2009/09/06 - 2009/09/06
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Kurapiさん
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大阪市が何や知らんけど新しいイベントを立ち上げたらしい。
通勤に使ってる京阪沿線エリアがメイン会場ってことで気になってはいたのですが、お役所仕事の弊害か、どーも宣伝が巧くなくって何がどう展開されてるのかよくわからない。
「どーしよっかなー」と思ってたところ、
現代アートに関心が高い友人のマキちゃんが素敵なプランを練ってくれたので、乗っかってみました♪
●水都大阪2009公式サイト http://www.suito-osaka2009.jp/
●水都大阪2009実行委員会 (会長 平松邦夫大阪市長)
●プロデューサー:北川フラム、橋爪紳也
●総合アドバイザー:安藤忠雄
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水都大阪2009は、中之島公園をを中心にした堂島川・土佐堀川周辺のエリアで現代アートの展示やワークショップなどを中心としたイベントを行っているもの。
姉がベルリン在中のアーティスト(現代美術作家)という環境に鍛えられてか、鋭い意見を物申すマキちゃんとともに、まずは「まちなか会場」で展開している「水都アート回廊」を巡ります。
(写真は大阪府立中之島図書館) -
「水都アート回廊」というのは、周辺のビルが現代アートが展示会場になってて、そこを巡るって趣旨のもの。
我々、まず「朝日新聞社ビル」会場を訪れたのですがそれはショボカッタので(アーティストさんゴメン・・・でもあれは会場側の朝日新聞社も悪いと思う)、つづいてコチラの写真の「日本銀行大阪支店」の扉の前にどーんと置いてある謎のオブジェへ。 -
↑と同じ作品を、反対側から撮った写真。
この作品名は【関係・大阪】。
水面に銅製の杖を立てるむなしさがどーたらこーたら…で水都大阪とそこに住まう人間との関係を表した…んだと…多分。
「どうせならこの黄色い水盤、この日本銀行の建物と調和する素材で作ったらよかったのにねー」とはマキちゃんコメント。現代アートは展示する場所とのリンクも重要なのかしら???
向かいに見えるのは「大阪市役所」です。 -
先ほど向かいに見えていた「大阪市役所」内に展示されているのがコチラ【ジャイアント・トラちゃん】。ヤノベケンジさんという大阪出身のアーティストさんの作品です。マキちゃんいわく、世界的にも割に知られたアーティストなのだとか。知らなかった・・・(汗)
・・・・胸に何かコックピットっぽいものがあるョ -
ジャイアント・トラちゃん、引いて撮るとこんな感じ。
「本当は火を噴く予定だったらしいよ〜」
「まじでー。そりゃ噴いとこうよう」
「スプリンクラーが作動しちゃうからさ、大阪市が真っ青になって止めたらしいよ」
「え〜っ、火と水の競演で素敵じゃん。市役所、体張っていこうよ!」
――とは大阪府民の勝手な感想。 -
ちなみに<ジャイアント>化するまえのトラやんがコチラ。ヤノベ作品の重要なモチーフらしく、会場のあちこちに出没。
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これは大阪市役所の別室に展示されてていた、安藤忠雄建築研究室(大阪大学)の学生による、中之島周辺の街の模型です。
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さて続いて、大阪市役所の裏手にある「大阪府立中之島図書館」へ。
・・・建物の左手奥に、謎の【森の映画館】という怪しい看板が! その下の入り口に入ると・・・ -
謎の山小屋(ミニサイズ)がありました。
「KID ONLY」の看板とともに、中では謎の映像が上映中。
「原爆が〜」「放射能が〜」と呟きつつチュドーンチュドーンと効果音つき。
「・・・・・・・うわぁダークだぁ(汗)」 -
続いて訪れたのは【京阪電車なにわ橋駅『アートエリアB1』】。こちらにはヤノベ作品がたっぷり展示されています。
・・・さっそく怪しいのが光ってるよう・・・ -
可愛い感じでトラやんが迎えてくれてるんですけどネ・・・
ハウルの動く城みたいなロボットで、中に乗り込んでレール上を動くことができるらしい。 -
他にも、トラやん一族が詰め込まれたノアの箱舟ならぬシェルター列車のようなものや、
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先程のとは別の。謎のロボットも展示。
ヤノベケンジ作品の特徴って・・・
大阪万博の影響・・・岡本太郎てき芸術は爆発+太陽の塔にインスパイアされた巨大ロボ愛+チェルノブイリ事故への恐怖
あれですよ『20世紀少年』と同じですよ〜〜 -
このトラやんが着てる黄色いやつ、「アトムスーツ」っていうらしいんだけど。
ヤノベさん自身がこれと同じスーツを着て、チェルノブイリの現場に行ったりするパフォーマンス(それも現代アート???)をしていたんだって。 -
トラやん観覧車もありました。。。
だいぶ、お腹一杯です。 -
会場にあった巨大絵本「トラやんの冒険」を読むと、アートへのアプローチはよくわからなくても、文字からなら多少理解しやすい私でも、ヤノベワールドに近づけました。・・・ちょっぴし、だけど。
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続いて訪れたのは北浜にある「大阪証券取引所ビル」のエントランスホールに展示されていた【気-森の水】という作品。
・・・・・・モロに逆光で、影になっちゃってるんですけどわかりますか?中央の、巨大な籠というか塔というか。
見あげていたら、水都2009のスタッフさんが寄ってきた。
「鳥取に住んでる作家さんでねー。鳥取の海に打ち上げられた木の枝を集めてこれを作ったんですよー」
「これは…魚を捕る魚籠とか罠をイメージしたんですか?」
とマキちゃん。確かにそんな形状です。あーだこーだと話をしていたら、スタッフさん、嬉しそうに一言。
「やー、このビルで働く人はこのオブジェの後ろにある、株価の電光掲示板しか見ないから寂しかったョ」
あと、関係ありませんがココ「大阪証券取引所ビル」の斜め向かいにある「北浜レトロ http://nakanoshima-style.com/topic/2007/01/post_64.html 」でケーキを食べようと思っていたのに、相変わらずの混みっぷりで断念・残念。 -
さっ、次の会場「適塾」へ。
適塾@緒方洪庵・・・みなさん一度は聞いたことありますよね〜。でもほら歴史の偉人を生み出した学び舎が、怪しいことになってますよ〜〜。 -
多分さっきの身投げっぽい人形も含めまして、こちら適塾に展示されている作品のタイトルは【茸的熟考】。またまた怪しいことに、この茸(菌類??)が適塾内のあちこちに寄生してるんですよ〜。
「『蟲師』って漫画に出てきそ〜」
「いや〜ほんまや〜」
不思議空間が大好きなワタクシ、この会場が一番テンション上がりました! -
キャイキャイ喜ぶ私達でしたが、
適塾を管理している人はアート作品を間借りさせてることにあまり良い感情を抱いてないみたいで、適塾に関する写真をネットなどに掲載するのはアウトと言われました。
なので、差しさわりのなさそうな写真のみ選んで載せてます。
そして適塾の管理人さんにすごく遠慮してる感じの水都2009のスタッフさん・・・私達にこっそり「他も見ました?」って聞いてきはりました。「ほぼ全部周ってますよ〜」って答えたらすごく嬉しそうでしたョ。 -
移動しましてコチラは「芝川ビル」。
大阪の北浜エリアにはこういう大正・昭和初期に建てられたレトロビルが多く残されています。1F辺りはリノベーションして店舗になってることも多いのだけど、基本、上階は事務所使いされてる(法律系が多い)ので普段は入りづらいのだけど今は特別。この建物屋上が会場となっているのです。 -
屋上にこんなアーチがあるって素敵。
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【関係-大阪】というタイトルで3作品が展示されています。
おや、この黄色は?――とピンと来た方スルドイ!
最初に紹介した【日本銀行大阪支店】と同じ作家さんの一連の作品のようです。
これは、北斗七星をイメージしているそう。 -
場所とマッチしてなんだか一幅の絵のようだったのがコチラ。黄色い水盆の中に銅の杖が横たわり、船が浮かんでいます。
「これは、棺おけのイメージ?」
「杖は人の象徴?」
「何で黄色なのかわからないけどこだわりあるんだろーね」
太陽の光とか、生命力の象徴なんでしょうか黄色?
そんな私とマキちゃんの会話を聞いていた水都2009スタッフさんが横から一言。
「彩りがいいから・・・とか?」
(んな単純な訳あるかい!)
とツッコミを入れた私とマキちゃんの心の声が届いたのか、テヘッと笑うスタッフさん。 -
「これは大阪の川をイメージした作品です〜」
とテヘッと笑ったスタッフさんが解説。
どの会場のスタッフさんもボランティアなのかな〜。ぶっちゃけ現代アートへの造形が深いとかは一切なさそうだし、担当の展示作品についても美術館の学芸員さんのような理解は持ってはらへんのやけどさ。でも、みんないい人なんですよね〜。見に来た人をもてなそう!って気持で説明してはるのがヒシヒシと感じられて和みました。 -
さあて、「まちなか会場」水都アート回廊作品はこれにて終了。
続いて続編は、「八軒家浜会場」「中之島水辺会場」のご紹介。
・・・・・・川に浮かぶ謎の黄色い物体の正体とは?!?!?
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