2010初旅② ～雪の閑かさや・・・山寺立石寺～

2010/01/09 - 2010/01/09

穏やかな天気に誘われて…山寺へと足をのばしました。

ほのかに雪化粧した山寺の1015段の石段を一歩一歩思いを込めて登りました。
思えば…昨年2009年の年明けにも山を登ったなぁ。。。（懐かしのウルル）
新年になると山が私たちを呼んでいるのでしょうか。

エリア 山形市(山形)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満

久しぶりにやって来ました，山寺です。
「宝珠山立石寺（ほうじゅさんりっしゃくじ）」という正式名称なんですね。

天台宗東北地方大市野霊場として広く知られています。

★根本中堂

ブナ材の建築物としては日本最古と言われています。
凛とした気持ちになります。

朝の静かな雰囲気です。
このとき訪れてたのは私たちを含めて５名ほど。

布袋様の体を手でさするとご利益があるとのこと。
奥さん，いろんなところをさすりさすり＠＾−＾＠

慈覚大師（じかくだいし）作といわれる薬師如来坐像が安置されています。
重厚な雰囲気です。

朝の日差しが差し込んで気持ちイイ♪
足取り軽く進んでいきましょう。

こんなものがありました。「亀の甲石」

今年はいろんなものの「達成」を願って小銭を置きました。
あ…名前書くの忘れた。。。

「幸福の鐘」です。
「ねがったことに努力しましょう。」まさにその通り。
叶えるためには自分の行動が必要なんですね。

透き通る鐘の音が響き渡りました。
心に染みる良い音色です。

鐘楼です。
大晦日には１０８つの鐘の音がなったのでしょうか。

★山門

鎌倉時代に建てられたそうです。
ここから長い階段上りが始まります。
参拝料は３００円也。

静かな山道を一歩一歩確実に歩を進めます。
前回の反省を生かして，ゆっくりペースで上りましょう。

足元と落雪には注意を。

気温は低いけど，陽の光はとても温かいですね。

周りの風景にも目をやりながら，一歩一歩。

かなりゆっくりペースですが，周りの景色を楽しむにはこれくらいがいいですね。

★弥陀洞（みだほら）

長い歳月の風雨が直立した岩を削って，阿弥陀如来の姿を作りだしました。
仏のお姿に見ることができる人には，幸福が訪れるといわれています。

私は…見えたような。。。

★仁王門

山頂までのほぼ中間地点に位置します。
２体の仁王像が邪心を持った者を通さぬように睨みをきかせています。

私たちは…通れるかな？

多分…大丈夫なようですね＾−＾

たくさんの名前シール（？）が貼られていますが，
上のほうにはどうやって貼ったのでしょう？

鎌倉時代に活躍した運慶の弟子たちによる作品とされています。

乳首にお花が咲いていました♪＾−＾
発見したのは。。。奥さんです。

先はまだ長い。。。
それでもペースは崩さずゆっくりと。。。

★奥の院

長い石段の終着地点です。
比叡山から分火された火は千年以上受け継がれて，今もなお燃え続けているという。
長〜い歴史もさることながら，千年以上って。。。信じられない！

奥の院が陽の光を存分に浴びています。

龍の手から光が。。。

屋根の上の雪がぐんぐん溶けはじめました。

★三重小塔

う〜ん…実際はよく見えなくて分からなかった。。。

雪がほどよく積もっていて，晴れてもいるし，眩しいくらいです。

下り道はさすがに軽快ですねぇ〜＠＾−＾＠

修業って…いつの世も大変なんですね。

まさか…この穴の中で修業をしていたとか？

★納経堂

写経を納める場所で，山内で最も古い建物です。
青空に浮かぶ赤い納経堂。見事な風景です。

これまた狭い石段を上ります。
その先にあるのは…

★五大堂

天下泰平を祈願した道場といわれています。

納経堂と修業場をのぞみます。

山間の風景を一望します。
よく上ってきましたね。

新年にふさわしく，静かでおごそかな雰囲気がする風景です。

静かにたたずみ。。。何を思う。。。

1015段の石段上り，よくがんばりました＾−＾

★納経堂と開山堂

仁王門に積もった雪が溶け出して，さながわ滝のように水が滴り落ちています。

勢いにまかせていくと足元危ないですよ。
それくらい心地よい帰り道♪

★せみ塚

今度は蝉の声が聞ける夏に来てみましょう。

笹の葉から滴り落ちた水滴がつららとなって。。。

お地蔵様たちが腰のあたりまで雪に埋もれていました。
まるで雪崩にでもあったかのよう。

帰り際にお線香を焚いてきました。
いろいろなことに願いを込めて。。。

最後にしっかりと願いと念を込めて。。。

来たときに積もっていた屋根の雪が溶けていました。

山寺ならではのすばらしい眺望を楽しみながら，新年にふさわしい清々しい気持ちにもなれました。

2010年，実りある一年になりますように。。。

この旅行記へのコメント （4）

• ゆうこママさん 2010/01/31 18:32:55

  山寺の冬

  こんばんは。
  雪国ならではの風景ですね。
  お地蔵様たち、寒そうですが、でも何故か心がほっこりします。
  人の気配があるからでしょうね。
  捨て置かれているという雰囲気はまったくありませんもの。
  大切にされている様子が、寺全体から伝わってきます。
  
  いつかはと願う東国の仏像。
  季節のいい時期しか無理と思っていましたが、冬でもアリなんですね。
  でも寒そう。
  気温はどのくらいなんでしょ？
  

  kevizooさん からの返信 2010/02/05 22:21:02

  RE: 山寺の冬

  ゆうこママさん，こんばんは＾−＾
  
  ご訪問＆コメントありがとうございました♪
  
  雪の風景のお寺は初めて行きましたが，何か心が清らかな気分になれました。
  雪は周囲の音を吸収するといいますから，静寂さが心地よかったです。
  私たちが行った日は比較的暖かくて，気温２〜３℃といったところでしょうか。
  
  仏像ラブのゆうこママさんもぜひ訪れてみてください。
  春夏秋冬，どの季節もその雰囲気を味わうことができると思いますよ。
  
  ではでは。kevizooでした。

• ぱぶさん 2010/01/17 09:20:56

  雪の立石寺、ステキです！　（*^_^*）

  kevizooさん：
  
  ぱぶさんサイトへのたびたびのご訪問有難うございます。
  
  天童に２年住んでいた頃、山寺には何度か行きました。kevizooさんの
  今回の雪の景色もステキです。一票入れさせていただきました。
  
  タイプ変換でぱぶさんも良く漢字が間違うのですが、ここでの
  ”降伏”はきっと”幸福”なのでしょう。大切な文字ですので、
  幸い簡単に編集･修正のできる 4tra ですので、直されたらと
  カキコしました。　よろしくお願い致します。　m(__)m

  kevizooさん からの返信 2010/01/17 11:57:56

  RE: 雪の立石寺、ステキです！　（*^_^*）

  ぱぶさん，こんにちは。
  
  ご訪問＆ご投票＆コメント誠にありがとうございました＾−＾
  
  冬の山寺は，空気がとても澄んでいて清々しい気持ちでした。
  また別の季節に訪れてみたく思いました。
  
  ぱぶさんは以前は天童にお住まいだったのですね♪
  山形は自然や温泉はもちろん，歴史を感じさせる所がたくさんあって何度でも訪れてみたい場所です。
  同じ東北地方の素晴らしい場所をたくさん探す旅をこれからも楽しみたいと思います。
  
  そして…ご指摘ありがとうとざいました。
  そうです，「幸福」です。大切な文字ですね。
  「降伏」したら「幸福」にはなれません。。。
  文章の隅々まで目を通してくださったぱぶさんのお心遣いに感謝です。
  
  ではでは。
  kevizooでした。