2009/10/28 - 2009/10/28
164位(同エリア351件中)
シベックさん
開園間もないころ何度か通った可児市の花フェスタ記念公園へ10数年ぶりで行ってきました。今、秋のバラが見頃。昔から多治見IC経由で、東ゲートからの入場ばかり。今回も昔のように東ゲートを目指しました。後で知ったのですが、以前はなかった東海環状自動車道の可児御嵩ICからが近かったようです。今回入園の主な目的は、楽しみにしていたターシャの庭でした。
写真は、ターシャの庭に建つターシャの家のテラス。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
自然木の柵
花フェスタ記念公園の世界の
バラ園の一角に、
ターシャの庭がありました。
整然としたバラの花壇から一変し、
異様とも思える
自然風の庭が現われました。
これこそ、ターシャ・テューダーさんの
哲学を実践している
日本版・ターシャの庭。
ターシャの庭は、こんな自然木の
柵で囲まれていました。
花木や草花、雑草までが
のびのびと育つ草原のような庭。 -
ターシャの小屋
世界のバラ園から見たハウスとターシャの庭への入り口附近。
花フェスタ記念公園のターシャの庭は、日本の「ターシャクラブ」の皆さんが、アメリカの人気絵本作家でガーデナーでもあったターシャ・テューダーさんに憧れて作った庭です。 -
咲き乱れる秋の花
小菊やクジャクソウ、ノコンギク、
赤いミニバラが咲く庭。
秋咲きの花が溢れていました。 -
椅子のあるコーナー
木の看板に、ターシャ・ガーデンの表示。
スローライフを実践した
ターシャさんの生き方に、
世界の多くの人々が共感を覚えました。
そんな彼女の愛する庭を
和風にアレンジし再現したものが、
この日本版・ターシャの庭だそうです。
ターシャクラブ
「ターシャの庭 in GIFU」は、
下記で・・
日本版ターシャ・テューダーの世界 Web:
http://www3.plala.or.jp/gardengifu/index.html -
西の庭の小路
カーブを描いて流れるように
敷き詰められた
焼き過ぎ煉瓦の小路。
家の北側をぐるっと半回りし、
ターシャの家に
行ってみようと思います。 -
ベンチのコーナー
赤いガーデン・パラソルの
ある快適空間・・。
秋色になじんで見えます。 -
小鳥の餌台
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紫色の小菊
日蔭から顔を出して咲くノコンギク(野紺菊)。
ターシャの家の北側に咲いていた。 -
椅子のある東の庭
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ターシャの家・入口
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焼過煉瓦と枕木
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玄関を飾る小物
ログハウスの家の壁には、
絵の描かれた板やリース、水瓶。
草花が植えられた
廃物利用の花車などがいい雰囲気・・。
春は、きっと
花いっぱいの玄関なのでしょう。 -
室内はショップ
ところ狭しと並べられた
ターシャの絵本や小物などの
売り上げは、
ターシャの庭やこの家の
管理費として
使われているそうです。 -
開き窓とターシャの絵本
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor)は、
1915年8月28日に生まれ、
アメリカの絵本画家で挿絵画家、
園芸家(ガーデナー)、人形作家だった。
自然に恵まれた片田舎で
スローライフな単身生活を送り、
2008年6月18日に
自宅で家族や友人に囲まれて
92歳で亡くなった。 -
木質の内装と並ぶ小物
窓辺にずらりと並ぶ沢山の絵本・・。
ターシャさんの描く絵は、
アメリカ人の心を表わす絵だと言われ、
クリスマスカードや感謝祭、
ホワイトハウスの
ポスターなどに使われているとか・・。 -
室内の奥から・・
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流しのあるコーナー
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テラスでいねむり・・
近所の飼い猫が毎日遊びに来るそうです。
ターシャのミノーのようだと言われているとか・・。
頭を撫ぜてみましたが、目を開けてはくれませんでした。
この場所が気に入っているようです。 -
パーゴラのあるポーチ
16時半になると、庭先のポーチでお茶を飲むのが日課だったターシャおばあさん。日記代わりに周りの草花や動物達をスケッチしたそうです。
写真だけでも楽しめるターシャ・ファミリー(英文)
Tasha Tudor and Family Web:
http://www.tashatudorandfamily.com/ -
北の窓辺
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手ずくリ小物が並ぶ
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テラスの壁飾り
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庭園の花車
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ターシャの家・東側
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植物のからまるテラス
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テーブルの小鉢
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手押しポンプのある庭
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年代物の園芸グッツ
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自然石や煉瓦塀に囲われたコーナー
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自然風の庭園
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錆びたブリキのジョウロ
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斑点のあるピンク花
秋に咲くホトトギス(杜鵑草)の花。
ユリ科の多年草。
同じ名前の鳥もいて、ややこしい。
ホトトギスの名は
花弁の斑点と鳥のホトトギスの胸にある
斑点とをかけて名付けられた。 -
野菊が咲く小路
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蜜を集める蜜蜂
白花のノコンギク。
交雑で変種も多数存在・・。 -
庭から見るターシャの家
57歳になったとき、思う存分に
庭造りをするためにバーモント州南部の
小さな町はずれのマールボロに移り、
19世紀頃の開拓時代スタイルの
スローライフな生活を実践された。
約30万坪の広大な土地には、
年季の入った古びた家風に建てられた
ターシャの家が建っている。
この家は、家具職人の長男セスが
母親ターシャの望む18世紀の建築を研究し、
たった1人で造りあげた。 -
淡紫の小菊・ノコンギク
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野石の積まれた休憩所
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赤紫色のサルビア
メキシカンブッシュセージ。
アメジストセージとも呼ばれる。
シソ科サルビア属、メキシコ原産。
秋おそくに咲く
花は柔らかい毛に包まれ
ビロードのような感触の花。 -
小菊・クジャクソウ
枝を四方に広げ咲く小花の花。 -
ヒマワリのような花
濃い黄色の花弁を開く、ルドベキア。
元気そうな鮮やかな花・・。 -
茎の曲がった花1輪
苦労してやっと花をつけた
ウインター・コスモス。 -
眩しい黄花コスモス
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野性味溢れる庭
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紅葉するヘンリーヅタ
中国原産でブドウ科の落葉植物。
蔓性で巻きひげを吸着させて伸びる。
6月〜8月ごろ、
目立たない黄緑色の花を咲かせる。 -
淡いピンクのフジバカマ
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ホトトギス・・1輪
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白花のゲンノショウコ
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ゲンノショウコの実
種を弾き飛ばした後は、神輿の屋根のような形になるサヤ・・。ミコシグサとも言われます。
花は上の写真のゲンノショウコ。薬草です。 -
クラゲを思わせる実
キンミズヒキ(金水引)の実。
バラ科の多年草。
葉っぱはバラににている。
夏〜秋、日当たりの良い野原や、
野趣溢れる庭や林で見かける。
別名は、くっつき虫、雑草。
子供たちが服にくっつけ遊ぶ・・。
細茎に、黄色の小さな
五弁花を穂状に咲かせる。
草姿が、別科の
ミズヒキ(水引)に似ており、
花が黄金色に見えることから、
名付けられた。 -
バラのアーチ
-
白い帽子・タンポポ
-
濃紺の丸い実
ヤブラン(薮蘭)、ユリ科。
秋に紫色の小さな花を穂状につける。
別名は山菅(やますげ)。 -
紫色の秋桜
-
紫色のビロードをまとた花
アメジストセージ。 -
太陽に向い咲く
ウインター・コスモス。 -
逆光に輝く紅葉
初夏に白い花を咲かせ、晩秋に
赤い実をつけ紅葉する
ガマズミ(莢迷)のようです。
この木には実がなかった。
燃えるような赤い葉が綺麗・・。
葉は、個体によって
変異が多いらしい・・。 -
招かざる客
花を撮っていたら突然飛来した黒い蜂・・。黒にオレンジ色の紋は猛毒の危険な蜂。そっとバック・・。
夏、蜘蛛を狙い、人間も襲うオオモンクロベッコウバチににているものの、花には来ないはず・・。
後で調べると、キオビツチバチのオスと判明。地中にいるコガネムシの幼虫を探し、土を掘り、幼虫に針を刺して麻痺させ、卵を産みつけるという寄生蜂でした。名は、黄色の帯を付けた蜂の意味。 -
傾いた巣箱
一日の大半を草花の手入れに費やし、
自給自足の
スローライフな生活だったターシャさん。
近くに住んでいる長男セスが
高齢の母親を気遣って、
毎日のように訪ねてきては、
水遣りや買い物、力仕事などを手伝い
母の暮らしを見守っていた。 -
赤紫の小菊
ユウゼンギク(友禅菊)。
北アメリカ原産の多年草の菊で、
ヨーロッパで改良されたもの。
ターシャの庭の出口付近に咲いていた。 -
ターシャの庭で・・
ターシャの庭の出口附近に咲く、
大輪で淡いオレンジ色のバラ。
名前は、ジュ―ド ジ アブスキュー。
イギリスで1995年作出の花。
陽も西に傾いてきました。
そろそろ・・駐車場に戻ります。 -
ターシャの庭と出口門
綺麗に咲く花も目立たない雑草も、皆一緒・・。
質素でスローなライフ・スタイル。
久し振りにドキドキしたひと時でした。
季節をずらし、また来たい「ターシャの庭」でした。
〜end〜
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この旅行記へのコメント (6)
-
- あんみつ姫さん 2009/11/11 13:40:56
- 自然を愛するターシャさんの世界
- シベックさん、こんにちは。
ターシャさんのことは、TVで見たことがあります。
自然に囲まれ、ゆったりと生きていられた映像に記憶があります。
そして、何よりも、ターシャさん自身の優しさが、
あふれていた気がします。
シベックさんが撮られた、ターシャさんの世界。
「花には名前がある」という視点のようで、
細かな花まで、名前を上げられ、自然への慈しみが感じられます。
そこ、ここ置かれた、古いイスやじょうろなど…
時がゆっくり流れている感じですね。
今は枯れ初めている葉や木々は、
その季節になると、庭にきれいな花などが咲くのでしょうか。
秋のあたたかな日に癒される1場面です。
- シベックさん からの返信 2009/11/11 23:16:35
- RE: 自然を愛するターシャさんの世界
- あんみつ姫さん、こんばんは!
ターシャの庭・日本版を見てくださり、書き込みと投票ありがとうございます。
>ターシャさんのことは、TVで見たことがあります。
自然に囲まれ、ゆったりと生きていられた映像に記憶があります。
そして、何よりも、ターシャさん自身の優しさが、
あふれていた気がします。
私もTV放映で何度か見ました。
ご自分の思うようにのびのびと過ごされてご満足だったことでしょうね。
あのようなライフスタイルは憧れです。
>シベックさんが撮られた、ターシャさんの世界。
「花には名前がある」という視点のようで、
細かな花まで、名前を上げられ、自然への慈しみが感じられます。
ありがとうございます。
僅かですが、花を育ててもいますので、ターシャさんの気持が少し分かります。
>そこ、ここ置かれた、古いイスやじょうろなど…
時がゆっくり流れている感じですね。
今は枯れ初めている葉や木々は、
その季節になると、庭にきれいな花などが咲くのでしょうか。
庭の小物は、演出だと思いますが、それでもいい感じの雰囲気が出ていますね。
今はもう冬枯れの庭ですが、春には花いっぱいになることでしょう。
また、時期をずらして行ってみようと思っています。
>秋のあたたかな日に癒される1場面です。
こちらの公園の目玉はバラですが、私にはターシャの庭のほうが気になる存在です。
花の少ない季節の旅記でしたが、楽しんでいただけて嬉しかったです。
シベック
-
- いっちゃんさん 2009/11/08 18:18:16
- 素敵な旅行記に
- シベックさん こんばんは
ターシャの庭 ワクワクして拝見いたしました。
ターシャ・テューダーさんをテレビで何回か見ました
ガーディナーとしての映像でした。
絵本画家で挿絵画家、人形作家は多くの花を愛する心が生かされていたようですね。
自然に恵まれた片田舎の自宅の庭はそれは見事に・・
シベックさんの旅行記もターシャの意思がこもっているような
素敵な旅行記になっていて見入ってしまいました。
秋の花々も中身の濃い紹介にターシャの庭に相応しいストーリーに・・
見事でした。
一票では足りませんがポチッです。
いっちゃん
- シベックさん からの返信 2009/11/08 23:47:40
- RE: 素敵な旅行記に
- いっちゃんさん、こんばんは!
> ターシャの庭 ワクワクして拝見いたしました。
> ターシャ・テューダーさんをテレビで何回か見ました
> ガーディナーとしての映像でした。
私も同じで、テレビで何度も見ました。ハイビジョンで見る映像は綺麗で迫力がありましたね。
> 絵本画家で挿絵画家、人形作家は多くの花を愛する心が生かされていたようですね。
良い家柄のお生まれだったようですが、社交界は苦手だったようで、何度も会場を脱走されたとか・・。
自然と共に生きられることが性に合っておられたようで、お母さん手ほどきの絵を糧にご活躍だったようですね。
自分の思うとおりに生きられ、いい人生を送られたことだろうと羨ましく思います。
> 自然に恵まれた片田舎の自宅の庭はそれは見事に・・
> シベックさんの旅行記もターシャの意思がこもっているような
> 素敵な旅行記になっていて見入ってしまいました。
> 秋の花々も中身の濃い紹介にターシャの庭に相応しいストーリーに・・
> 見事でした。
ありがとうございます。
300坪と30万坪の庭園の差はあれ、花フェスタ公園の日本風・ターシャの庭の造りも
ターシャの哲学を再現した素晴らしい庭だと思いました。
> 一票では足りませんがポチッです。
嬉しいです!ありがとうございます。
この日はかなり気持ちが高ぶっていました。
今日は、毎年1回の「京都に集まれ!」の号令で京都の宿です。
宿のPCをお借りし、お返事させていただきました。
シベック・京都より
-
- ちょめたんさん 2009/11/07 23:56:26
- シベックさん今晩わ
- 深まる秋のターシャの庭に行かれたのですか〜!秋の花々!!いっそう雰囲気が出てますね先日もターシャ・テューダー最後のことばを読んだばかりです
「思うとおりに歩めばいいのよ 」「今がいちばんいい時よ」 いつも素敵な言葉を聞かせてもらいましたが今回も
「暮らしに喜びを見出そうとすればきっとより良いものになる」って素敵な方だったのでしょうね少しでもターシャの考えに近づきたいとは思うのですが文句ばっかり言ってます(*゚m゚*)
- シベックさん からの返信 2009/11/08 23:20:29
- RE: シベックさん今晩わ
- ちょめたんさん、こんばんは!
ご訪問、お気遣いありがとうございます。
> 深まる秋のターシャの庭に行かれたのですか〜!秋の花々!!いっそう雰囲気が出てますね先日もターシャ・テューダー最後のことばを読んだばかりです
そうですか!それは素晴らしいですね!
ターシャさんは、いい言葉をたくさん残されていますね。
わたしは、NHKのハイビジョンばかりですが、今度本を読んでみたいと思っています。
> 「思うとおりに歩めばいいのよ 」「今がいちばんいい時よ」 いつも素敵な言葉を聞かせてもらいましたが今回も
> 「暮らしに喜びを見出そうとすればきっとより良いものになる」って素敵な方だったのでしょうね少しでもターシャの考えに近づきたいとは思うのですが文句ばっかり言ってます(*゚m゚*)
「楽しみや、喜びは自分で生み出すものよ!」などといった言葉もあったかと・・。
以前、何度かちょめたんさんのBBSにお邪魔していました。
ROM専門でしたが・・ユニークなコメントを楽しく拝見しておりました。
これも人生を重ねられたちょめたんさんからだと思います。
これからも、どうぞ良い旅を続けられますように・・。
シベック・京都にて
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