世界で一番土地が高い街 BOMBAY （ボンベイ）に建つ凱旋門に似た「インド門」

1995/03/21 - 1995/03/22

ネパールで出会ったアメリカ人の社会学者が、「世界で一番土地が高い場所はどこだ？」と問いかけてきた。
これだけ世界を周って、どれほど日本の物価がクレイジーなのかを知っている者としては、答えは当然「JAPAN」

・・・が、しかし、彼の答えは「ボンベイ」だった。

ガイドブックには、人口1200万人を抱えるインド最大の都市と記載されている。
なんと、外国との貿易量は、インド国内の50％をこの都市が稼ぎ出しているらしく、インドの大企業のほとんどがこの都市に集結しているとの事。

牛車が似合うゴアの海岸から、バリバリの先進国に場面が激変！
うわぁ、カルカッタなんて比べ物にならないほど活気があるぞ！

エリア ムンバイ(インド)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

ボンベイのメイン・ターミナルは、イギリス植民地の面影を残すヨーロピアン調の装飾で着飾っていた。

昨日まで牛が歩き回る漁村にいた事が嘘のようだ。
まさか、インドでライト・アップされる駅があるなんて！
しかも非常に美しい！

ネパールで出会ったアメリカ人の社会学者が、ボンベイは世界で一番土地が高い場所だと言っていた。
確かに、牛はいないし、乞食も見かけない。

小ぎれいなビジネスマンや、オシャレなサリーを翻して急ぎ足で先を急ぐ人々に混じって、おしゃれな2階建てのバスが道路を埋めている。

これ、よく映画に出てくる「ロンドン・バス」なる乗り物では？

街を散歩するだけで、ヨーロッパ観光しているような気分に・・・

メイン・ストリートには植民地風の建築物が立ち並んでいる。

うーん、正面玄関まで手を抜いていない。

地図で見ると、そろそろ海辺に出てきてもおかしくないのだが・・・

＜タージマハル・ホテル＞

いきなり、潮の匂いと共に大きな広場に出てきた。
この先日見た「マハラジャ宮殿」みたいな豪華ホテルは、もしかして・・・

今世紀最大の富豪「ターター」の建てた、今世紀最高建築物「タージマハル・ホテル」だ。

＜インド門＞

英国王ジョージ5世夫妻の来印を記念して建てられた「インド門」

どうも植民地主義の遺物らしく、それほど好評なる建築物ではないらしい。

凱旋門に似ている？