2009/10/20 - 2009/10/20
157位(同エリア417件中)
ぬいぬいさん
今年も仕事でお客様43名をお連れしての旅行の添乗で、2泊3日で新潟・山形の旅に行ってきました。
と言っても私、旅行会社の本物のツアコンではありません。
日頃よりお世話になっているお客様をお連れしての接待役の責任者として旅のお世話をする役回りです。
昨年の京都・奈良と比べて人気がなかったようで、今年は10名少なかったこともあって、お世話役の社員の同行も一人減らして5名。
団体旅行の責任者として朝から晩まで始終あわただしく走り回っていましたが、そんな中でも、しっかり旅を楽しんできました。
今回は4トラの日本地図を2ヶ所黄色く塗りつぶすこともでき、普段の貧乏旅行ではまず泊まることのない高級旅館に宿泊し、温泉三昧、昼食も行く先々の高級料亭と、プライベートな旅では全く味わうことのできない贅沢を味わってきました。
大変な役回りの分だけ役得もないとやってられませんよね。
まずは新潟から村上,温海温泉の旅の初日を紹介します。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 徒歩
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新横浜を7時40分に出発した一行は東京駅で上越新幹線に乗り換え10時30分に新潟駅の到着。ここからバス2台に分乗して最初の目的地村上へと向います。
12時頃村上に到着。
村上と言えば、最近JRの大人の休日倶楽部の吉永小百合さんのCMで話題の場所ですね。
まずは、250年続く老舗料亭の能登新で鮭づくしの昼食を。 -
村上の町を流れる三面川は、鮭の遡上する川として有名で、江戸の頃より鮭の漁が行なわれ、明治に入ると養殖が行なわれ、現在も鮭料理が名物となっているそうで、今日のランチはこちらで鮭づくしの御膳(3150円)をいただきました。
いくらもついて、お膳に乗せられた料理すべてが鮭づくし。
お味も大変おいしゅうございました。 -
軒先に吊るされミイラ化した鮭
これは、酒びたしの材料となる2年越しに乾燥させた塩引き鮭。
身の部分を薄くスライスして酒に浸して食べるのが酒びたしで、水分の抜けたスモークサーモンを醗酵させたような独特の味がしました。
これって 酒のおつまみには最高ですね。 -
2年も干されたミイラ化した鮭、恐ろしい形相になりますね。
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村上では鮭のことを「イオボヤ」と呼んでいて、新巻き鮭と違って、腹の部分を一気に開かないで、途中の部分の皮を残した二段腹製法という開き方をしています。
これは、切腹を嫌った城下町村上の伝統製法だそうです。 -
昼食を終えて、最初の見学先のおしゃぎり会館へと向います。
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ここは村上大祭の山車、村上の歴史資料を展示している村上市郷土資料館で、村上大祭で曳き回す「おしゃぎり」を展示していることから おしゃぎり会館の愛称で呼ばれています。
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おしゃぎり会館の隣にある若林家住宅。
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二百数十年前にこの地に建てられた、村上藩の物頭役150石の中級上位の武士の武家屋敷です。
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曲屋造りの かやぶき平屋建てで 典型的な中級武家住宅の特徴を有しています。
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こちらにも軒先に塩引き鮭がぶら下がっています。
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吊るされた鮭のお腹をよく見てください。
真ん中に皮の残された部分があって上下に2ヶ所割かれて八の字のように開かれています。
これは切腹を嫌った武士のこだわりのなせる業だとか。 -
建物の裏手にはきれいに手入れされた庭がありました。
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部屋割が細かく、土間が狭いことなど間取りに武家屋敷の特徴が現れています。
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築後200年を越える建物のため、老朽化が激しく昭和61年から3年がかりで、一旦全部解体して復旧工事を1億をかけて実施して今の姿になっているとか。
古い建物の改修工事って、意外にお金がかかるものなんですね。 -
こちらは鶴の形の松
手入れするの大変そうですね。 -
こちらは這うように地面に沿って低く広がる亀の形をした松。
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別棟のかわやの屋根には錘の石が乗せられています。
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隣にある建物は、明治40年に建築された旧村上銀行本店
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後に第四銀行村上支店となって銀行の店舗として使われてきましたが新築に伴い、村上市に寄贈され、向いの学校のグランドを抜けて曳家されてここに移築され、現在は三の丸記念館として内部を改装し、市民活動の場となっているそうです。
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団体旅行ゆえ、趣きある城下町のまち歩きをすることもできず、後ろ髪を引かれつつ宿泊地の温海温泉へと向いました。
村上、私好みの町だっただけに、まち歩きができず残念・・・ -
日本海の海沿いをひたすらバスは走り続けます。
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日本海のイメージって、まさにこんな感じ
暗くどんより曇った空に、打ち寄せる荒波 -
途中道の駅でトイレ休憩
雲の隙間から太陽の光が漏れる姿は、なにか幻想的 -
歩道橋の上の展望台のネットの手摺には、無数の南京錠がブラさがっています。
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きっとここに鍵をぶら下げたカップルは必ず結ばれるとか、そんな都市伝説があるのでしょうね。
おっと ここでは都市伝説とは言わないか? -
正面にうっすら見える島は、粟島。
島には地下水が出ないそうで、こちらから海底を通って水道管が敷設され、水を供給しているとか。 -
天候には恵まれず、横浜を出た時は20度を越える暖かな陽気でしたが、新潟に着いてからは、こんな曇り空で、今は雨がやんでいますが、降ったりやんだりの状態が続いています。
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波の表面に浮いたちょっと黄ばんだ泡の固まりは、波の華と呼ばれ、これが海からの強風で空中に舞い上がり、雪のように降り注ぎます。
実際に翌朝その姿を見ましたが、なんともいえない光景でした。 -
それにしても日本海、暗いイメージですね。
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今日の宿泊は、あつみ温泉 たちばなや
温海温泉でも高級温泉ホテルに分類されていて、プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選にも、今年は堂々総合12位にランクされている人気ホテルです。 -
早めの宿への到着で、宴会開始まで2時間あり、ゆっくり温泉を楽しむことができました。
今晩の料理はこれ。
山形なのでメインは米沢牛を期待していましたが、出てきたのは庄内豚のしゃぶしゃぶ -
海が近いので海の幸満載
歓迎の文字の紙に包まれた中にはさわらの焼き物
これはうまかった。
このあと宴会は大いに盛り上がりました。 -
翌朝朝風呂に浸かった後は、朝食
ブッフェ方式でなくお膳に並んだ和朝食
いつもはパン等なのですが、旅館に泊まるとやっぱり和食がいいですね。
まだ市場に出回っていない山形の新しい品種の米
名前を忘れてしまいましたが、なかなか美味しいご飯でした。 -
昨日は2次会、3次会とお客様とのお付き合いがあったので夜遅くまで飲んでいてホテルを出ることがなかったのですが、何もありませんね。
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少しだけ紅葉が始まっているようです。
さあ、旅の2日目のスタートです。
今日のメインは最上川舟下りです。
つづく
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この旅行記へのコメント (2)
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- 義臣さん 2009/10/25 11:05:20
- 村上市
- あー折角の村上の街 ツアーでは仕方ないですね、
個人的には大好きな町で、
特に「村上大祭」観光客も少なくて
オシャギリの美しさ 優雅さ 人をもてなす心を持つ村上の大フアンです。
夕日も綺麗と聞いてますが。
それはまだ。。 義臣
- ぬいぬいさん からの返信 2009/10/25 22:13:12
- 団体旅行の世話役ゆえ・・・
- 義臣さん こんばんは
義臣さんの村上の旅行記見せていただきました。
村上大祭 いいですね
見てみたいものです。
村上の町並みをバスの車窓から眺めていて、私好みの町並みに素通りするのがもったいなくて・・・
今度ゆっくり歩いてみたいものですね。
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