静岡県・富士山巡り（その３）★芦ノ湖スカイラインから御殿場へ

2010/01/10 - 2010/01/10

正月が過ぎて、１月の３連休。冬の澄んだ空気の中、富士山を見に行こうと思い立ち、夜９時過ぎに自宅を出発し、中国道から新名神、東名を通ってＰＡで仮眠し、西伊豆から箱根・御殿場を経て、西側の富士宮まで富士を日帰り旅に出かけました。
春以来の富士山でしたが、やっぱり実物の富士山を見ると、美しい姿に見飽きることはありません。
空腹を満たした沼津港を経て、芦ノ湖スカイラインから御殿場・裾野への旅行記です。

エリア 御殿場(静岡)

• 交通手段: 自家用車

沼津から渋滞する三島市内を抜け、国道１号で箱根峠を登り、北上して有料道路の芦ノ湖スカイラインに入りました。この季節ですが箱根峠には雪も残っておらず、晴れやかな午後になりました。
標高１０３５ｍの山伏峠の駐車場から沼津・三島市街地と駿河湾を眼下に眺めることができます。

芦ノ湖スカイラインは、箱根外輪山の尾根上を通る道で、駿河湾の反対側には、その名のとおり芦ノ湖を見下ろすことができます。

紺碧の芦ノ湖の水面。正面には富士山を山頂から美しく眺めることができる駒ケ岳が見えます。
駒ケ岳にはロープウェイで山頂まで楽々といけます。

元箱根のまちなみを遠望。芦ノ湖畔に建つ箱根神社の赤い鳥居が見えます。

スカイラインをさらに進むと標高１０７０ｍの三国峠に到着します。富士を真正面に眺めることができる場所に駐車場があり、峠の名前を示す石碑も建っています。

三国峠からは裾野まで広がる富士の雄姿が見えますが、この日はあいにく上の方には雲がかかっています。

駐車場で３０分程待ちましたが、一番よく見えたのがこの写真の富士山。山頂の一部が姿を見せてくれています。

手前の雲で姿が隠れていますが…富士山頂のアップ。

三国峠でも雲がすっきり晴れる気配がないので、御殿場方面に移動することにしました。芦ノ湖スカイラインをさらに北上し、湖尻峠からは箱根スカイラインを進んで行くと、箱根芦ノ湖展望公園があります。

公園からは芦ノ湖を北から南に眺めることができます。ここから見ると芦ノ湖が火山爆発でせき止められて誕生したカルデラ湖であることがよくわかります。

芦ノ湖にはヨーロッパの帆船戦艦をイメージした遊覧船が運航されています。中学校の修学旅行で乗ったのはもう20年以上も前のこと…。

箱根芦ノ湖展望公園から箱根スカイラインと富士山の眺め。相変わらず雲がかかっています。

箱根スカイラインの料金所を過ぎると、御殿場市観光１２選のひとつ、長尾峠に出ます。何のことはない広場が広がっています。

長尾峠から国道１３８号神奈川県箱根町側の乙女峠に出る道を進みます。途中で眼下に見えるは芦ノ湖の北東に広がる仙石原高原で、ゴルフ場がきれいに整備されています。
こんな場所にあるゴルフ場のプレー代はさぞかし高いんだろうなあ…と思います。

火山の水蒸気爆発の爆裂火口、大涌谷から立ち昇る噴煙が見えます。

国道１３８号の乙女峠をトンネルで神奈川県から静岡県に抜けると富士山が真正面に見えます。
個人的にはここから見える富士山の姿が特に雄大に見えるので、はじめて見た時以来一番好きな場所です。

見る方角が変わったので、さきの三国峠よりも雲がかかっていません。

乙女峠からの富士山をアップ。降り積もった雪が白いパウダーをかけたようなに見えます。

多くの人が国道沿いに車を停めて美しい富士の写真を撮っています。

ここから見ると、御殿場の市街地は富士の懐に抱かれるように広がっているのがわかります。

国道１３８号から御殿場市街地に下って行く途中にある風車がランドマークとなっているドライブイン。富士山を間近に眺める素晴らしい場所にあります。

富士裾野の十里木高原からの富士山はすっぽり雲に覆われています。ここから西側に富士宮に向かい、今回の富士山を巡る旅は終焉を迎えました。