チェンマイ日記　２０１０年バイクで行く！北タイ旅行　リー滞在記　３日目

2010/05/04 - 2010/05/04

昨日はほぼ一日リーの町中での〜んびり過ごしたんで、今日はちょっと遠出してみようと思います。

僕が持ち歩いてるタイ全図を見ると、ヂャンワットラムプーン（ラムプーン県）の南の果ての方まで国道１０８７号線というのが走ってるんで、そっちに行ってみよっと。

カレン族のメポーさんによるテナー（民族楽器）の演奏と歌を、僕が動画で撮影・録音してアップロードしました。１分４０秒と短いものですがよろしければどうぞ！↓
http://www.youtube.com/watch?v=y2wm9YpE_vE

エリア その他の観光地(タイ)

５月４日朝６時半過ぎ　朝ご飯食べにバイク乗ってタラーッ（市場）へ。昨日は３食ともカーオ（ご飯）を食べたんで、若干バランスを考慮してクイッティアオウのお店へ。センレックムーナムサイ（米の細麺、豚肉入り、生血入れないスープ、２５バーツ）です。

食べてると、お隣のテーブルにスラッとした細身で可愛い女の子が１人で来て座りました。たぶん駐車場にクルマ停めに行ってるか飲み物買いに行ってる彼氏が後からすぐ来たりするんやろなあ〜、って横目で観察してたら、クイッティアオウ屋さんのおっちゃんが女の子の向かい側に座って話し始めました。おお、ただの常連さんで一人で来てたんかっ！？しもた！写真撮らせてもらうタイミングを逃してもうたで〜。でデジカメのフラッシュを強制オフにして隣のテーブルからこっそり撮影です。んんん、僕ってコソクなヤツやのう〜。。。

食べ終わって部屋に戻る途中、ちょうどうまいこと？信号待ちになったんで、１０６号線の路上からバイクにまたがったまま撮りました。昨日の〜んびり過ごして今日は体力有り余ってるんで、ちとヂャンワットラムプーン（ラムプーン県）の南の果ての方まで行ってみるつもりです。

１０時前、部屋を出たところでリゾートの掃除のお姉さんたちに会いました。「ヂャパイナイ？（どこ行くの？）」「マイルー（分かりません）、テェヂャパイタノンサーイ１０８７（でも１０８７号線かな）」お見送り、おおきに！すぐ近所のガソリンスタンドでナムマン（油）満タンにして、さあ出発！

リゾート前の国道１０６号線を南へ３キロほど行ったところに大きな立派なお寺への入り口がありました。なんか知らんけど行ってみよっと。

奥へ入って行くと、立派なお寺です。ワップラタートハードゥワンと書いてあります。まあさくさくっと見て、出よか。

バイクに乗って出口に向かってる時、若者たちが工事中のお堂みたいなところで寝そべったりしてるんで近づいて行くと。。。

なんと修復作業中でした！金ぱくの剥げたところに、ほそ〜い筆の先に金ぱくの粉？（ちょっとジェル状でしたが）を付けて、元のように塗っていくってゆう作業を一生懸命やってました。あ、今ごろ写真見て気付いたけど、この子左ききなんやね。

だいたい毎日朝からお昼前までやって、日給７０バーツやって。んんん、セーウェン（セブンイレブン）が時給２５〜３０バーツって聞いてるから、どうなんやろ、ちょい安めかな？でもこれってタンブン（徳を積むこと）にもなってると思うから、お金だけで考えたらアカンよね〜。がんばりや〜！

お寺を出て１０６号線に戻ると、１０８７号線との分岐点はすぐ先でした。ここで右折して。。。

１０８７号線に入りました。国道標示のすぐ後ろに「ゴォルワンの滝」の看板が立ってますが、今は雨期の前やから水量少なくって迫力ないやろし、パスやね〜。

景色は昨日ちょっと偵察に行った１２７４号線とよ〜似てますわ。直線主体の道路の両側には。。。

マムワン（マンゴー）の木やろっか？ズラッと並んでますわ。

でも進んで行くにつれて、徐々に周りの景色は。。。

荒涼とした風景に変わってきました。

畑と荒れ地が半々くらいで共存してる感じですね。

いや、荒れ地の方が圧倒してきたのう〜。この辺って雨が降らんのんやろっか？

畑？荒れ地？の向こうに何やら家がポツポツと見えて来ました。あの屋根の雰囲気と。。。

このカラフルな洗濯物たち。。。そうです、ここはコンガーリアン（カレン族）の村でした。

思ったより結構広い村です。土と砂の道をドンドンバイクで進んで行きます。

何やら人が集まってるんでバイク停めて行ってみると。。。

井戸の底に人が１人降りて、泥をバケツに入れて。。。

それを数人がかりで引き上げる、という作業を繰り返してました。そっか、井戸水が枯れてもうたから、もっと深くまで掘り下げよう、ってゆうんやね！おつかれさんっ！

お年寄りや子供たちも、真剣に見守っています。

１２時ちょっと前やったんで、そのままバイクを手で押してすぐ先に見えたラーンアハーンらしきところの軒先にバイクを突っ込みました。

ここはタダでテレビ見れるし水飲めるし、子供たちの格好のたまり場になってます。

おばちゃんに「何がある？」って聞いたら「クイッティアオウナム、クイッティアオウパッ」って言うんで、朝ご飯にセンレックナムサイ食べたからクイッティアオウパッとやらを注文。ここはちゃんとガスボンベを置いてるから、強い火力が必要な炒め物も出来るんやね〜。

おばちゃんが炒めてる間、隣をのぞくと散髪屋さんでした。おお、僕がこの子くらいの時って、家のベランダで母に髪切ってもらってた気がするで〜。結構ゼイタクですわ。

すぐ裏手には洗濯物が干してありました。しっかし派手やね、ガーリアンの服って！南国の鳥みたいな色使いやで〜。

そうこうしてるうちに出来上がりました、クイッティアオウパッ（クイッティアオウ炒め？、２５バーツ）。これはパッタイほどやないけど、甘めの味付けした焼きそばですわ！で麺同士がベチャってひっついてしまってるところは、日本にいたころ僕が作ったヘタクソな焼きそばみたいで、妙な親近感を感じましたわ。

お隣のテーブルには親子３人連れが仲良くクイッティアオウパッとクイッティアオウナムをシェアして食べてました。せっかくなんでパーサーガーリアン（カレン族の言葉）をいくつか教えてもらいました。「暑い＝タコー」、「おいしい＝ウィーッ」、「ありがとう＝プッサル」、「さよなら＝オムッチョプー」これは僕の記憶力がいいから覚えてるんではなくって、ポストイットにパーサーガーリアンとパーサータイ（タイ語）で書いてもらったからです。パーサーガーリアンって見た目はパーサーパマー（ビルマ語）に似てる気がするわ。

食後にこの男性、メポーさんの家に連れて行ってもらいました。でメポーさんが家から持ち出したのはテナーという楽器。５歳の時からやってるそうです。メポーさん、現在２４歳。。。こらかなりのベテランですわ。

形はだいぶ違うけど８弦ギター？みたいな感じです。テナーはガーリアンの楽器でどこにも売ってないんやって。胴の部分はナントカ？っていうタイに生えてる木から作って、弦はその辺に放置された壊れた自転車のブレーキのワイヤーを使うんやって！おお、そう言えばこの弦、８弦全部鉄線やで〜！

いつの間にか１３時半を過ぎて、ほなそろそろ行くわって言ったら、昼寝してたお母さんも戸口まで出て来てくれました。おおきに！

村内のダートを２、３分も走ると、すぐ大きなお寺の門前にやって来ました。

門から出て来たおばあちゃん３人組に写真撮らせてもらいました。んん、派手な色使いって女性が着る分には華やかな感じでええモンやね〜。いつまでもお元気で！

ああ〜、昨日山の方に行った時に遠くに見えてた金色のチェディーはここにあったんやね！結構な高さでチェンマイのドーイステープよりもちょっと高い気がするけど。。。

とにかくあっついんで、売店で水買って、木陰でゴクゴク飲んでたら、近くにいたお土産売りの女の子３人から声がかかりました。「コンイープン、シェイミイハア？（日本人ですよね？）」３人ともガーリアンやったんで、早速名前をパーサーガーリアンで書いてもらおうとお願いしたら、「キアンメダーイハア（書くの出来ない）」やって！おお、そしたらさっきのメポーさんはスラスラ書けたから、かなり優秀なエリートってことかいな？

再び１０８７号線に戻って先へ進むと。。。

今日お初のウワッ（牛）です。お食事中のようです。

さらに進むと、徐々にマウンテンロードにさしかかって来ました。

さっきまで遠かった山がすぐ近くに。。。

切り立った崖のようなところも見えました。

出発してから約２０キロ、バリケードで封鎖されてるから何事かと思えば。。。

ここから先はメーピン国立公園内、ということですね。ビジターセンターやら何やら結構な数の建物がありましたが、国立公園は僕、スルーです。

さらに進むと、道は山間の峠を超えて。。。

突然、パッと視界が開けました！

右も左も荒野みたいな雰囲気ですわ。

道もなが〜い直線に変わって。。。

はるか遠くに見える山に向かって、突き進んで行きます。

この直線の終わり近くで。。。

出発してから約４０キロ、長い直線の途中で突然国道１０８７号線は終点になってました。でも道は何事もなかったかのようにそのまま続いてます。このまま進もっと。

路面の舗装が若干荒くなりましたが、また山へ向かって行きます。どうも北へ向きを変えたようです。

再び山道に入ると、ウワッの団体さんがお出ましです。

さらに山道を奥へ進むと。。。

１０８７号線の終点から８キロ、道路の終点は何やら観光地みたいです。

案内所みたいなところに入って、聞いてみました。雨期になるとここは湖で湖上のコテージやら水上レストランやらで賑わうみたいです。ああ、こないだ行ったドーイタオ湖とおんなじやね〜。お姉さん、おおきに！

ビューポイントからの眺めです。ガタガタ道をバイクで降りて行くと。。。

舟から岸辺へ荷物を運ぶ人たちの脇に。。。

ありました、水上レストラン！写真では隠れて見えてませんが、この建物群、ところどころ途切れながら湖のずーっと奥まで続いてます。結構な観光地なんでしょうね〜。

アーハーンタムサン（注文通りの店）がありましたが、ハラは減ってなかったんで水（６バーツ）だけ買ってしばし休憩です。ああ、夕方になってちょっと涼しなってきたなあ〜。

今は水位が低いから、岸辺からクルマ停めてるところまで荷物を持って上がらなアカンみたいですわ。これ、結構な重労働みたいで、専門の人足さんみたいなおっちゃんが忙しく行き来してました。

１６時半になったんで、そろそろ戻ろっかな〜。

山道を抜け、直線を突き進んで。。。

１０８７号線の終点をちょっと過ぎたところで、小さな小さなナイトバザール？が始まってました。ちょっとのぞいて行こっと。

僕の大好物、トゥーリアン（ドリアン）が１パック５５バーツ！チェンマイより３割くらいは安いで〜。もっちろんお買い上げですわ。ついでに「ティーニーティーナイ？（ここどこ？）」ってきいてみたら、ゴォトゥン村やって。おおきに！

マンピン（卵ベースの激甘お菓子、１０個１０バーツ）を買って、バイクにまたがってタラーッを眺めながら食べました。１７時半、さてぼちぼち帰ろっか。

再び直線を抜けて。。。

峠を越えて。。。

おお、チェディーが夕日に映えてました。メポーさんの村もチェディーのすぐ近くやったんやね〜。

時刻は１８時半、ちょうど夕日が沈むところですわ。で部屋に戻ったら１９時前でした。さて洗濯＆シャワーしたら晩飯や！

１０６号線沿いのアハーンタムサンにやって来ましたが、夕方食べたマンピンが結構効いたのか、それほど空腹でもなかったんで、こういう時の定番、カイヂヤオウムーサップ（卵焼き、豚肉のミジンギリ入り、２５バーツ）です。さて、戻ったらトゥーリアン食べてちょいネットして寝よっかな〜？あ、今日の走行距離１０８キロ、ガソリンは夜さっき満タンにして７０バーツやったから、燃費１バーツで１．５キロ強でした。