角館－2005年春

2005/04 - 2005/04

　角館の武家屋敷通りの枝垂れ桜も咲いている。昨年はNHKの「おーい日本 私の好きな秋田県」の生放送中であり、特設ステージが造られていた角館小学校跡地は、今は良く整備され、「角館町武家屋敷通り」と命名されて公園になっている。ここが団体の記念撮影場所にもなっている。
　今回は青柳家と石黒家をお邪魔させて頂いた。　
　青柳家へは西郷隆盛の写真を見にこれまでに何度か訪れている。しかし、今は西郷隆盛の写真ではないらしいということで展示から外されていた。高々130年前の明治10年の西南戦争まで生きていた明治維新の立役者の顔も定かではないとは情けないことだ。坂本竜馬のように何枚かの写真を残していれば、実績のある西郷の方がその書と供によほど売れていたことであろうか。
　石黒家のお内裏さまとお雛さまの一対の雛人形も武家の雛人形らしい風格があったが、武者人形（五月人形）もやはり目を引いた。石黒家には杉田玄白訳「解体新書」（ 安永3年 (1774年)刊行）の初版本がガラスケースの中に展示されていた。図版(解体図)を描いた絵師（小田野直武）がここ角館の出身であり、そうした関係からなのであろうか、初版本があるのだ。若狭小浜と羽後角館が230年前の江戸時代に関係があったのは少し驚きだ。
　後で分かったのだが、平賀源内が、安永3年（1774年）正月に杉田玄白宅を訪問し、「解体新書」の本文の翻訳がほぼ完成し、玄白が解剖図の画家を捜しているというので、久保田藩北家角館の武士で画家でもあった小田野直武を紹介したのだという。
（表紙写真は角館武家屋敷通り角館樺細工伝承館前の枝垂れ桜）

エリア 角館(秋田)

桧木内川堤防の桜並木。

角館町武家屋敷通り（公園）から見える萱葺き屋根の家。

角館町武家屋敷通り（公園）。

武家屋敷通りの桜。

角館町武家屋敷通り（公園）の枝垂れ桜。

角館町武家屋敷通り（公園）の枝垂れ桜。

角館町武家屋敷通り（公園）のブロンズ像。

角館町武家屋敷通り（公園）の枝垂れ桜。

角館町武家屋敷通り（公園）の枯山水庭園。

武家屋敷通り角館樺細工伝承館の枝垂れ桜。

武家屋敷通り角館樺細工伝承館の枝垂れ桜。

武家屋敷通りの枝垂れ桜。

家屋敷の桜。

石黒家の土蔵。

青柳家の庭。

青柳家庭のキバナセツブンソウ。

青柳家庭のキバナセツブンソウ。

青柳家庭のアズマイチゲ。

青柳家庭のアズマイチゲ。

青柳家庭のカタクリ。

青柳家庭のキバナセツブンソウ。

武家屋敷通りの枝垂れ桜。

石黒家。

石黒家武者人形。

石黒家武者人形。

石黒家土蔵入り口。

石黒家土蔵。

石黒家前。

武家屋敷通り。