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リチャード3世のヨークシャー

旅行時期 2009/07/- - 2009/07/- (2010/01/31投稿

ヨークシャーと縁が深いリチャード3世ゆかりの地をちまちまと。

ヨークシャーと縁が深いリチャード3世ゆかりの地をちまちまと。

写真 12枚

テーマ:
芸術・美術館・博物館
交通手段 : 
  • 現地移動 :  レンタカー
エリア:
イギリス > イングランド > ヨーク
エリアの満足度:
評価なし
  • 500_18214116

    シェリフ・ハットンはヨークの北東、有名な庭園カッスル・ハワードのごく近く。ハイウェイマン、すなわち追剥なる名がついた町のパブ。

  • 500_18215401

    シェリフ・ハットンの城は町の中に無造作にそびえています。

  • 500_18215402

    個人所有の農場の敷地内にあり、立ち入りはできませんが、敷地の外から良く見えます。城に沿ってぐるりと一周ウォーキングも出来るらしいですが、ルートが不確かだったので見送りました。

  • 500_18259456

    現在、農場の敷地内にあり、崩れかけた城壁の傍らには洗濯物がかかっていました。
    なんとも不思議な眺めです。
    この石造りの城を築いたのは、第三代レイビーのネヴィル男爵、ジョン・ネヴィル。彼の嫡男初代ウェストモーランド伯爵ラルフ・ド・ネヴィルは二度の結婚で子供をどっさり作り、その結果子孫が二手に分かれてややこしいことになる、その元凶です。
    で、キングメイカー、ウォリック伯リチャードと、エドワード4世兄弟は彼の曾孫、です。多分。
    このジョンの子がウェストモーランドのラルフ、その子がソールズベリのリチャードと誇り高きセシリー、で、その子供たちの代だから。

  • 500_18215403

    ここ、シェリフ・ハットンが有名なのは、何よりもその教会によってです。教会は町の東のはずれのずいぶん端にあるように思えますが、石造りの城が出来る以前は、この教会の南側に古い木造、堀を巡らせた城があったので、当時はこのあたりが町の中心でした。

  • 500_18215404

    プランタジネット王朝最後の王、リチャード3世の皇太子、エドワード・オヴ・ミドルハムの墓像です。教会の奥の左手にあります。もともとは別の場所にあり、何度か移築されて現在の場所にきました。これは記念碑であって、遺体は別の場所に埋葬されている模様。
    父のグロスター公リチャードが即位した為、皇太子となったエドワードは、しかし病弱で、父母に先立って亡くなりました。エドワードの早世で、世継ぎがなくなったことが、チューダー家のヘンリーによる王位簒奪を容易にしたひとつの要因と言われています。

  • 500_18215405

    薄命な皇太子の記念碑の上には、父リチャード3世の軍旗が飾られていました。白のイノシシは彼の徽章、そしてモットーは「忠誠が我を縛る」。

  • 500_18259457

    忘れるところでした。この教会にはまだ良いものがあるのです。
    窓にはめ込まれたヨーク家の太陽。ここです。

  • 500_18259458

    拡大するとこんな感じです。
    兄上、エドワード4世の印です。
    シェイクスピアの「ヘンリー6世」の一場面に、三つの太陽の幻影を見て、ヨーク家の三兄弟が団結を誓い合う場面がありますね。
    あのあたりでは、リチャードもまだとても良い青年だったのですが…。
    物語の終盤近く、一気に悪人化するんだから、シェイクスピアもご都合主義。まあ仕方ないか。

  • 500_18261409

    教会の中の展示。ヨーク家三代の王たち。
    どうも切手のデザインのようです。
    左からエドワード4世、その息子同5世、彼らの弟であり、叔父であるリチャード3世。

  • 500_18261410

    そしてやっぱりひいきでリチャード3世アップ。
    幼少時からヨークシャーで育ち、長じたのちも長くこの地の支配者であったリチャードは、「北の君」の名で知られていました。
    尊敬していた長兄エドワードが不節制がたたって早世しなければ、彼もイングランドの北の守りとして平穏な生涯をまっとう出来たでしょうに、とふと思います。
    それでも息子エドワードや夫人アンの逝去は免れなかったでしょうか。やはり、ウェールズの赤ヘビが這い出して来たりしたのでしょうか。
    もしも、と考えたらきりがありませんね。

  • 500_18261411

    シェリフ・ハットンはネヴィル家ゆかりの地、ということで、
    ネヴィル家の紋が入ったステンドグラス。
    「赤字に白のアンドリュー・クロス」
    教会に入って左手、入口の北側にあります。一番目につきにくいところ、というか、説明がなければ見落とすところでした。
    そして、南のアイルにあった「ネヴィル・チャペル」を見落としました。悲しい。こんな小さな教会なのに。王子の墓像にばかり気を取られていて。
    そのようなわけで、右の側廊のネヴィル・チャペルの写真が一枚もありませんが、どうも教会の案内を読むと、もともと王子の記念碑はそのあたりにあったようです。くー、残念。
    次にヨークシャーを訪ねる時には忘れずに見に行こうと思います。

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