アメリカ南部の旅 vol.7 / ポピュラーミュージックの故郷メンフィス（後編）

2010/01/01 - 2010/01/02

メンフィス後編はソウルミュージックがメインです。
サザン・ソウルゆかりの地を巡ったり、本場のゴスペルに触れたりと貴重な体験の連続でした。

エリア メンフィス (テネシー州) (アメリカ)

ダウンタウンの南の外れにある”ソウルスヴィル”と呼ばれる地域
ソウルミュージックゆかりの場所が点在しています。

”クイーン・オブ・ソウル” アレサ・フランクリンが生まれた家。

アル・グリーンを世に送りだしたHiレーベルのロイヤルスタジオ。

Hi Records/Royal studio
1320 S Lauderdale St.
http://www.williemitchell.com/

ここを訪れた３日後の１月５日にプロデューサーのウィリー・ミッチェル氏が亡くなりました。　合掌

オルガン奏者ブッカーTが住んでた家。

いい感じの床屋さん（笑）

スタックス・アメリカンソウル博物館

アイザック・ヘイズ、サム＆デイヴ、ウイルソン・ピケット、そしてオーティス・レディングなど数々のスターを送り出したサザン・ソウルの代表的レーベル「STAX」

現在は当時の衣装や楽器などを展示したミュージアムになっています。

STAX Museum of American Soul Music
926 E. McLemore Ave.
http://www.soulsvilleusa.com/

お昼はフライドチキンが美味しいと評判のお店へ行きました。

Gus's World Famous Fried Chicken
310 S. Front St

スパイシーで香ばしいフライドチキンは驚きの美味しさです♪

ロックが生まれた場所。

サンスタジオ

エルヴィス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイス、カール・パーキンス、ロイ・オービソンらのキャリアの出発点となったレコーディングスタジオ。

Sun Studio
706 Union Ave.
http://www.sunstudio.com/

U2もレコーディングで使用しています。

内部はツアーで回ります。
まずは当時の録音機材や楽器、衣装などが展示されている２階から見学します。

創業時は"We Record Anything Anywhere Anytime"をモットーに「メンフィス・レコーディング・サービス」という名でスタジオをオープン。
当時はB.Bキングやハウリン・ウルフなど地元のブルース・アーティスト達も利用していたそうです。

１階のスタジオへ

エルヴィスの才能を見出したとされる秘書、マリオン・ケイスカーの机がそのまま残されています。

「メン・イン・ブラック」 ジョニー・キャッシュ（かっこよすぎ）

ロックンソウルミュージアム

ブルースやソウル、ロックなどの音楽に関する博物館。スミソニアン協会の協力を得て完成したそうです。

Memphis Rock'n Soul Museum
191 Beale St.
http://memphisrocknsoul.org/

アル・グリーンの衣装に感激！

向かいにはギブソンのギター工場があります。

1/3（日）メンフィス2日目に宿泊したベストウエスタンをチェックアウト。

本場のゴスペルに触れるため、アル・グリーンが牧師を務める教会の日曜礼拝に参加します。

教会に続く道はアル・グリーンの名前が付けられています。

昔から最も好きなソウルシンガーなので、もう興奮しまくりです。

オルガンとリズム隊の演奏をバックに歌われるゴスペルはソウルフルで迫力があり、とくにソロの人の歌のウマさ、リズム感の良さには驚きました。

そして後半はアル・グリーン牧師の説教です。
時折あのファルセットヴォイスを交えたりして、聞いているこちらは半分トランス状態に・・・。
そのうえ「どこから来たの？」と声をかけてもらったり・・・夢のようなひと時を過ごしました。

アル・グリーンの歌声♪
al green/how can you mend a broken heart
http://www.youtube.com/watch?v=UgAFcvIw8J4

ダウンタウンへ戻ります。

途中、小腹がすいたので「Krispy Kreme Doughnuts」へ寄りました。

南部生まれの「クリスピー・クリーム・ドーナツ」
日本では行列ができるほどの人気店ですが、こちらではいたって普通のドーナツチェーンという感じです。

その後ロレインモーテルへ行きました。

1968年4月4日、メンフィス遊説中のキング牧師が暗殺されたホテル。

現在建物は改装され、National Civil Rights Museum （公民権運動博物館）として一般公開されています。

National Civil Rights Museum
450 Mulberry St.
http://www.civilrightsmuseum.org/home.htm

キング牧師は滞在していた2階の306号室を出てすぐのところで狙撃されました。（倒れた場所の手すりにはリースが飾られています）

駐車場には迎えに来た友人達のキャディラックが当時のままに再現されています。

これから一路ナッシュビルへ向かいます。

夕食は南部料理のファミレス「クラッカー・バレル」で食べました。

カントリーテイストの可愛らしい雑貨も売られています。

お店の人に勧められるままローストビーフと...

チキン・アンド・ダンプリンズ（鶏胸肉とすいとん？のクリーム煮）を頼みました。

どちらも予想以上の美味しさでした♪