2009/11/22 - 2009/11/22
2267位(同エリア2581件中)
アスティさん
2日目は美ら海水族館に行くと決めていた。
ただ、行き方。
レンタカーを借りようかとも思ったのだが、家でも月に1回くらいしか運転しないし、ナビを使うこともない近所の買い物程度。
知らない土地で一人で、しかも天気が悪い予報だし…という事で、バスツアーに参加することにした。
食事等は付かない、ただ連れて行ってもらうだけのツアー。
けれど、バスガイドさんが付いていた。
…彼女のガイドで、自分が頑な(?)に沖縄から逃げていた理由がわかった気がした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
美ら海水族館と琉球村、そして古宇利島。
行きたかった場所が全部入っていたバスツアー。
本当は今帰仁にも行きたかったが、それは諦めよう。
行く道すがら、ガイドさんが沖縄について色々話してくれた。
沖縄を語るのに外せないもの、米軍基地。
米軍基地内の建物の建設から運営、彼らの生活すべてが日本政府の「思いやり予算」で賄われている事。
射撃演習の流れ弾、戦闘機の墜落事故、様々な危険がうちなーんちゅに降りかかっている事。
……沖縄にとって、戦争はまだ終わっていない。 -
古宇利島です。
お約束の橋に差し掛かった、あの写真は、バスの中からは無理でした…。 -
橋の下から。
天気予報では雨でしたが、曇ってはいるものの、雨は降ってはいません。
ガイドさん曰く、「沖縄の天気予報はあってないようなもの」だそうです。
雨が降ると言っても降らないし、晴れると言ってもいきなり降ったりするらしい。 -
海を見ながら、バスの中でガイドさんが語ってくれた話をずっと考えていました。
そして、自分が何故沖縄を敬遠していたのか、ちょっとわかった気がしました。
やまとんちゅとして、沖縄に対して少なからず引け目があるのだと思います。 -
曇り空だけど海が青ーい。
晴れていればもっと綺麗なんだろうなあ…。
大好きなアーティストの杉山清貴(年ばれる…)の歌で、「OKINAWA IN MAY」という歌があります。
それに「愛する君の街沖縄が、日本に戻った5月の事…」という歌詞があるのですが、勉強不足の自分は、琉球王朝がなくなり、日本の属国(言葉が悪いですが)になった時の事だと思っていました。
それを「日本に戻った」とは、なんとも傲慢な…と思っていたのです。 -
浜は砂ではなくサンゴの欠片。
目が粗い(なんて程度ではないですね)ので、水が濁る事なく、素晴らしい透明度なのですね。
しかし、その歌詞の意味は、敗戦によって米国に占領されていたこの島が、アメリカ合衆国の沖縄州、などといわれていたここが、日本国沖縄県に戻った日の事をうたっていたのだと知りました。
そうなるまでに、うちなーんちゅはそれはひどい目に遭い、苦しい思いをしてきていたということもその時、初めて知りました。
……恥ずかしい。 -
やっぱり、ピーカンのお天気の時に、もう一度、自分で車で来て思う存分楽しみたいなあ…。
たくさんのうちなーんちゅが日本に戻りたいと思い、立ち上がった事で沖縄は1972年5月15日、沖縄は日本に返還されました。
…でも本当は、うちなーんちゅはやまとんちゅに対して、どう思っているんだろう。
日本政府が戦争のために築いた軍事施設に米軍がそのまま駐留した。
日本で唯一地上戦の場となった沖縄に、日本政府は未だ多くの事を押しつけている。
そう思ったら、沖縄の地を踏んでいる自分が本当にここにいていいのか分からなくなってきて。 -
こんな綺麗な海だけど、全然綺麗じゃないものも、たくさん見て来たんだ。
普天間基地や嘉手納基地、キャンプシュワブ。
今、ニュースでよく耳にする。
東京にいる時にはどこか人ごとみたいに聞いていた。
今の沖縄の状況を生み出したのは、間違いなく日本政府なのに。
やまとんちゅ達なのに。 -
戦争を知らない世代だけど、漠然と日本は被害者だと思っていられた。
自分達は責められる立場じゃなく、責める立場だと。
(それも間違っているとは思いますが)
けれど、沖縄の話を聞いて、うちなーんちゅに対しては我々やまとんちゅは加害者なのではないだろうかと。
責められる立場なのではないのだろうかと。
そう、思った。
そうしたら、海が大好きで南国も大好きな自分が沖縄から目をそらしていた理由がわかった気がした。
沖縄に対して、引け目を感じている。
うちなーんちゅが我々をどう思っているのか、考えるのが怖い。 -
…なんて、色々な事を考えてしまったのですよ。
次回沖縄に行く時はもっといろいろちゃんと勉強して、いっぱいいっぱい考えて、南部の戦争記念碑等もしっかり巡りたい。
…嫌なことから目をそらさずにね。
つうか、手前のスリップ痕が怖いんですけど。 -
そんなこんなで、やってきました海洋博公園。
本日のメインイベントです。 -
そして美ら海水族館。
ジンベイザメに会えるー!! -
美ら海水族館からも綺麗な海が望めます。
-
海に行きたい!!
でも、まずは水族館から! -
入ってすぐに、ヒトデやナマコたちがお出迎えしてくれます。
ここの子たちは触ってもOK。
ナマコはサイパンで嫌というほど(笑)触ったので、ヒトデを。
もっとカッチカチかと思ったけど、そうでもなかった。 -
水槽の中、コマイ魚達が微動だにせず漂う。
…生きてるのか…? -
水槽をお掃除中。
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サメだ!
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ナポレオンフィッシュもいます。
でかいなあ。 -
差し込む光が幻想的な雰囲気を醸し出していました。
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カサゴ。
ちょっと絵画的で幻想的ないい写真が撮れたんじゃないかと。(笑) -
にょろにょろ。(違う)
ガーデンイール?
チンアナゴ?
ニシキアナゴ?
どれだったか忘れたけど、サイパンダイビングの時にも見たな、コレ。
初めて見た時は超ビビった。(笑) -
イソギンチャク。
…だと思う。(苦笑) -
そしてやってきました!
巨大水槽!
まるでスクリーンというか、一幅の絵のよう。
ブルーが綺麗。 -
マンタ(イトマキエイ)も泳いでいます。
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そして第一の目的、ジンベイザメです。
イルカの次に、一緒に泳ぎたい子。 -
マンタ3兄弟。(違う)
-
3匹編隊で悠々と泳ぎ去っていきます。
マンタも3番目に一緒に泳ぎたい子。 -
でも、ジンベエと一緒に泳いだら吹っ飛ばされそう。
ハンマーヘッドとも泳ぎたいけど、これはちょっと怖いので無理。(笑) -
真下からジンベエを見上げて。
やっぱデカイ。 -
後はさらーっと流して(笑)そろそろお昼にしましょう。
3連休の中日、しかも日曜日。
海洋博公園の中にはレストランが一軒しかなく、後は軽食がとれるカフェが2,3軒あるのみ。
絶対激混みで入れないだろうと予想、前日にお弁当(といってもこんなんですが)を用意しておきました。
スパム油味噌おにぎりと卵サンドとさんぴん茶。 -
美ら海が臨めるあずま屋で頂きます。
吹く風が気持ちいい。 -
食後、マナティ館とかイルカプールとか、魅かれる場所がたくさんあったんですが、我慢できずにビーチに向かいます。
青ー!! -
まだ雲はありますが、段々日が出てきました。
-
海に突き出た岩場まで行ってみる。
-
写真で見ると水が揺れちゃってわからないが、真ん中の青。
綺麗な可愛い魚が泳いでいた。 -
岩場からビーチを眺める。
やっぱり海が好きだなあ。 -
もう少し早い時期なら泳げたのに…と思っていたら、隣でパンツ一枚で海に入っていく男子。
年の頃、22,3かな。
はしゃぐ彼と、面白がる友人。
その隣でもう一人が冷静に「集合まで後10分だけど」
ツアーで来てたのかな。
まあ、こんな海見ちゃったら、集合時間なんてどうでもよくなっちゃう気持ちはわかる。 -
そんなこんなで、自分もお昼を合わせ、1時間近くも海でまったりしてしまう。
2時間半あった自由時間も後30分。駐車場まで遠いし、トイレにも寄りたいし、そろそろ戻らねば…残念だけど。 -
戻る途中、熱心に花の写真を撮っているカップルに遭遇。
思わず真似して撮っちゃいました。(笑) -
そしてお次は琉球村。
琉球の古民家が移築されていたりして、民俗村のようなテーマパーク。 -
那覇大綱引きの大綱。
一度見てみたい。 -
ここは旧仲宗根家。
お母さん達が歌を歌いながら機織りをしていました。 -
仲宗根さんちの外観です。
-
キジムナーの家です。
微かに見えるオレンジ色の頭(?)がキジムナー? -
多分(苦笑)玉那覇家。
さーたーあんだぎーをおばあが売っていました。 -
神アシャギ。
御嶽(うたき)の近くには、祭屋を設けている場合が多い。
神女達が御嶽へ御祈りしたり、神歌を謡ったり、神酒のふるまいを受けたりする場所とのこと。 -
と、ここで広場(アシャギという事になるのかな)に人垣。
そういえば、ショーがあるってガイドさんが言ってた。 -
琉球王国の王様と王妃様に踊りを披露する、という設定。
-
獅子舞を操る(?)のはどこか間の抜けた道化師のような男。
獅子舞も、正月に良く見るあれに比べると全く迫力はないが、大らかでかわいくてひょうきんで。
沖縄っぽい。 -
マミドーマ。
庶民の舞踊で、鍬や鎌などの農作業具を手に踊る。
おばあが可愛い。 -
そして。
まさか、ここで見られるとは思ってなかったのでうれしかった。
エイサー。 -
めっちゃカッコイイ。
エイサーの時の写真の量が半端じゃない。(笑) -
男性だけかと思っていたら、女性の姿も。
重い(だろう)太鼓を持って踊るのは、体力いるだろうなあ。 -
最後は観客も一緒になって踊ります。
「その時に一升瓶を頭に乗せたおばあがいるので見つけてください」
ガイドさんの言葉通り、おばあが!
彼女に教えてもらってなかったら、逸早くおばあを写真に撮れなかった。 -
だってやっぱり大人気で。
みんな、踊りそっちのけで、おばあと写真を取るのに夢中。
おばあ、引っ張りだこ。 -
最後に国王様達と記念撮影ができたんだけど。
長蛇の列(というのは大げさだが)だし、まだまだ半分も見てないので撮影は断念。
こっそり隠し撮り(?)。 -
旧島袋家。
島袋さんて、沖縄に多い名字ですよね。 -
旧西石垣家。
焼き物の色付け教室をやっていました。
(受け付けは終わってしまっていたっぽい) -
ガイドさんがお勧めしていたサトウキビジュースを頂く事に。
おばあが、機械でその場で絞ってくれる。 -
最初の感想は「甘っ」。
そんで「青臭っ」。
でも、嫌いじゃない。
普通に美味しい。
ちなみに、ガイドさんは双子で、ガイドになる前は姉妹で軽トラにサトウキビを積んで、サトウキビジュースの移動販売をしていたらしい。
……それで、何故ガイド…?(笑) -
旧大城家。
こちらではお茶を頂けたみたいです。 -
シーサー。
でかい。
そして、なんだか非常に……間の抜けた……。
可愛いんだけどね。 -
製糖工場。
工場といっても、水牛がゆったりと回りながらキビを絞っています。 -
水車なんかもあったり。
この近くには、交代要員(?)の水牛さんもいました。 -
キジムナー発見!!
-
「ガイド付きってめんどくせえなあ」
そう思っていましたが、ガイドさんはバスの中だけで、後は本当に自由見学。
しかも、ここのガイドさんは普通のバスガイドさんとはちょっと毛色が違う。(まあ、ガイド付きバス旅行ってあんまりした事ないからわからないですが)
バスの中で琉球踊りを踊ってくれたり、絵本を読んでくれたり。
まだ新人さんだという事で、ちょっとカンペを読んだりもしてたけど(笑)すごく楽しかった。
また機会があったら利用したいと思う。 -
帰りはDFSで降ろしてもらって、まずはMaxValu牧志店へ。
色々仕入れてから国際通りのタコスやへ。
タコスとタコライスのセット。
んまーい。 -
本日のデザートはMaxValuで仕入れたじーまーみ豆腐。
もっちり、プルプル、ほんのり甘くて、んまーい!
どうでもいいけど、今日も国際通りでは無視されっぱなしだった。(笑)
まあ、MaxValuの買い物袋ぶら下げたオバサンが一人でぷらぷらしてたら、いくら国際通りといえども観光客とは思わないかもなあ…。
明日はどうしよう…。
玉陵、見てないんだよなあ…。
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