瀬戸内の春　杏の里はパステルカラー

2010/03/21 - 2010/03/21

鞆の浦の手前、田尻（たじり）では桜より一足先にあんずの花が満開を迎えていました。鞆の浦に負けず劣らず美しい所でした！

エリア 鞆の浦・鞆公園(広島)

駐車場から山の斜面を見上げると満開の杏が！
けっこう広範囲にあるんです。

田尻民俗資料館の横から上がっていきます。

民家の庭先の道を上がって行きます。
天気にも恵まれてのどかですねぇ。

杏の木。
杏って枝がぐんぐんのびて大きな木になるんですね！

山の斜面に石を積んで杏園が作られてます。
今日は杏まつりの日なのです。

杏まつりということで今日は気兼ねなく歩き回れます(^^)
田尻は石垣が目をひく、以前から気になる所だったんですけど
鞆の浦とちがって観光地ではないのでいつも横目に通り過ぎるだけだったんです。今日は町の中を歩けてうれしいです！

杏の枝っぷりってすごいですね。

振り向くと目の前は海です。

杏試験地。

ここは枝も揃ってきれいに手入れされています。

梅のような花ですね。

杏と海。
この淡い感じが春らしくていいなー。

あ〜気持ちいい♪

田尻の町が見渡せる所まであがってきました。
杏まつりの日には田尻港から遊覧船がでていて海から杏の町並みを楽しめますよ。

この春らしい とろんとした海の色。
風が吹いても爽やかで気持ちよく
まどろむような春の一日です。

イベント会場も広範囲にちらばってて田尻の町を歩きながら楽しめます。
町の人みんなで作り上げた感じがよく伝わるいいお祭りです。

「第18回たじり杏まつり」
なんで湯布院のソフトクリームなんだ？と思ったら
田尻の杏は「天和元年(1681年)豊後の国(大分県)から円明寺の住職阿闍梨尊意（あじゃりそんい）が種子を持ち帰えり植えた」のがはじまりだということで大分つながりな訳です。

庭とか身近な所にも植えられていて今では3000本にもなるそうです。
まさに杏の里なのです。

ここの杏園の木の下ではみなさんお弁当を広げていました。
大切な木の下まで入らせてくれるなんてうれしいですよね。

花の色は桜のよう…

花の付き方は桃のようか？？

たくさんの島。
遠くまで微妙なグラデーションをつくって島が連なる。

手作りの案内板があってしばらく見比べてたけど何が何島かいまいちよくわからんかった。
この前行った真鍋島とかあるんだろうけど…

景色を楽しみながらのんびり散策できるのがいいですねぇ。

お店もたくさん出てましたよ。
杏にちなんだものも色々ありました。

そういえば鞆の保命酒に「杏子姫」というのがあります。
あれ私好きなんです♪

住職が杏の種を持ち帰ったという円明寺の石垣から。
杏発祥の地の記念碑があります。

杏と…白い花はすももでしょうか？

場所を移動しました。杏まつりの会場は広範囲なのでシャトルバスがでています。（100円）歩くのがたいへんな方はこれを利用されるといいですよ。

ここの石垣はまーるくカーブしてて美しいです。

ここに来る途中の県道沿いにもモザイクのように美しい高くて立派な石垣があったんですけど写真を撮ってない！車を降りて撮れば良かったと激しく後悔。。。
撮影する機会があれば追加したいと思います。

海に白い物体がいっぱい浮かんでますけど鳥です！
カモメか？

ここは少し上がった所に「十三仏」という所があって
大日如来とか薬師如来とか観音菩薩とか13の仏様がいてお参りできるようになってます。祖母や親戚のおばちゃんがよく唱えてたお経の文句がそれぞれ書いてあって読んでると自然とお経を口ずさんでるようななんだか楽しい所なのです。（罰当たり？）線香を供えてお参りしてきました。
少し下った所に菜の花畑があります。
ここも見所ですよ。

ちょっと見頃は過ぎたかな〜
でも充分楽しめます。
おまけにここは菜の花を摘んで帰ってもいいのです！！
はさみも用意されてます。
まだつぼみのようなのを探して頂いて帰りました。

目の前は海です。
気持ちいいです！

春を満喫して帰ります。

持ち帰った菜の花は辛子和えにしておいしく頂きました。(^^)