2010/01/01 - 2010/01/01
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旅まくり三助さん
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2010年!幕開けは奈良の世界遺産「唐招提寺(とうしょうだいじ)」と「薬師寺(やくしじ)」へ、初詣に行って参りました。
同駅にあるので行くならセットですな。そして両方ともに、国宝の仏像は必見ヽ(゜▽、゜)ノ
【初詣/唐招提寺 編】
西ノ京駅を降りてすぐに薬師寺があるのですが、元日に配布される千手観音のお守り札を授かるべく、急いで唐招提寺へ向かいます。
ニュース情報では、お札の授与は元旦8:30から5000本準備したと…
あと唐招提寺の見所はやっぱり★千手観音像★
一般的には42本の腕で表現されたものが多い中、実際に千の手をもつ観音様はとってもめずらしいのです。
小さな手(小脇手-しょうわきしゅ)の付き方がハンパない!(ノ゜O゜)ノ
そのお姿は圧巻!!!涙モノでした!
<実際に千の手をもつ千手観音は…>
ここ唐招提寺の他に、大阪の葛井寺(ふじいでら)、京都の寿寶寺(じゅほうじ)があり、共に三大名作とされています。
他の2つはまだ行った事がなく写真での比較になりますが、個人的には唐招提寺の千手観音が一番かな。
【行き方】
近鉄電車で、所要時間:約40分
大阪難波−大和西大寺(乗換)−西ノ京
【唐招提寺】
拝観時間/8:30〜17:00(受付は16:30まで)
拝観料/大人:600円、中学生・高校生:400円、小学生:200円
<唐招提寺オフィシャルサイト>
http://www.toshodaiji.jp/
【薬師寺】
拝観時間/8:30(開門)〜17:00(閉門)
拝観料/大人:800円、中学生・高校生:700円、小学生:300円
<薬師寺オフィシャルサイト>
http://www.nara-yakushiji.com/index.html
※どちらのサイトのアクセスMAPにも、両寺が記載されています。
本堂内は撮影禁止。お守り一直線に向かっていった三助は看板が目に入らずうっかり1枚撮影してしまった…申し訳ない(..)
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 私鉄
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さてはて、唐招提寺「南大門」へ到着です。
(σ・∀・)σ 唐招提寺とは…
<創建の歴史と鑑真の大航海・簡略版>
唐招提寺は、律宗の総本山で御本尊は廬舎那仏(るしゃなぶつ)。
奈良時代に唐から「伝戒の師」としてやって来た鑑真大和上(がんじんだいわじょう)が759年に創建。
日本の留学僧から日本へ来て仏法を伝えて欲しいと求められた鑑真は「誰か行く者はおらんか」と尋ねたが、愛弟子の1人に「中国にいればもっと修行できるけど、日本へ向かえば辿り着く前に死にますよ。後者を選ぶ者はいないでしょう」と言われ弟子たちが皆、尻込みをする中…
鑑真は「では、私が行こう」と言ったのです。
「師が行くなら私もo(_ _)/」「私もo(_ _)/」と、逆ダチョウ倶楽部状態で大航海へ。
↓続く↓ -
(σ・∀・)σ続き…
だけど日本へ行けぬまま、5回の渡航失敗に弟子は36人も亡くなっていました。
留学僧と出会ってから11年目が過ぎた753年、GOODタイミングで日本から来た遣唐使船に便乗し、やっとの思いで日本に来られたのです。
琉球から薩摩経て754年2月、ようやく難波津(現大阪)に上陸。
始めの5年間は東大寺で過ごされた後、759年唐招提寺を創立され、763年 76歳でその波乱な生涯を日本で閉じたのでした。
仏法を伝えるために、命を賭けた鑑真。その思いがわかるのが講堂の建立です。
通常お寺は、御本尊をお祀りする金堂から建てられるのですが、鑑真は仏法を伝える講堂を真っ先に建てたのです。
金堂は弟子の手により鑑真の死後、完成されたました。 -
南大門をくぐるとすぐに、国宝「金堂」が見えます。
-
堂々たる佇まいですな。
金堂は10年にも及ぶ平成大修理が、去年(2009年)に完成しテレビでよく紹介されていたところ。
平安・鎌倉・江戸・明治時代と過去4回の大修理が行われてきましたが、全面的な解体修理は建立されて以来、初めてのことだそうな。
とりあえず千手観音のお守りへ急げ〜
ε=┏(; ̄▽ ̄)┛唐招提寺 寺・神社・教会
-
ありました!v(*´∇`*)v
千手観音様のお守り札やから色々なご利益がありますよ〜 -
金堂の中には、奥から「千手観音立像」、本尊「廬舎那仏坐像」「薬師如来立像」が祀られています。
いずれも国宝です(※画像:唐招提寺ポストカード)
どれもいいけど、やっぱり千手観音が超ド級でスゴすぎ
ヽ(゜▽、゜)ノ 始めに1000本の手と書きましたが、現存しているのは953本。
修理の際には腕を一本一本外され、どてらい苦労があったそうです。
(σ・∀・)σ千手観音とは…
<色々な姿に変身する仏像界のヒーロー>
千手観音のもとは、阿弥陀如来の脇侍(わきじ/いわば補佐役)である「観音菩薩(かんのんぼさつ)」。
観音様は、○○観音と様々な種類がありますが、どれも観音菩薩が変装し何役もこなしているのです(@o@)
ある時は叱ってくれる馬頭観音に!そしてある時は1000もの手で救ってくれる千手観音に!と…
救いを求める人によって、三十三の変化した姿で現れるとされています。
その為、別名「変化観音(へんげかんのん)」とも呼ばれているのです。
そんなヒーローの1キャラである千手観音は、その名の通り千の手を持ち、その手にはそれぞれの救済グッズを持っています。
「もれなく救いまっせ〜」と言わんばかりの、その悠々たるお姿が人気の秘訣かもしれませんね。
◎有名どころで長谷観音
<鎌倉・長谷寺はこちらのブログで>
http://4travel.jp/traveler/tabimakuri/album/10390579/
<奈良・長谷寺はこちらのブログで>
http://4travel.jp/traveler/tabimakuri/album/10392208/ -
金堂の横っちょにあるのが国宝「舎利殿(鼓楼-ころう)」。
1240年に建てられた境内唯一の重層建造物で、毎年5月19日に行われる法要「うちわまき」はここでされています。
赤い縁取りがしてあるハート型のうちわを、上階のバルコニーのような所から参拝者に向かって撒かれ、うちわ争奪戦はかなり混雑するそうです(^^;) -
金堂の裏っちょにあるのが、噂の「講堂」。
760年頃に朝廷より、平城宮の東朝集殿を移築し寺院用に改造された建物。
平城宮の建物のなかで唯一、現存する遺構としてきわめて貴重な国宝です。
堂内のご本尊は「弥勒如来(みろくにょらい)坐像」 -
ということで、無理矢理パノラマ〜(*´∇`*)
左から国宝「金堂」、右横に国宝「講堂」。
手前が「礼堂東室(らいどうひがしむろ)」。
その影に隠れるように国宝「鼓楼」。 -
お次は少し離れた、鑑真和上廟を見に行きます。
塀がとても素敵(≧▽≦) -
門をくぐると綺麗な苔がびっしり。
お昼なのに凛とした空気感。 -
はい。(*^ー^)ノ「鑑真和上廟」です。
唐招提寺を見終わって、急いで薬師寺へ向かいました。
<薬師寺編ブログはコチラ>
http://4travel.jp/traveler/tabimakuri/album/10421121/ -
唐招提寺での所要時間は、新宝蔵のお宝拝観を抜いて約1時間くらいです。
広い境内ですし国宝も沢山あり歴史もすごいところなので、たっぷり目の時間をおすすめしますよ〜(^-^)/
今日のお守り
【唐招提寺の鈴守】
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