2010/05/05 - 2010/05/05
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katsu nagoyaさん
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備前長船町の福岡・長船は鎌倉時代から刀鍛冶の本場として栄えた町です。
長船町福岡は瀬戸内海を経由して古墳時代から朝鮮半島の人々との交流を生み、又中央政権とも深いつながりを持ち、山陽道で一番の都市だったといわれた。
南北朝の動乱期には足利尊氏の軍勢がしばらく駐留したり、また室町時代には守護所も設置されるほどの規模を誇り、城が築かれ城下町としても発展した。
備前長船(長船駅)はJR赤穂線で30分、夢二の生家のある邑久駅からJR赤穂線で約5分。今回は長船町福岡地内を訪れました。
場所 :岡山県瀬戸内市長船町福岡
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車 JRローカル 徒歩
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赤穂線長船駅下車
岡山→長船 30分 400円 -
赤穂線長船駅から西へ1Km歩くと教意山妙興寺裏にたどり着く。
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備前福岡史跡街並図
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駅もなく街道からもはずれながら密集した人家が二百ばかり、その中を真直に走る道路の広さに驚かされる。
南北に二本、東西に四本、その間を結ぶ狭い道路も碁盤の目のように整備されている。
農村にしてはあまりにも趣のある白壁や格子窓が残る家並みの街作り。 -
備前福岡七小路往来(びぜんふくおかななこうじおうらい)の街並がが夢街道ルネサンスに認定された。
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室町繁栄の跡を残す町並
京から赴任した官吏が都を偲んで七小路、七つ井戸など設け、平安京風にまちづくりをした。 -
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福岡の家並みは古い歴史の残照であり、司馬遼太郎「播磨灘物語」、井伏鱒二「七つの街道」にその町並みの様子が描かれている。
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七つ井戸
福岡には昔から、飲用、消火用、その他生活用水を得るため、個人井戸の他に、その
周辺の人々によって管理使用されていた立派な共同井戸があった。江戸時代中ごろまで使われていたらしい。 -
福岡の市跡
当時、南北を流れる吉井川と、東西に走る山陽道の結節点で、人・物・金の一大集積地として大変賑わっていて、農作物、海産物のほかに備前焼、刀なども売られていた。 -
国宝の一遍上人聖絵に描かれている「中世福岡の市」で有名なところです。
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福岡の市跡 (コピー)
絵は弘安元(1278)年、一遍が福岡の市で説法する様子を描いている。福岡の市が近隣第一の商業都市として繁栄していた様子が描かれている。 -
教意山妙興寺
応永十年(1403)三月播磨の国主赤松右京大夫則興の追悼供養のために開かれた。 -
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妙興寺本堂
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銅像は救世済民の師と仰がれた「平井翁の寿像」
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宇喜多興家の墓
岡山城を築いた宇喜多直家と父興家の墓。 -
黒田家墓所
太閤秀吉の知恵袋、黒田官兵衛孝高(如水)の曽祖父と祖父のものといわれる墓が妙興寺境内にある。 -
一文字造剣之地碑
備前刀の名を高めたのは「福岡一文字派」の名匠則宗や宗吉らで、彼らは後鳥羽上皇の御番鍛冶として召し出されている。
福岡一文字派の作風は、のちの日本刀の原形であり、古雅の上に優美さを加え一世を風靡した。そして現在まで、備前刀が日本の主流をなしてきています。 -
備前福岡郷土館
旧平井医院がその館で私が小さい頃に何度か診てもらった。
備前福岡の歴史に関する説明、平井家(医師)所有の古い医学書、医療器具、装身具、古銭及び福岡の明治大正時代の古い写真などが展示されている。 -
妙見堂(みょうけんどう)
この地では「妙見さん」という呼び名で親しまれ、災害を除き土地を守り、人々の幸福と寿命と武運を増す菩薩です。
戦時中はことのほか厚く信仰され、出征兵士の武運長久が祈られたとか。 -
牛神様
牛は農家の貴重な労働力でしたから、各戸に和牛を飼い家族の一員のように大切に育てていたので、牛の安全な生育を願って牛神様の信仰が生まれた。 -
備前おさふね刀剣の里 (備前長船刀剣博物館)
備前長船
長船地内には今でも「名刀備前長船」の史跡が残り、又伝統を現代に生かそうと刀工・研師が修行を行っています。
福岡、長船の地は平安時代から刀剣の産地として名高く、多数の名工を輩出している。二本一の名刀といわれる大包金とは平安中期の作。
刀工は美作の砂鉄と吉井川の水を利用するため、平安中期から福岡庄(福岡・長船)の吉井周辺に居住し、皇室の庇護を受け広い給田を所有、安定した生活の中で鍛刀していた。
http://www.city.setouchi.lg.jp/~osa-token/access/index.htm -
備前刀を中心としたコレクションを主に刀剣を専門に展示する博物館。
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備前おさふね刀剣の里は「備前長船刀剣工房、鍛錬刀場、刀剣博物館、刀剣の世界、今泉俊光刀匠記念館、研修館、ふれあい物産館」からなり刀剣づくりに関わる全ての作業工程を間近に見ることが出来る。
正面の建物は鍛刀場 -
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ふれあい物産館
「刀は男のダンディズム」だとか (^_^;) -
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造剣之古跡碑
題字は犬養毅の筆跡 -
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窯元
飛鳥時代には、備前焼のルーツとして知られる土師器、須恵器の産地でした。 -
天王社刀剣の森
長船の刀鍛冶が目を守ってもらうために信仰した。 -
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福岡城址
吉井川河川敷にある標高10mの粘坂岩からなる小丘が、14世紀のはじめ築城された福岡城本丸跡といわれている。 -
往時の面影をとどめるものは、木々の茂るこの丘だけ。
備前焼きの里 伊部(赤穂線の旅)に続く
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10670933/
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この旅行記へのコメント (2)
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- Yattokame!さん 2011/02/15 00:15:58
- 歴史豊かな土地
- katsu nagoyaさん
こんばんは。
瀬戸内は、歴史豊かで史跡や古い街の残るところが多いですが、長船も歴史の積み重ねの分厚い土地ですね。中世の有名な福岡の市もここにあったんですね。中世までさかのぼれる都市は、日本でもそれほど多くはないので(その中でも瀬戸内は結構あるのですが)、この土地のすごさが伺われます。
「旧平井医院がその館で私が小さい頃に何度か診てもらった。」
katsu nagoyaさんは岡山出身でいらっしゃいますか。歴史豊かなすばらしい土地のご出身ですね。
Yattokame!
- katsu nagoyaさん からの返信 2011/02/15 15:25:50
- RE: 歴史豊かな土地
- Yattokame様
> 瀬戸内は、歴史豊かで史跡や古い街の残るところが多いですが、長船も歴史の積み重ねの分厚い土地ですね。中世の有名な福岡の市もここにあったんですね。中世までさかのぼれる都市は、日本でもそれほど多くはないので(その中でも瀬戸内は結構あるのですが)、この土地のすごさが伺われます。
妙興寺には太閤秀吉の知恵袋黒田官兵衛の墓があり、その息子長政が博多の西に築城した時、城下を「福岡」と名づけたとか。
しかし吉井川の氾濫によって町が幾度も水没、幻の都市となった。私がちいさい頃もよく氾濫した。
それでもなんとか町並みが残っているのが嬉しい。
Katsu-nagoya
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