアートから制覇するのだ。
案内所で、豊島の中学生手作り地図をget。
さらに、うしろの案内板はこれもアート。
瀬戸内国際芸術祭の作品がある島々には必ずこれが設置されています。 -
毎日、豊島の人口以上の観光客が訪れているらしいです。
-
大阪芸術大学の作品、「ノリとたゆたう」。
元海苔工場だった建物の内部に、枯山水からヒントを得た庭が作られています。
やわらかい布でできた庭にそっと腰を下ろすと、トランポリンのもっと柔らかいような感触につつまれます。
光と音と触感と、
脳内麻薬が分泌されそうな。 -
「心臓音のアーカイブ」は、1時間待ち。
ここは絶対に外せないのでのんびり待つことに。
ここの係員は、皆、白衣姿です。
萌えます。 -
ランダムに、いろいろな国のいろいろな年齢の人々の心音が流れる部屋に入ります。
心音に合わせて光もまたたいて、雑音の混じるタスマニアの男性を心配してみたり。
さらに、わたしたちも作品の一部に加わるべく、心音をレコーディングしてもらうことにしました。
小さな録音ブースにひとりずつ入って、簡単なパソコン操作で自分で心音を録音。 -
こんな感じでCDにしてくれます。
うん、何に使ったらいいんだろう^^
先日第二子を出産したばかりの愚妹曰く、
「赤ちゃんが泣いてる時に聞かせてみれば?」
うん、今のところ予定ないけどね^^ -
心臓音のアーカイブの前には、瀬戸内海がひろがっています。
小さな診療所を模した建物を出た人々はほとんどがこれを眺め、しばらく散歩して帰ります。 -
お腹がすいたので、地だこを使ったたこ焼き。
この写真を撮った直後に、「のどごし生」を宇宙人がひっくり返しちゃったの。
もぉ。 -
次はここも外せない、森万里子「トムナフーリ」。
古代ケルトの伝説から着想を得た作品。
スーパーカミオカンデとコンピュータで結ばれていて、超新星が爆発すると輝くそうなのです!
芸術と科学の奇跡のコラボは、こんな山道の奥にあるのです。 -
コレ、小学生以下はぜったい無理だわと思う険しい道を登り、
急に開けた視界の先には、エイリアンの秘密基地かと見紛うような作品。
あー、だからうちの宇宙人も頻りに見たがっていたのね。 -
係の人にも「船の時間をチェックしてくださいね」と注意され、他の地域の作品群に未練を残しながらも港へ。
小腹がすいたので、またトビアス・レーベルガーのレストランへ直行。 -
ラップサンドのセットをいただきました。
野菜が新鮮で、味が濃くておいしい。
回転が速いせいもあるけど、観光地の小洒落たカフェって、なかなかおいしいものに出会わないのよねぇ。 -
整理券を求めて30分、乗船まで1時間。
二時間近くを港で過ごし、直島経由高松行の高速船に乗る。
直島では、港の近くの作品が見えました。
これが、向島プロジェクト「島から島を作る」、島を清掃して得た漂流物でできた浮島です。 -
高松に戻ってきました。
空港へのリムジンバスまで、しばし休憩。 -
駅ビルの中の立ち食い寿司がおいしいという口コミ情報を目にして、さっそく向かう。
-
市場みたい!
オススメお願いしまーす -
内心、あまり信用していなかったのですが、
おいしかったです!
ウサギのおすすめはバッテラ、宇宙人のおすすめは生タコでした。
歩き通し・食べ通しでアート三昧の旅は終了。
このイベントの素晴らしいところは、
完全に地域に密着・融和していること。
3年後の開催を信じて、楽しみにしています!
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