2009年12月エジプト(66) メンフィス遺跡

2009/12/12 - 2009/12/19

次はメンフィス遺跡に行きます。メンフィスは、現在は何もないところですが、古代エジプトで一番古い古王国（ピラミッドの時代）の首都だった重要なところです。ここで発掘されたいくつかの像（新王国のものが多いです）などが展示されていて、一種の博物館になっています。この博物館は、かつてプタハ神殿があった場所にあります。プタハ神殿は、ルクソールのカルナック神殿に匹敵する大規模なものだったようですが、今は廃墟となっていて、発掘作業が続けられています。　添乗員さんがチケットを配って、１４時３０分到着。この博物館の目玉は、

エリア メンフィス(エジプト)

ラムセス２世の巨像で、発見された場所にそのまま寝かされて展示され、周囲が建物で覆われています。この位置の右側に階段があって、

上から見下ろすことができます。

上半身は、こんな感じです。胸や肩にもラムセス２世のカルトゥーシュがあります。

下半身は、こんな感じです。よく見ると、股の間にラムセス２世の子供がいて、手を伸ばしてラムセス２世の足を触っています。ラムセス２世の右手には、

このようなものを握っています。これが何か現在知らないので、分かったらこのページを更新します。

腹部はこのようになっています。ヘソもあります。カルトゥーシュの入ったベルトを締め、短剣のようなものをさしています。

下から眺めると、こんな感じです。人と比べると、大きさが分かります。

ラムセス２世の巨像がある建物の入口には、いくつか像が立っています。これはラムセス４世の像です。ラムセス２世とは血のつながりがありません。カイロの考古学博物館には、ラムセス４世のミイラもあります。この像の左側には、

ラムセス２世の像があります。この像の左側には、

ヒヒの像があります。ヒヒは古代エジプトで、時間を表す重要な動物でした。王家の谷にあるツタンカーメンの墓にもヒヒが描かれていますし、アブシンベル神殿の正面の上側にもヒヒの像が並んでいます。

ラムセス２世の巨像がある建物を出て、右側に歩いていくと、このようなスフィンクスがあります。これが、この博物館の第二の目玉です。アラバスターで出来ています。

正面から見ると、こんな顔をしています。ハトシェプスト女王の顔と考えられています。（向こう側が博物館の入口の方向で、確か左奥の白い建物にラムセス２世の巨像があります。）

前のページのスフィンクスに向かって左手には、やや小さめの像や石碑などが並んでいます。手前の一番右にあるのがこの像です。逆光でよく分かりませんが、３つの像が並んでいます。（そのうち、コントラストを変えて写真を更新します）

それぞれの展示物には、このような簡単な説明がついています。上の像は、メンフィスの３神を表しています。メンフィスの３神は説明板にもあるように、プタハ神とセクメト女神（奥さん）とネフェルテム神（子供）です。セクメト女神はライオンの神様で、ラムセス３世の葬祭殿でも像を見ました。

これは何か忘れてしまいました。分かったら、このページを更新します。

これは、ラムセス２世像の足の部分です。

これは（多分）ハトホル柱の先です。

これは、何かの神様の像で、（多分ラムセス２世などの）ファラオの顔をしています。この顔は若い頃のもので、珍しいもののようです。

これは偽扉です。この博物館の展示物は雨ざらしなので、一部はケースに入って保護されています。

これは、ミイラ作りの台です。アラバスターで出来ています。

上の方の写真にあるスフィンクスの正面にも、展示物がいくつか並んでいます。一番奥には（多分）ラムセス２世の立像があります。手前には、

柱の土台があります。

棺もあって、

表面には、このような神様の絵が描かれています。この神様の名前を忘れてしまったので、分かったらこのページを更新します。

空の石棺もあります。ガイドさんが次々に展示物を回って説明しました。１４時５０分に説明が終わって自由時間、１５時までにバスに戻ります。今までの写真は、自由時間に写したものも含みます。自由時間はたったの１０分なので、説明板を写すことができません。写真の説明はガイドさんの説明の記憶だけが頼りです。