旧東海道　散歩　JR品川駅～区立品川公園

2010/08/25 - 2010/08/25

JR品川駅より徒歩で　旧街道沿いに寺社や名所旧跡を巡りながら区立品川公園へ

エリア 品川(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

JR品川駅西口より国道15号線で徒歩６分程度で八つ山橋交差点に。

右奥は御殿山になるが写真には写らず。右は五反田方面への道。中央は国道15号線で川崎方面へ。左に曲がるのが旧東海道になる。

旧東海道は現在の国道15号線と一部は重なり、一部は江戸時代からの四間(7.2ｍ)道路幅員で、区道や市道になっている。

私鉄の京浜急行の踏切が交差している。

踏切から約100ｍで「土蔵相模」宿跡地に。土蔵相模の遺品等は現在は品川区の郷土資料館に陳列されている。

幕末に長州藩の高杉晋作や久坂玄瑞が常宿として活動した。有名な御殿山公使館焼打事件は当宿が出発地に。

土蔵相模跡地のマンション兼コンビニには小さな案内板が立っている。

江戸時代の品川宿は南北に長く、当時の宿場町の中でも有数の規模を誇っていた。

江戸時代の政治体制は江戸府内は江戸町奉行が管轄するが、五街道等は道中奉行等の管轄で、禁制が緩やかだったようである。

品川宿は目黒川をはさんで、北品川と南品川に区別されていた。

土蔵相模から南方向へは　写真のような商店街が続く。

道幅は7.2ｍの区道で車両は一方通行になっている。

目黒川の50ｍほど手前に小公園があり、そこに「品川宿本陣宿跡地」の石碑がある。

「本陣跡地は一つの目安であり、江戸時代は約260年間続いたので、その間不動の位置にあったのではない。火災や地震等の天災等で度々位置が移動したのであまり固執して考えない方がいい」　と教えてくれたのは埼玉県草加市役所の歴史郷土係りでした。

一般に言えば品川宿は目黒川下流に出来た宿場町が発祥だと思うので、大体の中心は当地付近と思われます。

旧東海道の目黒川にかかる橋より西方向を写します。

40年程度昔に比べれば　随分と奇麗な川になりました。

品川寺　です。

街道沿いには多くの寺社があります。江戸時代には江戸府内の寺社が府外に移転したケースも多かったようです。

品川寺　の鐘です。

当時は　この鐘の聞いたのは宿の人ばかりではなく、旅人も聞いたと思うとその実用性効果は大きかったのか？と思ってしまいます。

品川宿から南に向かいます。そこは鮫洲と言われる漁村でした。

現在は警視庁の運転免許の書き換えで名高い場所ですが、旧街道より東へ50ｍほどの処には江戸時代の海岸線が運河となって残っています。

鮫洲をすぎると商業地でなく住宅地になります。旧街道は湾曲しながら南へ伸びます。

鈴が森はもうすぐです。

JR品川駅より徒歩70分ほどで鈴が森処刑場跡地に着きます。約４キロ。

写真右が旧東海道。写真左奥が現在の国道15号線。ここで合流します。

処刑場の大きさは約300坪。現在の国道15号線の真下になります。

江戸時代は無宿人(住所不定者)は刑事犯に仕立てられるケースが多かったと聞いています。１か月で128人。×265年で40万人以上の刑罰者の半数(もう一つが日光街道沿いの小塚原刑場)が鈴が森刑場で処罰された計算です。

磔台と火あぶり台と井戸だけが当時の遺物と跡地に立つ大慶寺の住職さんから聞くことができました。

拝観料300円を払うと境内に残っている獄門の写真を見ることができます。
明治四年にポルトガル人が撮影したそうです。

新刑法に変わったのが明治四年だったと思います。

区立しながわ公園の正面エントランスです。

野球場やテニス場、屋外水泳プール、バーベキュー縄等がある大きな公園になっています。有名なのは水族館。イルカのショーや水槽の下を通る通路がある水槽があります。

JR品川駅より徒歩約80分でしょうか？公園よりJR大井町駅や品川駅までの路線バスがあります。JR大森駅まで歩くと徒歩17分です。

数年前までは江東区の海浜公園までの水上バス定期便もありましたが、現在は廃止されました。