高遠の桜

2008/04 - 2008/04

　高遠城址の桜は有名である。コヒガンザクラ（小彼岸桜）という品種の桜であり、エドヒガンザクラ（江戸彼岸桜）とマメザクラ（豆桜）（またはキンキマメザクラ（近畿豆桜））の中間種、いわゆる交配種であるとされ、花はヒガンザクラに、葉はマメザクラに似ている。花弁がやや小ぶりで、やや赤みを帯びた濃いピンク色である。満開時には城山全体が濃いピンク色に染まり鮮やかである。高遠町は平成の大合併で伊那市になったが、依然地理的状況は変わることはなく、権兵衛街道と杖突街道がY字に交わった山の中にある。こうした交通事情の悪さから桜の時期には大渋滞に陥る。駐車場はほとんどが城山の麓の城下に設営され、2、30分の山道を登り切らないと桜の咲く城址には辿り着かない。何箇所かの入出場門（料金ゲート）が設定され、その門の中は花見の見物客でごった返す。特に橋の部分は大勢の人で大渋滞する。さらに雨上がりともなれば空堀などを通る小路は閉鎖され、人の流れはさらに澱み動かなくなる。満開時期の土日となれば前日に雨が降ろうが、当日晴れれば多くの花見客が訪れるのは必死である。しかし、砂を入れるなどの整備は行われず、小路は確保されない。小学校の運動会でも前日が雨でも、当日晴れればグランドの整備は行われ、運動会は無事に挙行されるものだ。しかし、この高遠城址では当たり前のことでさえ行われない。信州の観光地にはしばしば見られる「おもてなしの心」が欠けている事例であろうか。したがって、一度来た観光客の多くは、口々に、「高遠の桜見にはもう二度と来ない。」と吐き捨てる。「おもてなしの心」を欠いた桜の名所でも、桜の花がそれ以上に素晴らしければそれなりに満足でき、また来ようかとなるものだ。高遠城址内の藤原神社（新城神社）の社の前には1本の枝垂れ桜があり、記念写真の撮影スポットになっている。やはり、誰もが枝垂れ桜に気を引かれるのだ。そういえば、高田城址でも神社前の枝垂れ桜の前は記念写真の撮影スポットになっていた。いずれも同じだ。
　実は、高遠の町には枝垂れ桜もある。薬師堂の桜だ。人もまばらで素晴しい桜が満喫できる。
　高遠の桜で唯一感心できることは、手を抜かないで書かれるホームページがあることだ。「高遠の桜」ホームページ（http://www.h5.dion.ne.jp/~hanami/）だ。毎日の高遠の様子が伝わってくる。
高遠でもヘリコプター遊覧飛行で空から桜を見られる。夜間遊覧飛行のプランも実施しているようだ。「城址公園よりも伊那市街地の夜景が綺麗でおすすめでした！」というコメントも掲載されている。一度は乗ってみたいものだ。
（表紙は高遠薬師堂の桜）

エリア 伊那(長野)

湖畔駐車場の桜。

湖畔駐車場の桜。

湖畔駐車場の桜。

湖畔駐車場から向こうに見える桜。

高遠城址公園へ向かう道中の桜。

高遠城址外の桜。

高遠城址外の桜。

高遠城址外の桜。

高遠城址外のダム湖。

高遠城址の桜。

高遠城址の桜。

高遠城址の桜。

高遠城址の桜。

高遠薬師堂手前神社の桜。

高遠薬師堂手前神社の桜。

高遠薬師堂手前神社の桜。

高遠薬師堂手前神社の桜。

高遠薬師堂手前神社の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

勝間マレットゴルフ場（高遠薬師堂上）の桜。

勝間マレットゴルフ場（高遠薬師堂上）の桜。

勝間マレットゴルフ場（高遠薬師堂上）の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂上手の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂の桜。

墓地から見た高遠薬師堂の桜。

墓地から見た高遠薬師堂の桜。

高遠薬師堂横墓地の桜。

高遠薬師堂横墓地の桜。このお墓が気に入ったので、ここでお弁当を広げて頂きました。

高遠薬師堂横墓地の桜。

高遠薬師堂横墓地の桜。

高遠薬師堂横墓地。

高遠薬師堂横墓地。

高遠薬師堂横墓地の桜。

高遠薬師堂横墓地の向こうに広がる桜。