修学旅行の行程をたどる旅・2日目

2010/05 - 2010/05

不登校で家にこもりがちな娘を外の世界に触れさせるため
ロンドン、マレーシア、香港、と続いている親子旅・第四弾。

香港でのホテルスタッフとの土壇場、修羅場の片言英語でのやりとりで少し世の中の人間に対して関わる自信と気力が出てきたように見える娘。

帰国後、近寄ることすら拒否だった学校に少人数の中に短時間なら行けるようになりました。しかし、まだ完全ではありません。

今回は修学旅行編。
この日のお昼頃に京都駅に到着する学校の一団に合流する予定。

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

• 交通手段: 徒歩

宿は少し離れた所にとっています。

前日から京都に泊まり込み。
朝ご飯を食べて、同級生達が到着する時間に新幹線の到着口に待機です。

今までだったら絶対に着ようとしなかった制服。一年ぶりに自分から袖を通した姿を見ました。

時間が迫ってもぐずくずしているのを促して駅に向かいます。時間が間に合いそうもなかったのに、事情を聞いて裏道の路地をとばして駅に連れて行ってくれたタクシーの運転手さんに感謝です。

結局、合流は無理でした。

駅のコンコースで学生の集団を見たとたんに真っ青になって冷や汗かいてガクガク震えてる。
担任の先生に声をかけて貰ったけれどダメ。

学校は京都ですぐ乗り換えて近鉄で奈良に行きます。
説得しようにもこの様子だと団体の引率をする先生たちにも迷惑かけることになりそうで、やむなく参加を辞退しました。

何故か錦市場です。

本当ならば今日は学校の生徒として奈良に行くわけだったんですがね〜無理でした。

ホテルに戻って私服に着替えてから京都市内を散策です。

和装小物とか可愛い和物がある四条河原町のお店です。

ここでおみやげを買いました。
細工の楊枝とかハンカチ、がま口、小物入れ等いろいろ素敵なものがあります。

四条河原町から四条大橋に出て河原に降りてみました。
ここは遊歩道が整備されていて川沿いを歩くことができます。

ずらりとならんでる床を河原から仰ぎ見るとこんなかんじ。

床の下に猫が住み着いているもよう。
写真では3匹ですが、この後2匹来た。兄弟姉妹か親子みたいです。

床の下は浅い流れになってました。
水が綺麗でよく見ると川蜷かタニシみたいな巻き貝がたくさんいます。

この環境だと、もしかして蛍が生息してたりするのかしら。。

床を建ててないところは普通のおうちっぽい作り。

この辺りは河原から上に積んだ石垣の上に建物が並んでます。

つるバラが懸崖作りみたいに流れに向かって垂れ下がってさいてました。

流れをじっと見てる猫、娘、そして河原の鳥たち。

鴨川はもうずっと千年以上、ここでいろんな人間の様子をみてきたんですよね。
この辺りは、人間の生き死やら争いやらが賑やかだったちょっと怖い場所？

こんな日にこんな場所を思い立って歩くっていうのは何かの巡り合わせなんでしょうか。

生きている間に関わる、袖すりあう、というのも前世からの何かの因縁　と知り合いのご住職様から伺ったかつてのお話をふと思い出したりします。

なんにも居ないと思っていたくらい気配を殺してじっと獲物を狙ってるやつがいました。

ゴイサギです。
（帰ってから調べてみました。）

ハンティングを見せてくれるかな、と30分程、静かにそばで観察。

なんの魚か判りませんが、くちばしの長さくらいの小魚を見事に捕らえて丸呑みする様子を見せてくれましたよ。

絶好球が来たときだけ、バットを振ればいいと言ったのはウォーレンバフェットだったでしょうか。

無理なときに無理をしてもマイナスなだけ、というその言葉をゴイサギのハンティングを見ていて思い出しました。

しかし、空が暗くて、寒いです。

折角ここまできたけど、なんか普通の旅行みたいになっちゃったなぁ・・・っていうちょい落ち込んだ心象風景みたいだ。

四条大橋から三条大橋まで歩き橋の上に。

これは三条大橋・欄干の刀傷。

池田屋の騒動の際に出来たものと近くの石碑にありました。

雨風を受けて幾星霜の月日を重ね人の代が替わっても建造物は残る。。。か。

地下鉄東西線。

香港のＭＴＲみたいにホームにはドアがついてました。
あちらのメタリックな感じと違って障子の桟を思わせる和な作り。

系統図

系統図

地下鉄の急なエスカレーター。
蹴上の駅から地上にでるところです。

こんな自動販売機を見つけました。

地震なんて来ないで欲しいけど、いずれというか来たるときに備えなくてはなりませんね。

南禅寺にも近い蹴上の駅から出て。
道の反対側には何やら風情のある煉瓦の建物。

錦の市場で買ってきた鯖寿司。

錦の市場で買ってきた　はも寿司。
他にだし巻き、お漬け物。果物。

夕飯代わりにホテルの部屋で市場で買った押し寿司をつまみ、コンビニで買ったカップうどんを食べてこの日は終了。