2010/02/10 - 2010/02/11
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qwertyuioさん
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1月、テレビで旅番組を観ていたら、ふと、旅行に行きたくなりました。
行きたい場所はたくさんあったのですが、迷いに迷って、以前から憧れていた蒲郡プリンスホテルに決定!
クラシックな雰囲気のレストランが決め手になりました。久しぶりにフレンチを食べたかったので。
某予約サイトを利用して、格安のプランを予約。
当日、仕事終わりにJRに乗り込み、いざ蒲郡へ。
蒲郡駅に降り立った頃には、すでに暗くなっていました。
夜の薄暗のなか、タクシーでホテルに向かいます。
5分弱ですぐに蒲郡プリンスホテルが見えてきました。暗闇に浮かび上がるホテルの美しさに、ぼうっと見とれます。
車寄でタクシーを降りると、すぐにスタッフが駆け寄ってきてくれました。
約10年ぶりの一人旅で、少し緊張してしまって、素敵なロビーをしっかり眺めることができませんでした。
案内されるままフロントへ。
レイトチェックインプランだったので、本当なら20:00まで待たなければいけなかったのに、なんと18:30にお部屋に通していただけました。
感謝、感謝。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
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-
19:00にメインダイニングを予約しておきました。
-
この時間帯は空いていたようで、私を含めて3組しかいませんでした。
なので、私のような1人客も窓際のお席に案内していただけて、ラッキー♪
窓から竹島が見下ろせる、良いお席なんです。
夜だったので、竹島はほとんど見えなかったのですけど、竹島橋がライトアップされていて、とてもきれい。
そして、写真からもわかるとおり、クラシックな雰囲気がすごく素敵なレストランなんです。
レースのカーテンがすごく凝った作りで、まるでお姫様のベッドにかかっているカーテンみたいでした。
この素敵な雰囲気のなか、ゆったりとしたレストランでの雨音を聞きながらの夕食は、すごく楽しかったです。 -
メニューです。
写真は載せていませんが、「本日のポタージュ」がとてもおいしかったです。
野菜を何種類も使っているから、複雑な野菜の味がしました。
食後のコーヒーと一緒に出していただいた小菓子のテイクアウトをお願いしたら、快く包んでくださったのも、うれしかったなー。 -
これ、すごくおいしかった!
海老はぷりぷり、お魚はふわふわで、あー、思い出したらまた食べたくなってきました。
オレンジがにんじんのソース、その下のクリーム色がお魚のだしを使ったソース、あわあわがシャンパンだそうです。 -
メイン。
にんにくのコンフィが強烈でした。
ちなみに、このディナーでグラスワインを3杯も飲んでしまいました…。
酔いはしていないけど、ちょっと飲みすぎてしまったかなと、反省です。
この後のデザートもおいしく、包んでいたクッキーとチョコもすごくおいしく、大満足のディナーでした! -
荷物を置きにいったんお部屋に戻りました。
今回は山側のお部屋。山側でも十分満足できました。
このホテルにはシングルがないので、1人でもツイン利用です。 -
フロントに一言断ってから、夜のお散歩。
日が暮れてからホテルに到着したので、地理がわからず、正面玄関前をうろうろするしかできませんでした。
残念。
夜のお庭はまた別の趣があると思うので、もう少しいろいろ見てみたかったな。 -
クラシックなホテルに暖色のあかりって、すごく合いますよね。
実際に気温があたたかくなるわけじゃないのに、気持ちまでほっとするような。
この後、ラウンジで1杯飲もうか迷って、結局お部屋に戻りました。
お風呂あわあわにしてのんびりして、テレビ観て、ごろごろして、音楽聞いて、就寝。 -
翌朝。
寝坊して8:30に起床。
急いで身支度をしてメインダイニングに向かいました。
朝も運よく窓際のお席に案内していただくことができて、ラッキー♪
昨夜と違い竹島がよく見えます。 -
このホテルでは、バイキングではなくフルサービスの朝食をいただくことができます。
朝からとっても優雅な気分になれました。
この写真の左端に用意されているジャムですが、いちごの形がそのまま残ってるんです。
いつも食べてるジャムと違う!と思って、ちょっと感動しました。 -
卵料理は、目玉焼き・スクランブルエッグ・オムレツから選ぶことができます。
私はオムレツにしました。ふわふわとろとろでおいしかったです♪
でも、胃袋がブラックホールと異名をとる私には、量的に少し物足りなかったかな…。
朝食バイキングの時はいつもたくさん食べちゃうので。
パンをおかわりしたかったけど、恥ずかしくてできなかったよー。 -
朝食後、お部屋に戻ってのんびり。
山の中のホテルらしく、鳥のさえずりが聞こえてきて、なんとも風流です。
あの鳥はなんていうんだろう?とてもすがすがしい気持ちになれました。
本当は10:00チェックアウトのようなのですが、フロントの方が11:00まで大丈夫ですと言ってくださったので、余裕を持って準備することができました。
ありがとうございます。
乗り納めとばかりにエレベーターに乗りました。
今風のエレベーターなら、回数がデジタルで表示されると思うのですが、このホテルは一味違います。
表示盤が扇形になっていて、目盛りが付いているのですが、左端が1階、中央が2階、右端が3階となっているのです。針が動いて、現在いる回数を表示します。
その階に着くと、チーンという音とともに扉が開くのです。
なんてレトロで素敵!
それから2階で降り、ラウンジを覗きました。
スタッフの女性がいたので怯みましたが、めげずにケーキを見せてもらいます。
どれも上品でおいしそう。買って帰りたいけど、帰宅まであと何時間もあるし、今回は諦めよう…。
ラウンジ行きたかったな。残念。
その後、フロントへ行きチェックアウト。
雨なのに傘を持っていなかったので、コンビニの場所を尋ねると、なんと、ビニール傘をくださいました。
返しに来れないので遠慮すると、この傘なら大丈夫ですからと仰るので、お言葉に甘えてしまいました。
本当にありがとうございます!すごく助かりました!
その後、少しお庭をお散歩させてもらいました。
日中に見るお庭は、夜のお庭よりもっと素敵。
今度はつつじの季節に来たいなあ。 -
竹島に向かうため、近道、近道。
昨夜、フロントの方に近道を教えていただいたのですが、ほんとにここ通っていいのかと不安になるくらいの道でした。
案内も出てたし、安心していいはずなんだけど、ちょっと不安になっていましました(笑)
小さな木戸を通り、神社の境内へ。
長い石の階段を降りると、目の前は八百富神社です。 -
こちら側の八百富神社。
この神社の一直線上に、海にかかる竹島橋があって、竹島があります。
ボランティアに案内を頼んでいる人が近くにいて、お話が聞こえてきたのですけど、なんでも、橋が架かる前は、この神社に参拝することで、竹島に参拝することの代わりにしていたんですって。 -
橋のこちら側から眺める竹島。
この日はあいにくのお天気だったのですけど、しとしと小雨が降りそぼるなか歩く海は、とっても綺麗でした。
ある旅行記では、この周辺は匂いがきついと書いてあったのですが、雨のおかげか、ちっとも気が付かなかったです。
この写真には写ってないけど、かもめがたくさん飛んでいました。 -
橋の向こう側。
この鳥居は海の中から立っています。
ここから竹島です。
今回の旅行のいちばんの目的は、ホテルステイとフレンチでした。
観光はついでくらいの気持ちだったんです。
だから竹島には軽い気持ちで行ったのですけど、ものすごく良かった。
心から、行って良かったと思いました。
島全体が神社という特殊な環境で、山の緑が多くて、でも、波の音がするという、とても神秘的な場所でした。
住人がいないという点も神秘的です。生活感がないから、さらに神様の島って感じがします。
誰もが気に入る場所ではないかもしれないけど、私にとっては、素敵な場所でした。
神社と自然に癒されて、心からリフレッシュできました。 -
載せたい写真がたくさんあるのに、容量オーバーで載せられなーい!
残念です…。
気を取り直して。
鳥居をくぐるとすぐ、島の案内図と長い石の階段があります。
一瞬心が折れそうになりましたが、せっかくここまで来たんだからと、がんばって階段を登ります。
途中に何度か踊り場があって方向が変わるので、なかなか神社が見えて来ません。
やっと登りついたそこには、右手に休憩所、左手に手水所、正面にひとつめの神社である宇賀神社がありました。
休憩所を見つけてちょっとほっとしました。 -
写真ちょっとぼけちゃった。
ふたつめの大黒神社です。
ちなみに、みっつめの千歳神社の写真は、容量オーバーで載せられませんでした。残念。
千歳神社には神馬もいるんですよ。 -
よっつめの神社。
八百富神社の本殿です。
今までの三社に比べると、ちょっ大きい。
ここでは「福種銭」をいただくことができます。後で知ったのですが、こちらでいただいた福種銭を商売の元手に加えると、福徳を授かることができるのだそうです。
無事に福徳を授かることができたら、お返しに来なくちゃいけないですね。
商売していないのに、「お金がたまる」という一言につられていただいてきちゃいました。
こちらのご本尊は弁天様なので、(そういった意味で)幸せになれますようにともお祈りしてきました。
いつつめの八大龍神社の写真も載せられませんでした。
この神社はひとつだけ奥まったところにあって、八百富神社まで参拝したところで安心して、見逃してしまうかも。
海を渡る前の八百富神社から、目に映るすべての神社で、家族と友人と職場の人の健康と幸せをお祈りしてきたので、この辺りまでくると、なんだか涙が出る思いでした。
一人旅っていうのもあると思うし、霧のような雨のなか、人のいない神社で、神秘的な雰囲気に呑まれて、妙に神妙な気持ちになったっていうのもあると思います。
大切な人たちが健康で幸せに暮らせますように。 -
さて、ここからです!
竹島の真骨頂はここからです!
八大龍神社まで参拝して、そこで満足して帰ってはもったいないと思います。
立て看板を信じて、さらに奥まで進みましょう。
そうすろと、目の前がひらけて、眺めがよくなります。
島を縦断して、反対側まで辿り着いたのです。
そこには立派な一本松が、威風堂々と立っています。ここは龍神岬というそうです。
波の音を聞きながら、この松を眺めるのは、非常に気持ちよかったです。
さらに、ここで帰ってももったいないと思います。
一本松の横に、海辺に下りる細い道があるんです。コートを引っ掛けそうになりながら、その道を下りました。
背中に島の緑と5つの神社を背負って眺める海は、とても綺麗でした。
正面には海、右にも海。左を眺めても海があり、その奥には、これから自分がが帰る陸があります。
波の音を聞きながら、この景色を眺めることができて、本当にリフレッシュできました。癒されました。 -
私は竹島を通路どおり突っ切って縦断しただけなのですが、島の周りを一周することもできるそうです。
次回はぜひそちらをまわってみたいなあ。 -
竹島橋復路。
小雨のおかげで霧のように周囲がけぶっていました。
まるで水に全身洗われたみたい。
お天気の影響か、私以外ほとんど観光客がいません。
帰りの竹島橋は、私とかもめのほぼ貸切でした。
かもめかわいい。 -
竹島橋から見た蒲郡プリンスホテル。
やっぱりきれい。 -
予想以上にリフレッシュできた竹島の後は、海辺の文学記念館を見学しました。
なんでも、昭和の文豪達が愛した旅館「常盤館」の跡地に作られたそうです。
写真は、常盤館の名残だそうです。 -
蒲郡プリンスホテルは、もともと、蒲郡ホテルとして営業していたそうです。
蒲郡ホテルが廃業後、プリンスホテルグループが買い取って、営業再開したそうです。
海辺の文学記念館のもととなった常盤館は、蒲郡ホテルと同じ経営者が経営していたそうです。
現在の記念館の建物はそれほど大きくないけど、常盤館の頃は、それはそれは大きな、二階立ての和風旅館だったみたい。
常盤館、いったいどんな建物だったんだろう?
仕方がないこととはいえ、取り壊してしまったのが、もったいないような気がします。
山の上には洋風の豪奢なホテル。海辺には立派な和風旅館。
素敵だなあ。
どちらもある時代に泊まってみたかった。 -
海辺の文学記念館の和室から。
-
写真には収められなかったけど、ここのあかりが素敵なの。
海辺の文学記念館の調度品のいくつかは、常盤館のものを使用しているそうです。 -
第一展示室に飾られていた木彫りの十二支。
蒲郡ホテルに飾られていたそうです。 -
竹島もそうだけど、この海辺の文学記念館も、ついでくらいの軽い気持ちで立ち寄ったんです。
でも、心から見学して良かったと思いました。
私にとっては、すごく居心地のいい場所でした。
さして広くない建物には、スリッパに履き替えて入ります。なかではピアノ(だったかな。オルゴールだったかも)の優しい音楽が流れていました。
館内で抹茶をいただくこともできるみたいです。
展示室は第一第二とあって、私は第一から見てまわりました。
蒲郡ホテル時代や古い写真を眺めてから、昭和の文豪達のパネルに辿り着きました。
このパネルをじっくり読むのが、楽しくて楽しくて。
夢中になって読みました。
私が訪問した時は来館者はほとんどいなかったです。
ほぼ貸切のなか、優しい音楽を聞きながら、昭和の文豪の文章に触れることができて、充実した時間を過ごすことができました。
展示されている本を読ませていただくこともできるようだから、次回はじっくり腰を落ち着けて、抹茶をいただきながら二時間くらいのんびりしたいです。
そんなにいたら迷惑かしら。
それくらい落ち着く空間だったのです。
この後、お隣のホテル竹島さんの温泉に立ち寄って、お土産屋さん通り、竹島水族館やエリカ号の前を通って、歩いて蒲郡駅まで行きました。
今回は久しぶりの一人旅だったのですが、すごく楽しかったです。癖になりそう。
蒲郡にはまた別の機会に訪れたいし、一人旅も定期的にしたいな、と思ったのでした。
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