2010/07/07 - 2010/07/12
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世界一のモザイクコレクションと言われる、チュニスのバルドー博物館の展示品紹介の締め括りです。モザイク画のほか、塑像や焼物も展示されていました。
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一番右側に、竪琴らしいものを手にした男性像があります。ギリシア神話に登場する吟遊詩人のオルフェウスでしょうか。
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ホメロスの有名な叙事詩、『オデッセイ』の中でも有名なシーンです。ユリシーズとセイレーンの図の一部です。帆柱に体を括り付けているのが、ユリシーズです。三世紀の作品とされます。日本でいえば耶馬台国の卑弥呼の時代です。
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こちらが妙なる歌声で船を岩礁に呼び寄せる美人三人姉妹のセイレーンです。上半身が人間、下半身が鳥の姿です。同じくユリシーズとセイレーンの図の一部です。
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誘惑の歌声を聴かないように耳に楼の線をし、柱に括りつけられたユリシーズのアップです。ユリシーズは、ギリシアの英雄、オデュッセウスのラテン名の英語表記です。
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別の場所に展示してあった、ユリシーズとセイレーンの図のほぼ全体図です。帆柱に括りつけられたユリシーズとセイレーンの図は、ある程度定型化していたようです。
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ギリシャ神話か、ローマ神話の神々たちでしょうか。胸の部分の丸い物は、盾のように見えます。肩の上に見えているのは、翼でしょうか。
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四隅に描かれていた人物像の2枚目です。眼鼻立ちがすっきりとした顔の像です。頭の飾りと翼は、共通に描かれていました。この像の頭の飾りは、月桂冠でしょうか、あるいはオリーブの葉でしょうか。
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3枚目の像です。斜め下からの撮影ですから、像が大分歪みました。頭の飾りと翼は共通です。翼はローマ兵士が着ていたマントのようにも見えます。
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4枚目、最後の像です。頭の飾りは、小麦か大麦か分かりませんが、麦の穂ようです。最初の像では盾に隠れて分かりませんでしたが、頸飾りを着けたところも共通していました。
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上方に外からの光が当たって、見難い写真になってしまいました。その光が、中央の女神らしい人の顔に当たってしましました。船の上の人物像です。
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女性と猛獣が描かれた図です。猛獣は斑点模様ですから、豹当たりでしょうか。その豹の首には、女神らしい女性が手にした縄があります。
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ギリシアとローマ神話に登場する翼を持つ馬、ペガサスのようです。天馬とも呼ばれます。最後は天に昇って、ペガサス座になったとの神話の締め括りの話があります。
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ビザンチン風のモザイク絵です。机を前にしているのは、説教をする高位の聖職者でしょうか。下にま文字も記されています。
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ビザンチン風のモザイク画です。主人公は聖職者でしょうか。周りには文字と鳥などが描かれています。
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バルドー博物館の焼物の展示状況です。修復された壺もありますが、真ん中の2つの耳を持った焼物は保存状態がいいようです。陽刻の人物像が見えます。
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同じく、焼物の展示です。ガラス越しの撮影ですから、反射や写り込みがあります。赤い釉薬が使われているより、素焼きのテラコッタ風の焼物です。
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推測で用途を記すのが憚られるような形状の焼物です。同じ用途の焼物は、中国、韓国、日本にもあります。
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円筒の石膏に撒きつけられるようにして展示されていた、両脇が老人男性の女性像のレリーフです。英文説明文をそのままアップしておきます。4世紀の製作です。
Fragment of a surcophagus representing a woman in prayer between two old men. -
初代ローマ皇帝のインペラートル・カエサル・ディーウィー・フィーリウス・アウグストゥス(在位、紀元前27年-紀元14年)です。志半ばにして倒れた養父カエサルの後を継いで内乱を勝ち抜き、帝政を敷き、和平をもたらしました。
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第8代ローマ皇帝の、アウルス・ウィテッリウス・ゲルマニクス(在位69年1月-12月)です。『四皇帝の年』における3番目の皇帝です。ローマ市はウェスパシアヌス軍の手に落ち、ウィテッリウスは捕らえられて無残な最期を遂げました。大食漢だったようです。
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第9代ローマ皇帝のウェスパシアヌス(在位69-79年)です。ネロが皇帝を追われて自殺した68年以降の混乱を収めて、自らの出身部族の名前を冠したフラウィウス朝を創建しました。
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ローマ第14代皇帝のプブリウス・アエリウス・トラヤヌス・ハドリアヌス(在位17-138年)です。ローマ帝国の五賢帝の一人です。功績は次の点とされます。
①メソポタミアとアルメニアの放棄による東部国境の安定化
②防壁建造などによる帝国周辺地域防衛策の整備
③ローマ帝国全体の統合と平準化
④2度にわたる長期の巡察旅行
⑤官僚制度を確立し、行政制度を整備
⑦法制度を改革 -
ローマ第16代皇帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌス(在位161-180年)です。ストア派哲学に精通し、晩年には自らの体験を『自省録』に遺しました。後世『哲人皇帝』と称されました。ローマ帝国の五賢帝の最後の一人となりました。
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ローマ第16代皇帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌスと共同皇帝ルのキウス・ケイオニウス・コンモドゥス・ウェルス(在位161-169年)です。
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第20代ローマ皇帝、セウェルス朝の初代皇帝のルキウス・セプティミウス・セウェルス(在位193-211年)です。ローマ皇帝としては、初めてのアフリカ出身者です。
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セウェルス朝第2代、ローマ帝国第21代皇帝のカラカラ(在位211-217年)です。アントニヌス勅令で知られ、主な業績は次の通りです。
①212年にローマ市民権を帝国領内のすべての自由人に与えた。(アントニヌス勅令)
②銀貨の改鋳を行った。
③カラカラ浴場として今日も知られる大浴場を建設した。 -
第26代ローマ皇帝のマルクス・アントニウス・ゴルディアヌス・センプロニアヌス・ロマヌス・アフリカヌス(在位238年)です。即位後はゴルディアヌス1世を名乗りました。
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黒大理石の女性像です。フランス語の説明文をそのまま記しておきます。ただし、表記できない文字は近似のアルファベットです。
Pillier herrmaique a couronnement en forme de tete de negre -
同じく黒大理石像です。フランス語の説明文を、近似のアルファベットで記しておきます。
Pillier herrmaique a couronnement en forme de tete de libyen -
壁にアーチ型の窪みを作り、その場所に飾ってあった彫刻です。髪が長い姿ですが、男性像です。
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